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ライター仲間が主宰するイベント、Takashi Ikegami presents City Pop Connection Vol.7:小林 “mimi” 泉美 from London @目黒Blue Alley Japan に参戦。新型コロナの影響で半年以上ズレ込んでの開催となったが、何せ ロンドン在住のmimiさんによる貴重なライヴ・パフォーマンス。DJバーでプレイしたりシークレット・ギグ的なものはあったが、豪華メンバーと共にステージに上がる本格的なライヴは、国内では30数年ぶりらしい。カナザワとのご縁は、フライング・ミミ・バンド2作やキティ時代のソロ3作の再発CDで解説を担当したことから。今月の『レコードの日』に発売された【Light Mellow 和モノ45】シリーズの池田典代の蔵出しシングルも、mimiさんの作編曲だ。

バンド・メンバーは土方隆行(g)、田中章弘(b)、マーティ・ブレイシー(ds)、木村“キムチ”誠(perc)、井上薫(kyd)、YASU / ナツ・サマー(cho)という布陣。土方とマーティは元フライング・ミミ・バンドで、とりわけ土方さんとはアマチュア時代からの付き合い。ヤマハの第1回East Westで優勝したASOCAというバンドで一緒だった仲だ。田中・キムチ両氏は、mimiさんが高中バンドにいた頃、『虹伝説』の武道館公演と全国ツアーで同じ釜のメシを喰ったお仲間。ブルー・ペパーズの井上薫は、今の高中バンドで、かつてのmimiさんのポジションに就いている。そしてコーラス陣のYASUは、mimiさんがロンドンで発掘した若き才能。ナツ・サマーの最新作『HAYAMA NIGHTS』には、DJイベントでmimiさんと知り合ったプロデューサー:クニモンド瀧口(流線形)の采配で、mimiさん自身が参加している。シティポップ・レゲエの彼女と、ロンドンを拠点にしてからはボーダーレスな前衛サウンドを標榜してきたmimiさん、なかなか相性は良さそうだ。

mimiさんとは今まで何度かお会いしているけれど、キャリアの長さとは裏腹にまったく歳を取らず、ケラケラとよく笑う奔放で楽しい女性。仕草を見ていても、MCを聞いていても、「自由だな〜」を実感する。キャリア絶頂で、いきなりロンドンへ行ってしまうなんてコトも、彼女だからできたのだろう。当時の話や最近の動きは、是非、こちらのインタビューをチェックしていただきたい。

しばらく歌ってないので、さすがにヴォーカルはナニだが、バンドの演奏は、自分が「さすが」というのもおこがましいほど。グルーヴ感抜群のリズム隊、シャープなギター、そして何よりmimiさんのアタックの強いアコースティック・ピアノ&オルガン・プレイがカッコよく。スタジオ・セッションから離れて久しいだけに、スコアからハミ出てしまうような、パンチの効いたアグレッシヴなプレイ・スタイルなのだ。ジャズ・ファンクなノリにラテンのテイストやポップなディスコ・エッセンスが溶け込んだ この2nd Stage、ジャズのイディオムを持った人がロックやファンクのスピリットでプレイすると、時にトンでもないモノが飛び出すが、そういうベクトルに向かうパフォーマンスなのだ。久しぶりの今回は当然ちょっと荒削りなデキだったけれど、もしこのラインナップで定期的にライヴができたら、もっと面白いコトになるのは間違いない。<Concrete Wave>のソロ回しで、田中章弘が<Bomber>のベースを混ぜ込んだのも、シッカリとチェックしました

セットリストは以下の通り。

<1st Set>
1. YASU ソロ
2. Hello, Hello, Hello
3. My Search Samba
4. 海を見に行く(mimi Solo)
5. 夢は Love Me More(mimi + Perc)
6. 南風(Mimi Band時代の未発表曲)
7. Feeling Free

<2nd Set>
8. Penaten
9. Palm Street
10. Hello My Darling(Natsu Summer)
11. Lazy Love
12. Orange Beach
13. Concrete Wave
14. Spoon Dance
15. Carnival

<Encour>
16. ラムのラブソング(Jungke Mix)
17. Thank You For That Funky Vibe

なおストリーミングのアーカイヴは、以下からのお申し込みで25日まで視聴可。
https://eplus.jp/sf/detail/3323920002-P0030001

再発CDはタワーレコード限定(こちらから