little richard

ロックン.ロールの創始者のひとり、リトル・リチャードが亡くなった。2ヶ月ほど前から体調を崩し、テネシー州タラホーマの病院に入院。9日に息を引き取ったという。死因は骨のガン。享年87歳だった。本名リチャード・ウェイン・ペニマン。ロックン・ロール四天王と呼ばれたチャック・ベリー、ボ・ディドリー、ファッツ・ドミノの最後の生き残りだった。少年の頃から、というトランスジェンダー有名人の草分けでもある。

でも個人的には、正直言ってリトル・リチャードに対する思い入れは乏しい。そもそもオールディーズ(ココでは50〜60年代ポップスの意)方面には興味の薄い人なので…。聴きこむというより、知識として知っていれば、という感じで今まで来た。

それでもロックを聴いていれば、自ずと彼の曲、<のっぽのサリー (Long Tall Sally)>や<ルシール (Lucille)>、<トゥッティ・フルッティ>、<ジェニ・ジェニ (Jenny, Jenny)>などには頻繁にぶつかる。特にはやっぱりビートルズ。ポール・マッカートニーのアイドルだったというのは、互いのエンターテイナー的キャラクターからしてよく分かる。ジョン・レノンはちょっと違うんだよな。無名時代のジミ・ヘンドリックスも、彼のバンド・メンバーだった時期があった。<ルシール>は、第2期ディープ・パープルがアンコールでよく演っていたな。

人気絶頂の57年に突然引退を発表し、牧師になってゴスペルに転向。60年代に復帰するも、73~4年頃から洋楽を聴くようになった自分には、リトル・リチャードに現役感はないんだな。

それでも、ちょっぴりハデな演出を伴うようなパフォーマーは、直・間接的にリトル・リチャードの影響を受けている、と言っても過言ではない。それにしても、コロナ以外でも訃報の連鎖が止まない今日この頃。悲しいです…

Rest in Peace...