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目先の締切をほぼクリアし、気持ちに余裕が出たら、相方がアラフェス配信かぶりつきで梃子でも動かない。なので自分も溜まってしまった映像作品を観たり、爆音で聴きたいサラウンドをチェックしたり…。そこで昨日のドゥービー・ブラザーズに続いて、ソニー・ジャパンが8月、10月にリリースしたサンタナのクォアドラフォニック2作『SANTANA』(69年)と『ABRAXAS(天の守護神)』(70年)をピックアップ。こちらは国産だけあって、SA-CDマルチ・ハイブリッド・エディションの7インチ紙ジャケット仕様だ。個人的には、各アルバムからカットされた日本盤シングルのジャケ封入が嬉しいところ。

作品的には、もう説明の必要がないこの2枚。初期サンタナの代表作ということは、そのままサンタナのパブリック・イメージを作った作品であることを意味する。なのでやはり4chクォアドラ・ミックスの出来がポイント。ギターのフレーズが生々しく聴こえるのはもちろんだが、オーヴァーダブが時にツイン・ギターのように迫ってくる。『SANTANA』のシングル<Evil Ways>はフェイド・アウトがデフォルトだが、このクォアドラ盤は貴重な完奏版。各種パーカッションやコーラスが前面に迫り出してくるのも、通常盤とは大きく違う。音数が少ない分、各楽器の表情がダイレクトに捉えられていて、めっちゃワイルドな仕上がりだ。

でもオーディオ的な聴き処は、やはり『ABRAXAS』に軍配。イントロからグルグル回る<Black Magic Woman>、キーボードのミックスの大きさ、パーカッションの迫力など、1st『SANTANA』に輪をかけて面白い。ジャズ・フュージョン勢や英国ロックにも多大な影響を与えた<Incident At Neshabur(ネシャブールの出来事)も、通常テイクとはダビングなどが違っているようだ。

SA-CDマルチ・ハイブリッドなので、普通のCDでも最新マスタリングの音が楽しめるが、ココはやっぱり アナログ4chミックスがポイント。システムをお持ちの方は是非に。