uriah heep_magisian'sken hensley

寝ようと思ったら訃報が。元ユーライア・ヒープの頭脳だったケン・ヘンズレー(kyd)が逝去した。現時点では死因は明らかにされていないが、割と急だったらしく、闘病は短期間だったとか。実際久々のソロ・アルバムを完成させたばかりで、来年2月に発売予定だったという。享年75歳。

ケン・ヘンズレーはロンドン生まれで、本名Kenneth William David Hensley。65年にゴッズ (The Gods) を結成し、後にローリング・ストーンズで活躍するミック・テイラー、グレッグ・レイク、ジェスロ・タルの活動で知られるジョン・グラスコックらと活動。ユーライア・ヒープでの盟友で、つい2ヶ月前に亡くなったばかりのリー・カースレイク(ds)も一緒だった。カースレイクが逝った時、ケンは「55年間もの間、私の友人であり続け、一緒に演奏した中で最も素晴らしいドラマーだった。私の心の最も深い部分で通じ合っていた。どうぞ安らかに。でもあまりにも惜しい」とコメント。しかしそれから2ヶ月もしないうちに、ケン自身がその後を追うように逝ってしまうとは…。

ゴッズの解散後はトゥ・ファットを経て、キーボード奏者を探していたミック・ボックスやデヴィッド・バイロンのグループ:スパイスに加入。バンド名をユーライア・ヒープに改め70年にデビュー。約10年在籍し、ヒープ黄金時代に多大な貢献を果たした。ヒープが単なるブリティッシュ・ハード・ロック・バンドに止まらず、プログレ指向を見せたり、美しいポップなハーモニーを披露したのは、ケンの幅広い音楽素養に拠るところが大きい。

上掲右の『EAGER TO PLEASE(愛と苦悩)』は、75年発表のケン2作目のソロ・アルバム。1作目はヒープの延長的な内容だったが、こちらは明らかにヒープではできないことをやろうという意志が感じられ、よりバラエティに富んだ作風になった。ハネたリズムのプレAORチューンもある。実はギターも上手くて、ドライヴの効いたスライドなんか弾かせると、本職のミック・ボックスより上手かった。

しばらく引退同然だったが、2000年代に入ってからはソロ作をコンスタントに発表。ヒープの2代目シンガー:ジョン・ロートンやグレン・ヒューズとも共演した。あぁ、コレで全盛期ヒープの生き残りは、今もバンドを支えるミック・ボックスだけになってしまったな…

Rest in Peace...