miki matsubara meets jpg

<真夜中のドア〜Stay with Me>の世界的再評価に乗って、収録コンピやカヴァーが続々登場している昨今。その真打ちとでもいうべき『松原みき meets 林哲司』が、11月17日に発売されるコトが本日発表された。内容は、松原みきの全キャリアから、林哲司が作曲・編曲した楽曲を1枚に集成したもの。彼女はオリジナル・アルバムのほとんどをキャニオン(現ポニー・キャニオン)から発売しているが、<真夜中のドア〜Stay with Me>を含むデビュー・アルバム『POCKET PARK』から、唯一ビクター発となった最終作『WINK』に至るまで、要所要所で林哲司とコラボレイトしている。

林にとっても、若手の職業ソングライターとして注目を集めるようになるキッカケが、竹内まりや< September>とみきの<真夜中のドア〜Stay with Me>による連続ヒット。今のキャリアを築く上で、とても重要な一曲になった。その辺りを林自身に取材して振り返ってもらい、それを筆者がライナーノーツにまとめている。

収録曲はや概要詳細は、以下のサイトをご参照されたし。
https://news.ponycanyon.co.jp/2021/10/60760?fbclid=IwAR1pEDboKH6qWrpVbgkiRN9RuBWZMRVTBJWC1fuY-IqBJsl-aFtOVkt7Npc

それにしても、今が旬、のアーティストの勢いは凄まじいもの。本当は、もう亡くなっているシンガーに「旬」というのはオカシイけど、情報解禁と同時にSNS中心にリリース案内が駆け巡り、海外からも反応が届く。メジャーなネット・ショップでは、先を争うように予約スタート。今の松原みきには、「旬」だと言いたくなってしまう勢いがある。

<真夜中のドア〜Stay with Me>の当時のオリコン・チャート成績は、最高28位に過ぎない。現在のヴァリューを考えたら、この当時のチャート・アクションはあまりに低すぎると感じるだろう。それだけ現在の再評価が大きいのだが、それ以上に、時の流れが楽曲そのものの普遍的価値を育んできた気がする。それ故にみきは、キャリアを重ねるに従ってこの曲が重くなり、ちょっと持て余し気味だったようだ。林に繰り返し新曲のオーダーがあったというのも、<真夜中のドア〜Stay with Me>のニュアンスを大事にしつつ、それを超える楽曲を望んだでいた証しなのだろう。でもココまで大きな存在になってしまえば、もう話は別。彼女が空の上で、この再評価ブームを喜んでくれていれば、それでイイ。