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渋谷のJazz Bar 琥珀で行われた SWING-O presents "Christmas Flavor" に、今井優子のスタッフとして参加。最近リリースしたソロ作がミュージックマガジン誌の年間ベスト・アルバムに選出されたシンガー・ソングライター:カマタミズキさんとのダブル・ゲストで、イヴイヴな夜を。SWING-Oは、“黒い現場にこの男あり” と謳われるキーボード奏者/プロデューサー。ソウル、ヒップホップ、クラブ・ジャズ、ブルース周辺を自在にクロスオーヴァーさせるスタイルが持ち味だ。最近はEllie(ex.love tambourines)をプロデュースしたり、 AI の制作にも関わったり。FLYING KIDS の現Kyd奏者でもある。

昨年の今頃の今井優子は、ピアニスト:ハクエイキムさんとサックス太田剣さんの3人でX'mas ライヴを行なったが、今年は10月に続いて SWIN-Oさんのライヴにお呼ばれ。屋号の如く独特の雰囲気があるアット・ホームなジャズ・クラブで、完全にピアノ一本をバックにしたステージとなった。

SWING-Oのピアノ・ソロに続いて、最初はカマタミズキさんの登場。アコースティック・ギターの弾き語りだが、ノリの良い楽曲では、グングル(足鈴)やカホンみたいな音が出るストンプ・ボックスを踏んで、リズムに彩りを加える。彼女のライヴは初めてだったが、何より起伏に富んだ伸びやかなヴォーカル・パフォーマンスが素晴らしく、胸に迫ってくるモノが。プリミティヴな生命力を感じさせるスタイルは、ジョニ・ミッチェルというよりトレイシー・チャップマンに近いようで、かなりユニークな存在と言える。

インターヴァルを挟んで、我らが今井優子登場。バックはピアノ一本、久しぶりに歌う曲や初めてのクリスマス・ソングが多く、しかもリハーサルは当日のみ、というコトで当人は結構緊張していたようだが、幸い声は好調。MCはいつもの優子節で、適度な笑いを取っておりました。SWING-Oさんは基本アコースティック・ピアノを弾くが、ボサの<Favorite Place>とポップな<Winter Wonderland>ではローズ・ピアノにスイッチ。カワイイ音色でサポートしてくれた。アンコールはミズキさんと3人でワム!の<Last Christmas>を。キャパを抑えて20名限定というライヴだったが、その小ぢんまりした雰囲気が、逆にスペシャル感を増幅していた。


[Set List]
・星空の偶然
・Long time no see
・Airport
・Favorite Place
・Winter Wonderland
・I’ll be home for Christmas
・Over the Candle
-- Encour --
・Last Christmas

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