jamie oldaker

訃報です。長きに渡ってエリック・クラプトンを支えたドラマー:ジェイミー・オールデイカーが、16日にオクラホマ州タルサの自宅で死去。近年はガンと闘病していて、家族に看取られて逝ったそうだ。クラプトンの他にも、ボブ・シーガー、ピーター・フランプトン、エース・フレーリー(KISS)、スティーヴン・スティルス、レオン・ラッセル、フレディ・キング、ビージーズらのレコーディングやライヴに参加した。享年68歳。

ジェイミー・オールデイカーは1951年、レオン・ラッセルやJ.J.ケイルなど多くのミュージシャンを輩出している米オクラホマ州タルサの生まれ。地元バンドで活躍した後、ボブ・シーガーのバンドを経て、74年にエリック・クラプトンの名盤『461 OCEAN BOULVARD』に参加。クラプトンが英国人バンドを起用する79年まで、アルバムやツアーで活躍した。しかしその後も度々呼び戻され、85年のライヴ・エイド、90年初頭のライヴを収録した『24 NIGHTS』でもプレイしている。

クラプトンに次いで長い付き合いだったのは、ピーター・フランプトン。彼の人気がピークを過ぎた70年代末ごろから、断続的にサポートを行なっていた。エース・フレーリーズ・コメットに関わったのは80年代終盤。スワンプ人脈にあっては、名手ジム・ゴードンのシンコペイトするドラミングに比べ、かなり真っ直ぐでヴァイタルなビートを供給する傾向が強く、例えばクラプトンの人気曲<Wonderful Tonight>あたりでは、ドラムがちょっと小ウルサイ…なんて個人的感想を持っていた。が、『E.C.WAS HERE』とか聴くと、かなりハマっていたんだよね。同じロック系でも、派手にタムを打ち鳴らすフィル・コリンズなどと並べると、やっぱり実直なノリだと気づく。そのサジ加減が、クラプトンがレゲエを演る時にはちょうど良かったのだろう。だからスティーヴ・ガッドやエイブ・ラボリエルJr.などがキャスティングされるようになる90年代まで、コトあるごとに呼び戻された。

05年に発表されたマッド・ドッグス&オーキーズのアルバムは、実質的なジェイミーの唯一のリーダー・アルバム。ネーミングからしてレオン・ラッセルへのリスペクトは明らかで、クラプトンにフランプトンを筆頭に、J.J.ケール、ボニー・ブラムレット、ヴィンス・ギル、ジョー・ボナマッサ、タジ・マハール、ウィリー・ネルソン、トニー・ジョー・ホワイトなどがゲスト参加。曲ごとにリード・ヴォーカルを取る豪華盤だ。その人脈の広さと共に、ロック、ブルース、スワンプ、R&B、カントリー界隈を網羅したジェイミーのキャパシティにも感服する。今頃は雲のうえで、クラプトン・バンドに誘ってくれた恩人カール・レイドル(b)やレオンとジャムでもしているのかな?

Rest In Peace...

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