billy joel_jap singles

ソニー・ミュージックの日本企画でワーナー・ジャパンにも飛び火して好評展開中の『ジャパニーズ・シングル・コレクション〜グレイテスト・ヒッツ』のビリー・ジョエル編。ソロ・デビュー50周年記念でもあり、日本での全シングル39曲とミュージック・ヴィデオ42曲を集成した2CD+DVDの豪華3枚組仕様。CDの方は、仕事部屋の大掃除をしながら流しっぱにして聴いたが、もうそれだけでヴォリューム感たっぷり。

でもこうして、75年からの約20年間に出されたヒット・シングルを一気に聴いて思ったのは、自分にとってのビリー・ジョエルは、その前半の10年間に過ぎなかったな、ということ。とにかく積極的に聴き込んだのは『THE STRANGER』(77年)と『52ND STREET(ニューヨーク52番街)』(79年)だけで、『INNOCENT MAN』(83年)あたりまではシッカリ聴いていたものの、それ以降はアルバムが出た時にチェックする、という程度。超ビッグ・ネームになってからより、むしろ『THE STRANGER』以前のシンガー・ソングライター然としていた頃のビリーに愛着を感じてしまうタチなので、その頃はただ1曲<Piano Man>が入っているだけ。でもその分、新鮮に感じられるのも事実で、ああ、こういう曲あったな、こんな曲忘れていたな、と、一般リスナーさん気分で楽しんだ。89年作『STORM FRONT』とか、93年作『RIVER OF DREAMS』なんて、マトモに聴き込んだ記憶などないのだが、こうしてシングル曲を聴くと、確かに楽曲は耳馴染みがある。やっぱりそれだけ売れていた、オンエアに乗っていた、というコトなのだろう。

CDでコレなのだから、クリップ集なら尚更のコト。『52ND STREET』や『GLASS HOUSES』(80年)あたりの曲の映像は見たことがあったけれど、初見の数が圧倒的。10曲近くは世界初もしくは日本初DVD化らしく、結構な労作だとお見受けした。ブックレットには日本盤の全シングル・ジャケットをCDサイズで再現。楽曲解説も充実してます。ビリーのベスト盤はいくつか出ているが、これは全洋楽ファン、持ってな損。