ihara kantaro

少し前から注目していたシンガー・ソングライターのイハラカンタロウ。FMなどで前評判が高まっていた7インチ・シングル<I Love You / You Are Right>は、2月にリリースされるやいなや即完になってしまったようで、それをフォローする4曲入りEPにスタジオ・ライヴ2曲を追加した彼の初CDが、今週18日にドロップされる。

イハラカンタロウ…? 誰それ?って方も多そうだけど、彼は70'sソウル・マナーを昇華したメロウでグルーヴィーなサウンドを聴かせる期待のニュー・カマー。都内でのライヴ活動でキャリアを重ね、18年に1st EP『CORAL』を発表。洗練されたアレンジやコードワークなど、作曲能力の高さで徐々に注目されるようになった。20年4月に配信アルバム『C』をリリース。同年暮れには、このCDにも収録された<Gypsy / Rhapsody>をリリース。マーヴィン・ゲイやカーティス・メイフィールドを髣髴させるニュー・ソウルやメロウAORをベースに、しなやかなゆったりハネるシティ・ソウル〜クロスオーヴァー・サウンドを体現している。ヘタウマなヴォーカルも、マイルドな やわふわ感を増幅させて。

リード・トラック<I Love You>は、レア・グルーヴ〜フリー・ソウル方面で再評価著しいウェルドン・アーヴィンの日本語カヴァーで、一気に世間の注目を集める引き金に。作編曲はもちろん、ギタリスト、ミックス&マスタリングまで自身で手掛けるコダワリ派で、ちょっぴり猥雑感のあるリズム・アンサンブルの組み立てやフェーズ・シフターを駆使したエレキ・ピアノの揺らぎ感とか、超ヤバイ。それこそ、曲によっては RCA / AIR イヤーズのタツローさんに通じるところもあって、ファン必聴だろう。

7インチ同様、これも初回プレスだけの限定盤らしいので、どうぞチェックは怠らずに。