renaissance

小原礼、屋敷豪太という日本のロック界のレジェンドたちによるユニット、ザ・ルネッサンスの5年ぶり2nd アルバム。9月末に出ていたようだけど、12月まで全然知らなかった。自分の不勉強か、プロモーション不足か。しかも慌てて買ってみたら、自分とご縁のあるレーベルだったりして… 両人ともライヴ・サポートなどで忙しい身だから、ライヴ会場での即売頼りなのかしらね? でもそれじゃーチョッと勿体ない気がしますが…。



1stを聞いた人は分かっていると思うが、ベースとドラムのコンビといってもインストじゃなく、全編歌モノ。しかもほぼすべての楽器を、2人だけで演奏している。でも打ち込みじゃないよ。確かに Mac というクレジットがあるので、ちょっとした同期は使ってるんだろうけど、基本的にぜーんぶナマ。ゲストらしいゲストは、<Samsara>のコーラス部の後ろでアドリブ弾きまくってる西慎嗣(g)と、同曲で吠えてる尾崎亜美さん(=礼さんの奥様)だけ。めちゃ潔いじゃないの〜

演っているのは、完全に60's〜70's のブリティッシュ・ビート。直球で言えば、前期ビートルズ風味のマージー・ビートね。礼さん、最近のライヴではヴァイオリン・ベースを弾くことが多いようだけど、そういう気分なんだろう。でもそこにファンキー要素を入れたり、ヴェンチャーズがレゲエを演ってるみたいな曲を混ぜ込んだりして、ひと筋縄ではいかない。楽しく遊び心を詰め込みながら、ニヤリとさせられる職人技を瞬間的に鋳込んでいる。

個人的には<Rock Steady〜パクチーSugar>での、豪太さんの軽やかなシンコペイションに乗る礼さんのグルーヴ・ベース、ミカ・バンド時代のような、あるいはバンプ・バンド(ボニー・レイット、イアン・マクレガン、ルネ・ゲイヤー)の頃のようなウネリに、すっかりヤラレてしまいました。