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今回はカナザワの個人的インフォを2本ほど。
まず2020年に50周年を迎えたのを機に、昨年12月にリニューアル・オープンした ALFA MUSIC のサイトに協力させていただくコトになった。ALFA MUSICというと、当ブログ的には、YMOやカシオペア、洋楽だとA&Mレーベルあたりをリリースしていたレコード会社、というイメージが強いのかな? でも実際は、1969年に作曲家・プロデューサー:村井邦彦が設立した音楽出版社/音楽制作会社、というのが最初の姿。ソングライターだった荒井由実をシンガー・ソングライターとしてデビューさせたり、GAROや赤い鳥、小坂忠を発掘するなど、いち早く日本のポップス・レーベルとしてスタートを切っている。

現在は既にレコード会社としてはクローズし、制作もストップ。既存の原盤権をソニー・ミュージックに委託しているALFA MUSIC。しかしそのカタログ発掘は盛んで、いずれは幻のアルバムとされているリンダ・キャリエールのアルバム(細野晴臣プロデュース)や、アナログだけで未CD化のままのベナード・アイグナーやハーヴィー・メイソン『 STONE MASON』、再CD化ができないままの横倉裕に手が届くことを目標としているらしい。個人的には麻上冬目を出して欲しいなぁ…。

そんなプロセスの一環としてオフィシャル・サイトの充実が図られているが、そこにある『ALFA note』の連載企画【アルファミュージック蒐集録 】に、「オールタイム・ベスト〜わたしのこの1曲」と題されたプレイリストを紹介することになり、それがアップされた。

アルファ・オールタイム・ベスト#9 ―わたしのこの1曲―

感覚的に「これってALFAなの?」という楽曲・アーティストもピックアップされているが、それはおそらく楽曲管理がALFAというものである。ひとまず、どんなモノか覗いていただけたら幸いだ。このALFAnoteでは、近々『アルファミュージック考現学 』の方でも定期的な寄稿がスタートすることになっている。

ALFA MUSIC Official Site
ALFA note top

そしてもうひとつ、カナザワも関係するシティ・ポップ関連情報。

来たる3月19日(土) 20:00〜21:55 BSフジで、
『「HIT SONG MAKERS」CITY POPスペシャル』がオンエア。
当時のシンガーや作曲家、松任谷正隆、鈴木茂、林立夫(ティン・パン・アレー)といったミュージシャンたちの証言をもとに、シティ・ポップがどうやって生まれたのかを検証。井上鑑率いるスペシャル・バンドをバックに、ブームのキッカケとなった<真夜中のドア/Stay With Me>など名曲の数々を、南佳孝、杉真理、土岐麻子、それにブルー・ペパーズ福田直木(TVでは初歌唱)らが歌い綴る。更にレコード・ジャケットを彩ったイラストレーター:わたせせいぞうや永井博なども舞台裏を語っていく。番組詳細は以下で。

https://www.bsfuji.tv/hitsongmakerscitypop/pub/index.html

音楽評論家/音楽ライター陣では、クレジットのある萩原健太さん以外にも、長門芳郎さんや松永良平さん、そしてカナザワもコメント出演。先日、約1時間のインタビューを受けたが、果たしてどれだけ使われているのやら… 監修は、信頼の土龍団)濱田高志さん。聞くところでは、限られた時間の中で、サブカル視点やDJ目線とは違って、なかなか充実したシティ・ポップ総括論になっているそうです。乞うご期待。

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