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LIVE Light Mellow 当日は、その裏で海外から訃報が相次いだ。まずは、その前から重体情報が入っていたジャズ・サックス奏者ファラオ・サンダースが、24日に逝去。そしてライター仲間のSNSで知った、 R&Bシンガー・ソングライター/ギタリストのヴァーノン・バーチは23日に、本人に近い複数のミュージシャン仲間が訃報を伝えている。いろいろ重なりますわ…。

スピリチュアル・ジャズ方面はあまり得意ではないが、コルトレーンの右腕を務めた時期もあるファラオはやはり別格。…とはいえ、よく聴いたのは、ノーマン・コナーズの導きでアリスタから出した『LOVE WILL FIND AWAY』(78年)を筆頭に、両人共同名義の『BEYOND A DREAM』(80年)、その前後『JOURNEY TO THE ONE』『REJOYCE』あたり。『LOVE WILL FIND AWAY』はフィリス・ハイマンのヴォーカルがフィーチャーされたR&B/クロスオーヴァー・スタイルのジャズ・ファンクで、彼の作品群でもっとも聴きやすかった。マーヴィン・ゲイのカヴァーも収録。その後はビル・ラズウェルや元パブリック・イメージ・リミテッドのジャー・ウーブルと組んだり、クラブ・ジャズで再評価されたりと、多方面で活動。“クラブ・ジャズ界における最重要レジェンド”(by 沖野修也)とも言われ、近年は息子の活躍も目立っていた。最期はL.A.の自宅で家族に見守られ、静かに息を引き取ったという。享年81歳。

ヴァーノン・バーチは1955年7月28日ワシントンDC生まれ。10代中頃からギタリストとして活動し始め、デルフォニクスやバーケイズをサポート。スタックスのスタジオ・セッションでも働き、75年にUnited Artistsからソロ・デビュー。<Changes>がR&Bチャート15位のヒットになった。その後、米Columbia、Casablanca / Chocolate City, SRIなどを転々としながらコンスタントにスマッシュ・ヒットを重ねている。日本では<Get Up>(R&B35位)などがディスコ・ヒットし、今でも根強い人気が。でも近年の再評価のマトは、スティーヴィー・ワンダーからの影響が顕著な、レア・グルーヴ方面人気盤 『WHEN I GET BACK HOME』(77年)だろう。ゼロ年代になると牧師になり、ゴスペル・プロジェクトを主導。11年にはゴスペル作品を出し、牧師と音楽の活動を両立させていたという。享年67歳。

どちらも Rest In Peace...