レココレ2020.2

今月末の来日に合わせたレコードコレクタース2月号の特集『クイーン ベスト・ソングス100』に参加。レギュラー筆者25人の投票でランキングを決める企画で、入れた楽曲から数曲レビューを担当している。結果とカナザワが選んだベスト30は紙面で確認いただくとして、少々雑感を。

<Bohemian Rhapsody>ではなくて<Killer Queen>が1位というのは、如何にもレコード・コレクタターズ。逆に<Somebody To Love>が5位に入ったのは意外だった。個人的には、若干トゥ・マッチなのよね、あの曲。

同じように人気曲が多かったのが、『THE NIGHT AT THE OPERA』より『QUEEN II』や『SHEER HEART ATTACK』というのは納得。『OPERA』は名曲も多いけど、曲によって凸凹が大きい。ただカナザワがフェイヴァリットに上げる『JAZZ』が、トップ100位にランクインした曲が一番多いことには、ちょいと驚いた。<Don't Stop Me Now>の6位が最高なのに、収録曲13曲中10曲が入っているということは、それだけ安定感のあるアルバムというコトなのだろう。カナザワが選んだ<More Of That Jazz>は選外だったけれど、個人的にあの曲。ビートルズ<I Want You>の影を感じてしまうのよね。

今回の来日、東京は地元さいたまスーパーアリーナでの公演。当然食指は動いたけれど、チケ代が高いので、見送り決定。ポール・ロジャースと来た時に足を運んだのは、アナザー・サイド・オブ・クイーンを観てみたかったから。でもヴォーカルがアダム・ランバートだと、予定調和というか小型クイーンになること必定なので、今回はまぁいいか、と。それこそ来日中は、フレディ時代の映像でも見ますわ。