david foster_11 words

コロナの影響が、出荷の遅れていたデヴィッド・フォスターのニュー・アルバムがようやく。「え、デヴィッド? デイヴィッドじゃーないの?」 あ、最近は “デイヴィッド” とイ入りで表記されることが多いですね。でもどっちだってイイんじゃないの〜? ピーター・バラカンさんみたいにネイティヴじゃないんだし、ブロードキャスターでもないんだから。物書きはシッカリ言いたいことを伝えられりゃイイのよ。アリーサだの シャカだの ゲイブリエルだったら分かるけど、ギャリー・モーと言われたって誰だか分からねぇヨ 編集部に “ギャリー・モー(ゲイリー・ムーア)” って注釈入れさせるくらいなら、その10文字で気の利いた形容詞でも入れた方がよっぽど読む人に親切だわ

…って、一体誰に言ってるんだか

もとい、デ(イ)ヴィッド・フォスターさんの新譜です。

タイトルは『ELEVEN WORDS』。昨年末に唐突にライヴ盤『AN INTIMATE EVENING』が出たばかりで、エッ、もうという感じはあるけれど、そのエピローグに入っていた美しいピアノ・ソロ曲が予告編だったみたいで、ちょこっと入るストリングス以外は、完全にフォスターのピアノ・ソロになっている。

『SYMPHONY SESSIONS』でもなく、『RECORDINGS』のようなヒット曲のピアノ・コレクションでもなく、完全に書き下ろしの新曲によるソロ・ピアノ集。もはやクラシカル・クロスオーヴァーでもなくて、リチャード・クレイダーマンみたいなスタイルのイージー・リスニング。確かにメロディは美しく、『ELEVEN WORDS』の通りに、11の言葉をモチーフにした11の楽曲が収められている。

まぁ、こういうのを聴いて癒される人って、今の世の中にはきっとたくさん居るのだろうな。もちろん、フォスター好きの純なお姐さま方にもオススメよ。リチャード・クレイダーマンで幸せになれる方は、是非お聴きになってみて下さい。でもヒネクレ者のカナザワは、程なく気持ち良くなって、いつの間にか眠りに落ちてしまいましたとさ

ちなみに国内盤の予定はなさそうだけど、輸入盤のブックレットの表4は、まっさらの白紙。ディスクのトレー下も一色下地のプリントなし。フォスター・クラスの大物のCDでこの作りじゃ、いよいよUSのフィジカル市場は末期的だな… それともフォスター自身が無頓着なの?