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朝起きてネットを開き、「ふぅ〜、さすがに今朝は朝イチ訃報はなさそうだな…」と安心したのも束の間、10時過ぎにはやっぱり訃報が入ってきてしまった。これで4日連続。亡くなったのは、レーナード・スキナードのオリジナル・メンバーのラスト・サヴァイヴァー、ギターのゲイリー・ロシントン。レーナードというと、衝撃的なツアー・チャーター機墜落事故(77年)で3人のメンバーを失くした忌まわしい記憶が消せないが、一度解散した後、リユニオンして断続的に活動を続け、最近はゲイリーと、事故で亡くなった看板シンガー:ロニー・ヴァン・ザントの弟ジョニー・ヴァン・ザントが中心になってライヴ中心に活動を続けていた。

しかし2018年のツアーは、『Last of the Street Survivors Farewell Tour』と題され、フェアウェル・ツアーになることを表明。ところがコロナ明けとなる21年のツアー再開後は、フェアウェルと謳われず、もう少しツアーを続けることをアナウンスしていた。けれども昨年秋になると、再び、23年あたりでツアーから撤退するつもりだと語っていた。

その原因となったのが、ゲイリー・ロシントンの健康問題で。彼が心臓発作で倒れて、最初に緊急手術をしたのは、8年前の2015年のこと。それから何度も入院〜手術を繰り返し、回復しては不屈の精神でステージに立ち続けていた。それがとうとう力尽き…。享年71歳。

これでレーナード全盛期の生き残りメンバーは、2代目ドラマーのアーティマス・パイルぐらいに。ゲイリーの奥様デイル・クランツも、レーナードのバック・コーラス出身で、墜落事故経験者。レーナード解散中は、盟友アレン・コリンズと組んだロシントン・コリンズ・バンド(実質的なレーナード再編)や、夫妻主導のバンド:ロシントンでリード・ヴォーカルを務めていた。ゲイリー逝去により、レーナードはあの世でオリジナル・メンバーに拠る再結成を果たすことになるのだな…

Rest In Peace...