paul barrere

早朝に飛び込んできたリトル・フィートのギタリスト、ポール・バレアーの訃報。正直それほど思い入れの強い人ではなかったけれど、フィートには70年代半ばから親しんできたし、80年代前半に連続して出したバレアーの2枚のリーダー作『ON MY OWN TWO FEET』と上掲『REAL LIES』もアナログ盤で持っている(未CD化)。しかも何よりホンの2ヶ月前、ウェイト・バンドに同行して来日した彼に会い、2〜3、言葉を交わしたばかり。こうして 一時代を築いた人が次々に鬼籍へ入ってしまうのは、何ともやるせないモノだ。

特にバレアーはフィートの看板ローウェル・ジョージが急逝し、一時解散を経た再編フィートで、ビル・ペインと共にグループを支え続けて来た。彼らの代表作が『DIXIE CHICKEN』(73年)であることに疑念の余地はないものの、バレアーにしてみればフィートに参加して最初の作。本領を発揮する場は、まだなかっただろう。

カナザワの初フィートは、FMで聴いた『LAST RECORD ALBUM』(75年)だったけど、初めて自前で買って聴き込んだのは、77年の『TIME LOVES A HERO』。高校の時、学校近くの商店街にあったレコード屋が閉店セールをやっていて、新品を半額でゲットした。そのアルバムは、ローウェルが病み上がりで存在感が薄く、その代わりにバレアーとビル・ペインがサウンド/曲作りで健闘していた。タイトル曲もスターターの<Hi Roller>も、そして<Day At The Dog Races>も<Old Folks Boogie>も、気にに入ってた曲は、どれもバレアー主導(もしくはペインとの2人)と思われ…。フィートのアルバムで今もよく聴くのは、実は『DIXIE CHICKEN』よりライヴ盤『 WAITING FOR COLUMBUS』や『TIME LOVES A HERO』だったりする。そうした意味では、自分はローウェルよりもポール・バレアー寄りだったのかもしれないな。

ポール・バレアー。10月26日、肝疾患の合併症のため、ロサンゼルスのUCLA病院で死去。享年71歳。
Rest in Peace...

69306009_1193049687560987_401921038104920064_n