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カナザワが何かとご縁のある VIVID SOUNDからデビュー、ということで、ソロ転向当初から遠巻きに応援していた 脇田もなりチャン。更に遡れば、彼女が在籍していた Especia のメジャー・デビュー盤にシャレで書いた解説を寄せたこともあって、何やら自分の娘を見るような目で接していたのだが、今回ようやくソロ・ライヴを観ることになり、『Almost a Lady Live』@Billboard cafe & dining へ足を運んだ。

今までにもインストアやDJイベントへのゲスト出演などで 生もなりチャンの歌を聴いたことはあったが、いわゆるワンマンは初めて。彼女自身、いつものバンド編成とは違ったクラブ・セット(kyd+同期)はトライアルだったみたいで、出演前に楽屋へ顔を出すと、「あぁ〜、カナザワさぁ〜ん 今日はなんだか緊張しちゃってて…」と、いつもの笑顔も若干こわばり気味だった。

でも、Dorian と KAYO-CHAAAN に続いてステージに上がった 彼女は、いつものように屈託のない笑顔。人懐っこくて飾らないキャラクターが、イイ感じでそのまま表現されている。音も、80'sのブラック・ミュージック好きならすぐに反応しそうなモノであるし。

セットリストは、Dorianが作・プロデュース/一十三十一:作詞の<エスパドリーユでつかまえて>や、アンコールで披露した<Passing By>など、7月に出た『RIGHT HERE』からのナンバーや人気曲を中心に。場所柄なのか、30〜40歳代のオタク系男性ファンがほとんどで、未だにアイドル視されているのはちょっと驚いたが、これがクラブ公演となると20代のシティポップ好きや女性ファンが増えてくるのかな?

小西康陽の弟子でCM音楽業界で実績を誇る新井俊也、佐々木潤 + 鈴木桃子のコーザノストラ・チーム、そして和製ラー・バンド的なマイクロスターらがバックアップするなど、音楽的に面白いポジションにいる もなりチャン。直前に行われた初の韓国公演では、まさに今が旬のシティポップ・ブームに乗った、音楽好きの若いファンで大いに盛り上がったという。それに比べると、本場であるはずの日本のシティポップ・シーンは、若くてピュアな音楽ファンとハスに構えて俯瞰しているロートル・ファン、実情も分からず騒ぎ立てるメディア、ひと儲けを狙う怪しい業界人が入り乱れ、カオスな状態になっている。アイドルのフィールドにシティポップの香を探すムキもいるが、それはあくまで上モノの話。歌詞やバックボーンが分からないからこそ、海外でシティポップス的歌謡曲がウケる。表現するものが違うのに、外人ウケがイイからといって一緒にしてしまうのは、リアルタイム世代がやるべきことではないだろう。

でも、そうした混沌を突破する破壊力を持っているのが、もなりチャンのような、誰からも愛されるキャラクターなのだ。アイドルおたくの愛玩具にしてはイケないタイプのシンガーだと思うし、彼女自身も脱アイドルを目指して頑張っている。

…というワケで、来年もなりチャンには、LIVE Light Mellow の若向けエディションにご参加いただきます。共演は、ひと世代上のシティポップ系ニューカマー・デュオ:アマネトリル。彼らはもちろん、もなりチャンのサポートもアマネトリルのバック・バンドが務めますが、今回は特別編成で、kyd:井上薫(ブルー・ペパーズ)、ds:伊吹文裕クンが参加予定で、それも楽しみ! チケットは好評発売中です。

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