david benoit 1

う〜む、実に怠惰な一日…。週明け締切もあるし、いろいろとやるべきコトはあるのだけれど、どうも気持ちがそちらへ向かない。PCに向かっていても、調べモノとかしているうちに、あらぬ方向へサーフィンしてしまう。こういう時は、自分に無理強いしても効率が悪いだけ。経験上それを分かっているので、思い切って寝るか身体を動かすか、あるいは好きなコトをして、気分転換した方が良い。…ってなワケで、今日はコレ書いて寝ることにする。あぁ、昨夜も早めに寝たんだっけ…。ここ何日か、そういうバイオリズムなのかも…

そんな時に重いのは鬱陶しいので、ちょっと目についたデヴィッド・ベノワの77年デビュー作。00年代に入った頃か、ブラジリアン・ジャズ・グルーヴの流れで、<Life Is Like A Samba>がクラブ・シーンで注目されたけれど、本来はライト・フュージョン系のキーボード・プレイヤー。近年はもっぱらピアノ・トリオを率いて、ラウンジーなジャズを演っている。奥様が日本人なのもあってか、定期的に来日して、ライヴ・レストランに出演してもいるようだ。

一般的には、デイヴ・グルーシンのGRPに所属していた80年代後半〜90年代が一番人気。ヴォーカル曲をデヴィッド・パック(元アンブロージア)が歌っていたりして、AORファンにも注目された。00年代以降、Peak〜Head Up〜Concord〜Shanachie とレーベルを移りながらもコンスタントにリリースを続け、今もスムーズ・ジャズ方面で根強い人気を保っている。この人のピアノには尖ったところがなく、いつも優しく上品。そういう意味では、まさにデイヴ・グルーシン的と言える。

でもカナザワ的に思い入れがあるのは、日本ではまだレコードが出ていなかった、インディ・レーベル:AVI の頃。ここで『HEAVIER THAN YESTERDAY』を皮切りに、『CAN YOU IMAGINE』『STAGES』『DIGITS』と発表し、84年の5作目『WAVES OF RAVES』が都内輸入盤店でベストセラーに。自分もコレで初めてベノワを知った。もっとも当時は "BENOIT" をベノワと読むなんて露知らず、ベノイトと読んでいたけれど…。そうこうするうち、日本のエレクトリック・バード(キング)が彼に目を付け、日本制作で『SUMMER』(86年/インディ時代のリレコ集)をリリース。これで知名度を広げた。その直前にインディ発信された『THIS SIDE UP』は、後にGRPから出し直されたと記憶している。

まぁ、先物買いのマニアの偏向として、誰も知らないモノに熱を上げるキライがあるから、GRP入りで多少テンションが下がったのは言うまでもなく。ただデヴィッド・パックが歌っていたので、注目は怠らずにいた。それでもベノワ自身への興味というと、やはり初期作に手が伸びる。涼やかな女性ヴォーカルをフィーチャした<Life Is Like A Samba>なんて、いま聴いてもメチャ魅力的だもんな 90年代に入って Mesa/BluemoonからCD化もされたものの、クラブ・シーンで再評価された時にはスゴく驚いた。それこそ『HEAVIER THAN YESTERDAY』に限っては、リプロ盤のアナログも再発されていたな。

インディ発ということで、名の通ったミュージシャンの参加こそないけれど、カルデラに参加するヘクター・アンドレイド(perc)など、ポツポツと見覚えのあるクレジットも。でも取り敢えずは、何よりコレですかネ。

ふと思い出したけど、去年の今頃は緊急入院して、両の腕に点滴と輸血のチューブが入っていて、まるで身動きできないし、自力で起き上がることもできなかった。コロナ禍の自粛もストレスはあるけど、去年の今頃の自分を思い出したら、屁でもないな

では寝る…