light mellow malaco

年が明けて2日目だというのに、カナザワ的には一日執筆づくしの通常営業。違うのは食事が雑煮やおせちなのと、夕方から 歩いで3分の温泉施設に行って湯に浸かったくらい。とにかく、時間があったら原稿書き の新年である。ま、喪中なので、イイんですけど

さて、年明けの Light Mellow 関連リリースは、既にこちらで紹介済みのスヴェン・ラーション。1月8日にP-VINE【Light Mellow Searches】から。続いて15日に発売されるのが、Ultra-Vybeで久々に組ませてもらったレーベル・コンピ『Light Mellow MALACO』。

マラコといえば、サザン・ソウルの救世主的レーベルとして、ソウル・ファンには絶対的人気を誇るところ。その分 逆に、AORファンには馴染みが薄い。かく言うカナザワも、オンタイムで聴いていたアーティストには限りがあって、『US BLACK DISC GUIDE』でチェックしたり、ココ2年くらいのリイシューで初めて聴いた、なんてアイテムも少なくない。それでもシッカリ掘っていくと、結構AOR系カヴァーを取り上げていたり、それっぽい洗練度の曲が隠れているのだ。

そもそもポール・デイヴィスやフレッド・ノブロックはマラコ・スタジオに出入るするセッション・ミュージシャンだったし、マリリン・スコットの1枚目のプロデューサーで、ナッシュヴィル界隈のスタジオ・ドラマーとして知られるジェイムス・ストラウドも、マラコで活躍してた。

R&Bサウンドのメッカだったマッスル・ショールズ・リズム・セクションの面々、スタックスを支えたブッカーT.&MG'sのスティーヴ・クロッパーやドナルド・ダック・ダンは みんな白人だったワケで…。南部といえば一般的には人種差別の激しいエリアとして知られているけど、音楽制作の現場ではあまり問題にならなかったんだな。

そんな想いを巡らせながら選曲した『Light Mellow MALACO』、内容は以下の通りです。

1. I'm For Real / King Floyd
2. Girl Overboard / Dorothy Moore
3. That's America / Johnnie Taylor
4. Sweet Life / Frederick Knight With Fern Kinney
5. Sara Smile / Latimore
6. Let Me Be / The Duncans
7. Show Me / Mosley & Johnson
8. When Can We Do This Again / Z.Z. Hill
9. Trust In Me / Natural High
10. Come To Bed / Denise LaSalle
11. I Need Your Love / Patterson Twins
12. Let Your Love Rain Down On Me / Jewel Bass
13. Take A Chance On Me / Eddie Floyd
14. Just to Love Someone Like You / Shonuff
15. The WInd Beneath My Wings / Little Milton
16. Bluer Than Blue / Ruby Wilson
17. I Wonder Where The Love Has Gone / Shirley Brown
18. So In Love / Freedom
19. Lookin' for a Lovin' / Dorothy Moore
20. Groovin' / Power

曲名でわかると思うけど、5曲目のラティモアはホール&オーツのカヴァー。15曲目のリトル・ミルトン<The WInd Beneath My Wings>は、ベット・ミドラーで有名だろう。16曲目のルビー・ウィルソンはマイケル・ジョンソンのカヴァー。そしてラストは、言うまでもなくラスカルズの大名曲。他にも4曲目、フレデリック・ナイトとファーン・キニーのデュエットは、ポール・デイヴィスの曲だったりする。そりゃーサザン・ソウルだから歌声はイナタかったり、暑苦しかったりする。だけど、こうしてソフィスティケイトされてるトコロだけを抽出して聴くと、全然もたれないで、むしろエモーショナルに気持ちよく聴けるのだな。

皆さんも是非お試しあれ。
ちなみに2月には、続編で『Light Mellow TK』が出る予定です。ボビー・コールドウェルは入ってませんが…