junko hrotani_enough

広谷順子さんにお別れを言いに某葬儀場へ。音楽葬ということで、お位牌などなく、生花に囲まれた笑顔の遺影がドカーンと。そこにあったのは、あの朗らかな順子さんのいつもの笑顔だった。そして式場に流れるのは、順子さんとご主人:木戸やすひろさんが組んでいた異色コーラス・ユニット:綺羅の曲たち。古き良き日本のコトバと原風景を描く音にこだわった綺羅のサウンドは、悲しいかな、こうした空気にピッタリ。もしかしたら順子さんは、祭壇の片隅から、ニコヤカに式場を覗き込んでいたかもしれない。

ご焼香を済ませて、お清めの場へ向かうと、音楽界の重鎮、著名アーティストやミュージシャン仲間の皆さんがゾロソロと。アッと驚く方々が多数参列なさっていたけど、ココでは控えておきます。でもコレだけ勢揃いするのは、やっぱり順子さんの人柄なんだろうな。カナザワもただの顔見知り業界人ではなく、順子さんの3枚のCD再発に貢献できて幸運でした。

上掲は最後のソロ・アルバムとなった83年の『ENOUGH』。当時はセッション・シンガーとしてやっていくことを決心し、アーティストとしては充分やった、もう満足…、という意味で『ENOUGH』と名付けたそうな。

改めて、ご冥福をお祈りします。