レココレ.20.5

レコードコレクターズ誌5月号の第1特集『究極のギター・ソロ:ロック編』に参加させて戴いた。60~80年代のロック系歌モノから、25人のレギュラー執筆者がそれぞれ名演20曲をリストアップし、それを編集部で200曲に選定(最終的に203曲)する企画。話をもらって、ざっと50曲くらいチョイスしたが、そこからの絞り込みが超難儀 みんなそれぞれ自分の基準があるはずだが、いろいろ悩んだ末、自分はあまりにマイナーなアーティストのアルバムは落とそうと決意した。「この人のこの曲のソロ」と言われた時に、レココレの読み手の方たちの多くが、すぐに思い浮かべることができないと意味がない、と考えたからである。特にセッション・ギタリストの場合は、看板アーティストとギター・プレイヤーがイコールではないから、尚更だ。


例えばスティーヴ・ルカサーであれば、星の数ほどのスタジオ・セッションをこなしていて、アチコチに名演クラスのソロやリードがあるが、敢えてTOTOを選んだ。オリヴィア・ニュートン・ジョン<Physical>やボズ・スキャッグス<Breakdown Dead Ahead>なら多くの人がピ〜ンと来るだろうが、ココでウィルソン・ブラザーズを挙げてもなぁ…、と思ったのである。特に何のバイアスもなく、単純にルカサーのソロ名演を選ぶなら、カナザワの場合、間違いなくウィルソン・ブラザーズの曲のどれかになるのだが…。

結果、自分が中高生の最も多感な頃に聴いた、割とオーソドックスな楽曲チョイスになった。その中から、編集部に執筆を振られたのは、以下の8曲。

Hotel California/Eagles
While My Guitar Gently Weeps/The Beatles(Eric Clapton)
Inside Looking Out/Grand Funk Railroad
Hold The Line/TOTO
Starless/King Crimson
I Got The Fire/Montrose
Coming' Home/Deep Purple(Tommy Bolin)
More Than A Feeling/Boston

ジェイ・グレイドンはエアプレイとスティーリー・ダン<Peg>を票を投じたが、エアプレイはあっさり選外。でも他にの複数の方が選んでいたと思しき、スティーヴ・キプナー<Ending>がランクイン。マイナー除外の法則は、どうやら自分だけだったようで… でもモントローズやトミー・ボーリン期のディープ・パープルに言及できたのは、個人的に溜飲が下がった思い。カナザワが選んだ20曲は、3/4くらいは入っていたな。

でも他の方の選んだのを眺めていると、自分も聴いていたハズなのにスルーしていた楽曲もあって、アレコレ聴き直したくなってくる。今ではサブスクでチェックすることも容易いから、Stay Home をイイ時間に換えるネタにもなるのでは? 外へ出てストレス発散はイイけれど、家で時間を持て余しちゃってる、なんて人は、もっと創造力を働かせてほしいと思う。