khali cabrarl & jiva

ちょっとニュアンスが異なるけれど、一応 近年のジャズ・ファンク、といえば分かりやすいか? インディア・アリーのベーシストとして知られるアトランタ出身のベテラン・ベーシスト/プロデューサー、カーリ・カブラルのプロジェクト・アルバムがリリース。インコグニートのブルーイお墨付きの1枚だそうで、リリース元はそのブルーイ、ジャミロクワイのキーボード奏者;マット・ジョンソンらもアルバムをリリースする英国のソウル・レーベル Splash Blue。ムサいアートワークだけれど、このポーズ、どこかで見たような…?
注目は、<Good Thing>と<Sweet Power Your Embrace>というジェイムズ・メイソンのレア・グルーヴ名曲2曲のカヴァー。メイソンはロイ・エアーズのバンドでギターを弾いていた男で、前者は涼やかな女性ヴォーカルが印象的なスペイシー・メロウ・フローター。後者は踊れるジャズ・ボッサで、コンテンポラリー・ジャズ・シンガーのリズ・ライトが、これまたエモいヴォーカルをキメる。この2曲の間に挟まれた<Show Me The Way>は、一時のチェンジやB.B.& Q.バンドを髣髴させるアーリー80'sのニューヨーク・ファンク・スタイル。<North Node>や<I Believe>は、インコグニートにも繋がるインストのジャズ・ファンク。他にも ボブ・マクファーリン<Heaven's Design>、サヴァンナ・バンド<Hard Times>なんて興味深いカヴァーがあるし、ふた昔前のジャズ・ファンクみたいな<Capricorn City>、そして本編最後は洒脱なジャズ・ボッサで締め括る。

ベース・プレイヤーなのでビート・コンシャスなのは当然だけれど、グイグイとアグレッシヴに攻めてくるんじゃなくて、クールな質感でいつの間にか虜になってる、そういうちょっと危ない感じ。そう、ベース奏者で言えば、ケニ・バークの<Risin' To The Top>みたいな…。

聴きながら、しばらく前にインディア・アリーの流れで、こんな人いたなぁ、と記憶を辿っていったら、実はこのヒトと同一人物でした (KHARI SIMMONS)