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新年3日目にして早くも訃報が。先月ちょうど代表作『CITY NIGHTS』の40周年記念盤を出したばかりだったティエラの中心人物ルディ・サラスが、昨年末12月29日朝に息を引き取った。死因は明らかにされていないが、新型コロナの影響ではないという。享年71歳。

ティエラはルディ&スティーヴ・サラスを中心に結成され、73年にデビューしたラテン系ポップ・ファンク・バンド。L.A.のイーストサイドに住むメキシコ系米国人の元に生まれたルディは、元々スペイン語は話せなかったそうだが、母親からメキシコについて学び、弟スティーヴと一緒に地元パーティなどでメリアッチを演奏するように。その後70年代初頭に2人揃ってエル・チカーノに参加。その後独立し、ティエラを立ち上げた。

80年に発表した3枚目のアルバム『CITY NIGHTS』から、イントルーダーズのカヴァー<Together>がヒットし、全米18位を記録。メロウかつジャジーなテイストを織り交ぜたポップ・ファンクが人気を博し、続いて<Memories>、次のアルバム『TOGETHER AGAIN』からも<La La Means I Love You>がスマシュ・ヒットした。5枚目『BAD CITY BOYS』を最後にアルバムが途絶えるも、グループはライヴ中心に継続。しかし90年代に入って兄弟に確執があり、ルディが一人でバンドの看板を背負っていたらしい。でもゼロ年代始めに和解し、02年初頭のリユニオン・ライヴは大変な盛り上がりに。その後オリジナル・メンバーが次々に鬼籍に入り、最近は若手メンバーで各種イベントやチャリティーなどで演奏。16年のクリスマス・シングルが、ルディ最後のレコーディングとなった。

AOR的には、80年代に入ってからの3枚がコチラ寄り。やはり『CITY NIGHTS』が代表作となる。暮れに出たばかりのアニヴァーサリー盤には、<Latin Disco”>のExtended Versionを収録。今となっては「ブートらしい」と言われる初CD化盤を持っているので、今回の再発盤は安く済ませようとUSにオーダーをかけたが、それが到着する前に訃報が来てしまった

Rest in Peace...