funky flamenco

突然のポンタさんの訃報を引き摺っているのか、何だかモヤモヤ。グラミーも今年ほど興味を引かれないのは初めてのコトで、目に留まったのは シルク・ソニック(ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークの新プロジェクト)のパフォーマンスなど、ごく一部。こういう風に集中力が上がらない時は、無理に仕事をしてても効率が悪いので、むしろ気分転換を図った方が良い。そこでこの、あまり頭を使わないで済むディスコ・コンピを

T-Groove 監修のこの『FUNKY FLAMENCO』は、ベルキーとフランスを拠点に活躍したディスコ・クリエイター:Jean Kluger が書いたダンス・チューンを中心にコンパイルしたモノで、しかも多くの楽曲をプロデュースしているのは、ダフト・パンクのトーマ・バンガルテルの父親とか。

オマケに、タイトル曲にもなったソウル・イベリカ・バンドの<Funky Flamenco>は、ヨーロッパやカナダのディスコでヒット。日本では、当時はディスコDJ、今では音楽評論家として知られるソウル・サーチャー:吉岡正晴氏がリミックスしたシングルがリリースされ、フロア人気を集めた。このコンピでは、その<Funky Flamenco ~ Special Long Disco Version "An Early Bird Mix">も、ボーナス・トラックとして収録されている。

基本的にカナザワは、フロア・ユースに作られたノヴェルティ色の強いディスコ・ユニットはスルーしがちなのだけど、ここにも入っているLAXのように、名うてのセッション・ミュージシャンがプレイしていたりすると、自ずと反応してしまう。スタッフの面々が演奏しているヴァン・マッコイとかが良い例だけど、一攫千金を狙ってイージーに作ったサウンドと、リアル・ミュージシャンがシッカリお仕事しているモノでは、やはり出来が違う気がする。デバージやコントローラーズ、タタ・ヴェガらをプロデュースするラルフ・ベネターやガレン・シノーグルが絡む楽曲もあるし。

収録曲など詳細は以下より。

呑んだくれ T-Groove も、素面の時はメッチャ良い仕事しますなぁ〜