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この日曜日はライヴの特異日? なんと奇跡(?)のトリプル・ブッキングだ。まず午後早い時間から、都内某所で行われていた知り合い出演のゴスペル・ライヴにちょっと顔出し。それからメトロで都内を大移動して、上掲アマネトルのリリパ(Release Party)に。終演後は挨拶もそこそこに、カナザワの古〜い友人であるミュージカル・スター:石井一孝のソロ・ライヴ@浜離宮朝日ホールに少し遅れて、という、ありえない3本立てに足を運んだ。六本木や青山、丸の内あたりのライヴ・ヴェニューで 1st / 2nd Show をハシゴするのは ままあるが、昼・夕・夜で駆け回ったのは、ライター稼業20年で初めてである そしてココでは、15:30にお呼ばれしたアマネトリル『音の風向き#02 〜 7inch Record Release Party』の模様を簡単に。

アマネトリルは、縁あってカナザワがリリースに微力協力したシンガー・ソングライター系ツー・メン・ユニット。そのシティ・ポップした7インチ・シングル『FEELING YOU』は、先月コチラのポストで紹介している。

出演したのは、アマネトリルの Masahiro と Yujin のほか、鍵盤、ベース、ドラムのサポート・メンバー。そしてゲストに、シングルでも印象なコーラスを務めていた鈴木桃子(cho)。更にこのシングルのプレゼンターでもある DJ OSSHY が、インターバルのトーク・ゲストとして。飯倉片町近くにあるライヴ・ハウス:六本木 Ho'olkipa Square には初めて来たが、小振りながらもイイ雰囲気。そこが立ち見までいっぱいのフルハウス状態に膨らんでいた。オーディエンスの中には、このシングルをプロデュースした T- Groove と原ゆうまクンのコンビも。

ライヴ・スタートとほぼ同時に飛び込むと、入り口近くにDJ OSSHYさんがいて、約半年ぶりにご挨拶。ステージも快調に滑り出した。この日のセットは、彼らの 1st Mini Album『タイムトラベルミュージック』収録曲と、ゲスト:鈴木桃子のレパートリー、そしてもちろん7インチの<Feeling You>と<Empty Dance>を各セットのラストでポップン・グルーヴィーに。しかしそれ以上に熱く盛り上がったのは、OSSHYさんからの課題曲だったというディスコ・メドレー。シック<Good Times>、レイ・パーカーJr.&レイディオ<It's Time To Party Now>、アイズレー・ブラザーズ<If You Were There>、そしてドゥービー・ブラザーズ<Long Train Running>という割と直球なチョイスに、ヴェニュー内はノリノリだった。何故かアンコール曲を用意してなかったらしく、最後に繰り返し披露され、2度目は隠し球的にミラーボールが登場。masahiro 思わず「こんなのあったの? だったら最初から使ってよ!」という笑えるボヤキも出たりして…

結成2年とはいえ、2人のキャリアはそれぞれ長く、Yujinはバークリー卒、masahiroは以前FM局で番組を持っていたそうだ。OSSHYさんとの縁も、その番組がご縁とか。でも彼ら本来の志向は、もっとアメリカンなロックや少しフォーキーなテイストだとお見受けした。先のディスコ・メドレーも、ドゥービーこそがが彼らの真骨頂。でも今は自分たちの存在をアピールするためにシティ・ポップやディスコ、なのだろう。とはいえ、ヨット・ロックがリスナーたちに注目されるようになってきた今、もう少しそちら側へ寄った方が彼ららしいかな?なんて思ったりして。

まぁ2人組ニュー・カマーなので、正直なところ演奏にはあまり期待してなかったが、コレがビックリ、かなりシッカリしたアンサンブルで驚いた。そうコケ脅し的プレイはしてないのだが、キッチリとリハーサルを積んできたか、サポート陣含めて、とてもデビューしたてとは思えぬ安定したステージを観せてくれたのだ。雨後のタケノコのごとく現れる最近の若手シティ・ポップ勢のシロウト臭さとは違い、足が地に着いている。その分ハッチャケた感じはないが、ターゲットを鋭く見定めて、そこに喰い込んでいける楽曲が作れれば、いい展開になっていくことだろう。打ち込みや宅録に頼ってナマが弱い連中ばかり蔓延る中、ライヴでこそ真の力を発揮する、理想的なシンガー・ソングライター・ユニットだ。

ちなみに上掲7インチ・シングルのレコード店発売分は、ほぼ完売しているそうです。

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