jim schmit vyl

あぢぃ〜
と言ってる間に8月に入りました。最近、着実に購入機会が増えているアナログ盤。CDで出ているけれど、オリジナルは相当レア、というところが、見事アナログ復刻されたので紹介しておこう。CCMの隠れ好盤、ジム・シュミットの『SOMETHIN' RIGHT』である。

参加メンバーは、いま再び再評価機運が高まっているリチャード・ペイジ&スティーヴ・ジョージがコーラス参加しているのを筆頭に、デヴィッド・ディッグス(kyd)、ポール・ジャクソンJr.(g)、ジョン・フェラーロ(ds)、レオン・ガイア(b)、デヴィッド・ボラフ(sax)+ホーン・セクション。デヴィッド・ディッグスは一部アレンジも手掛けている。プロデュースとメイン・アレンジは、トランペット奏者でもあるテリー・ウィンチ。ゴスペル/CCMシーンでは知る人ぞ知る存在だけど、ボブ・ベイリーにドン・トーマス、ウィングス・オブ・ライトあたりに絡んでいる人だ。キース・トーマス、シーウインドのボブ・ウィルソン、からの楽曲提供は、きっと彼の人脈からだろう。当時リリースから日が浅かったロビー・デュークのソロ・デビュー作『NOT THE SAME』から、<Promised Land>を取り上げている。もう1曲のロビー提供曲<Surer Of Myself>では、彼自らがアコースティック・ギターとソロで参加。<Within' His Joy>は、同じCCMシンガー:スコット・ウェズリー・ブラウンが『SIGNATURE』(82年)で歌っていたもののカヴァーだ。

何れにせよ、アナログ激レア、やっとの初CD化も限定発売で売り切り〜即完プレミア。それがようやく紙ジャケCDで買いやすくなったと思ったら、今度はアナログも復刻と、嬉しい限り。実はオリジナル・アナログを持っている盤なら、再発盤には基本、手を出さないように心掛けているのだが、これはチョイと例外的に。

じゃあどッちの方が音がいいの?とよく訊かれるが、これは大きな命題ながら、おそらくその作品ごと制作事情とリスナー側の聴く環境、嗜好的問題が絡んでくるので、絶対的なコトは言えない。でも所有欲を満たすのためにゲットするのではなく、聴くために購入するなら、そこには絶対価値がある。