scorpions_rock believer

スミマセン、たまに病気が出ます…、ということで、先月リリースされたばかりのスコーピオンズのニュー・アルバム。ウォーキングに出たり、いろいろ頭がウニウニしている時に脳内をスッキリさせる、最近のカンフル剤だ。デビュー・アルバム『LONESOME CROW(恐怖の蠍団)』から50年。カナザワが初めて聞いたスコーピオンズが、3枚目『IN TRANCE(復讐の蠍団)』だったから、ほぼ47年。80年代半ば以降はしばらく聴いてなくて、<Wind Of Change>が全米4位になった時なんぞ、「ヘェ〜、売れちゃってるのネ」なんて冷めた目で見ていた。ラスト・アルバムと宣言してリリースした『STING IN THE TAIL(蠍団とどめの一撃)』(10年)は、昔のよしみで購入したが、その後もズルズルと活動が続き、これが7年ぶりの19作目になる。

自分は『TOKYO TAPES(蠍団爆発)』が録られたウルリッヒ・ロート(現ウリ・ジョン・ロート)在籍時の初来日と、マティアス・ヤプス加入直後の2度目の来日を観ているが、クラウス・マイネ(vo)とルドルフ・シェンカー(g)、そしてマティアスは今も健在。ベースのパウエル・マチヴォダはゼロ年代から、ドラムのミッキー・ディー(元モーターヘッド)は今作からの参加になる。

パンデミック禍にありながら、ホームタウンである独ハノーファーのスタジオにメンバーが集まり、自分たちで書いた曲(一部共作あり)をライヴ・レコーディングしたものがベース。それゆえ、80年代のようなスタイルが戻ってきたという。言うなれば、自分がよく知る頃のスコーピオンズに戻った、ということか。だから当然 馴染みが良くて。90年代に彼らを知ったムキはどう思うかは分からないけど、これがスコーピオンズらしいスコーピオンズ、とでもいうか。

でも更なるオールド・ファンに言わせると、ウルリッヒ時代とマティアス時代にもスタイルの違いがあって。ウルリッヒはスケール感の大きいギター・リフで楽曲を組み立ててのに対し、マティマスはザクザクしたソリッドなリズム主体のカッティングで曲を構成していく。そういうスタイルの差はあるのだが、70歳越えのクラウスやルドルフが今も現役でバリバリのニュー・アルバムを作っているコトに頭が下がる。ジジイたちの道楽みたいなカヴァー・アルバムを出してしまったディープ・パープルとの意識の差は、相当に大きいな。