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朝から訃報が入った。エムトゥーメの中核ジェイムス・エムトゥーメ(本名ジェームス・フォアマン)が1月9日に亡くなったと、姪で盟友レジー・ルーカスの娘でもあるリサがSNSに投稿した。3日に76歳になったばかりだったらしく、現時点では死因はまだ明かされていない。

ジェイムス・エムトゥーメは 1946年1月3日、フィラデルフィア生まれ。父親と叔父はジャズ・バンドのヒース・ブラザーズのメンバーという音楽一家に育ち、幼少期からジャズに慣れ親しんだ。60年代に入る頃にはピアノ、パーカッションをプレイ。若くしてハービー・ハンコックやジョー・ヘンダーソン、フレディ・ハバードなどと一緒に演奏するようになり、71年〜75年はマイルス・デイヴィス・グループに参加して一躍注目されるようになった。その頃からの盟友が、ギターのレジー・ルーカスである。

ジェイムスは72年頃からスピリチュアル・ジャズ方面でも活躍して、プロジェクト作品を残しているが、70年代後半はレジー、シンガーのタワサ・エイジーらとファンク・バンド:エムトゥーメイを結成。アース・ウインド&ファイアーや P-ファンクに感化されたか、そちら系の派手なファンクを志向、『KISS THIS WORLD GOODBYE』(78年)や『IN SEARCH OF RAINBOW SEEKERS』(80年)を発表した。併行してレジーとプロデュース・チームを組み、フィリス・ハイマンやステファニー・ミルズ、ゲイリー・バーツ、スピナーズ、マーク・サダーン、ルー・ロウルズらを制作。ヒットも出して、高い評価を得ている。

ところが2人は80年初頭になって袂を分かち、レジーは自分のユニット:サンファイアを結成。プロデューサーとしてもマドンナのデビューに関わるなど、活躍を続けた。対してジェイムスは、ヒューバート・イーヴス三世やハワード・キングらも去ってしまったエムトゥーメを立て直し、超絶シンプルで媚薬的習慣性を誘う打ち込みファンクとタワサの官能ソウル・ヴォイスを武器に、斬新なサウンドを確率。83年に<Juicy Fruite>をR&B首位に祭り上げ、その後も『YOU ME & HE』『THEATER OF MY MIND』とヒット作を連発している。でも以降は音沙汰が途絶え、ジェイムスも制作ワークへ軸足を移行。最近はトンとニュースも聞けなくなっていたので、どうしているか?と思っていたが…。

80'sのサウンドがドンドン音数を増やして派手になっていく中、究極にストイックで、選りすぐった音の中にエロを表現するエムトゥーメの手法、マジで心酔していました。数日前にポストしたジョン・リー&ジェリー・ブラウンのアルバムにも、エムトゥーメ一派が参加していたな…

Rest in Peace...