ole borud_outside

世間的には、2020年(第62回)のグラミー賞発表の日。結果はご存知の通り、ビリー・アイリッシュが主要4部門独占という、81年のクリストファー・クロス以来39年ぶりの快挙。しかも史上最年少記録を更新して、というオマケ付きで。でもノミネート発表の時点で、本命ビリー・アイリッシュ、そこに最多ノミネートのLIZZOがどこまで喰い込めるか(部門賞3つ受賞)、という構図が見えてしまったので、積極的な興味は持てず。何かもうワクワク感がなくなってしまったし、式典直前の幹部のゴタゴタもあって権威が駄々下がり、どんどん安っぽいイメージになりつつある。もちろん80近い部門があるから、地道な活動を続けるアーティストや裏方的な業績も評価される重要さは変わらない。けれど表立ったところの商業化が進むに従って、文化的価値は急降下。良くも悪くも、今の音楽シーンの潮流を象徴しているようで、今の自分とは別世界に感じてしまう。

…というワケで、今のカナザワが一番ワクワクしているのは、いよいよ直近に迫ったオーレ・ブールドの来日公演。この週末に2年半ぶりとなる3days 6Stage が実現します。

そこで今日は書き仕事の息抜きに、オーレの最新アルバムを再チェック。AORファンだけでなく、ミュージシャンや業界関係者など玄人筋からの注目度も高いオーレ、きっと今回も音楽性の高さとハイ・レヴェルの演奏スキルを見せつけるような、圧巻のパフォーマンスを観せてくれるでしょう。果たして今回も、ペイジス・ナンバーを取り上げてくれるのかな?

既に最終日の2公演はソールド・アウト間近なようだが、前2日はまだシートの確保が可能だそう。是非ともお見逃しなきように。

OLE BORUD @ Cotton Club

2020. 1.30.thu - 2.1.sat
■1.30.thu & 1.31.fri
[1st.show] open 5:00pm / start 6:30pm
[2nd.show] open 8:00pm / start 9:00pm

■2.1.sat
[1st.show] open 4:00pm / start 5:00pm
[2nd.show] open 6:30pm / start 8:00pm

MEMBER
Ole Borud (vo,g)
Johannes Groth (key)
Markus Lillehaug Johnsen (g)
Lars-Erik Dahle (b)
Ruben Dalen (ds)