
3月9日は名ドラマー:村上ポンタ秀一の三回忌。そこで晩年近くに濃厚な関係を持っていたジャンク・フジヤマが、トリビュート・ライヴを開催した。 出演するのはジャンク以下、ジャンクのバンドでポンタさんと共演機会を持ったハナブサユウキ(kyd)、坂田明奈(sax)、 神谷樹(cho, g)、早川咲(cho)、そして手数王と謳われた故・菅沼孝三の愛娘で、生まれた時からポンタさんを知ってるというSATOKO (ds)、40年くらい前に一緒に矢沢永吉のサポートについたという天野清継(g)、そして50年以上前からの付き合いだったという岡沢章(b)。曲間にひとりずつ、ポンタさんにまつわるエピソードを披露するナイス・アイディアで、幾多の逸話を持つ故人を偲びながらのハートフルなライヴになった。
オープニングはジャンク・ライヴの定番曲<Morning Kiss><束縛>でスタート。だが、いつものジャンク・ライヴと何かが違う。そう、いつもよりリズムに重量感があってソリッド。サウンド全体として、身が詰まった感があるのだ。ポンタさん以外にもジャンクのボトムを支えたドラマーは何人かいるけれど、技術の差ではなく、スタイルの違い、なのかな? 手数王の弟子の中でも、川口千里ちゃんとは違ってロック寄りの彼女。吉川晃司、DREAMS COME TRUE、稲葉浩志、スガシカオなどをサポートしているが、ジャンクのキャリアにはいなかったタイプで、スネアの音もビシビシ決まる。加えて、岡沢さんも新しいベースを手にしていて、これまでよりもずっとアグレッシヴな音。このリズム隊の変化が、引き締まったバンド・サウンドに貢献したようだ。
続いて、しばらくぶりのリオン・ウェア・カヴァー<Words Of Love>に、十八番の達郎カヴァー<SOLID SLIDER>。続いての<産業道路>では、コーラス早川咲ちゃんのエモなスキャットが炸裂した。そしてこれまたお久しぶりの<Night Walker>に、新曲<CATCH THE RAINBOW>を軽快に。サックス明菜ちゃんのプレイにも著しい成長が感じ取れ、これからが楽しみ。
インターヴァルを挟んでの2nd Stageは、ジャンクと樹クンのデュオで、ジェイムス・テイラー&J.D.サウザー<Her Town Too>。コレ、メチャいい感じ。続いて樹クンのソロで<SEASIDE>。最近はジャンクの制作パートナーとして活躍中だけれど、彼自身ユニークなハイトーンを持っているし、勘どころをつかんだ曲を書くので、要注目。さらにバラード<Lonely Days>、ノーザン・ソウル・スタイルの好曲<Butterfly>、そして定番<秘密>や<122>。そしてラストは、ややテンポ・アップした<LOVE SPACE>で本編終了。
いつも危なげないステージングを披露するジャンクだけれど、この日はいつも以上に落ち着いた感じで、パワー・ヴォイスのコントロールも完璧。アンコール<あの空の向こうがわへ>では、終盤のリフで<君は天然色>や<ウイスキーがお好きでしょ?>、<Girl In The Box><No End Summer><Take You To The Sky High>の角松メドレーをひと節ずつ織り込んでの大団円。
顔見知りの関係者もいつになく多く来ていて、何やらネクスト・ステップを感じさせるショウ。この豪華7人編成のライヴ、また観たいぞ
【1st】
Morning Kiss
束縛
Words Of Love
SOLID SLIDER
産業道路
Night Walker
CATCH THE RAINBOW
【2nd】
Her Town Too<ジャンク&神谷樹DUO>
SEASIDE <神谷樹ソロ>
Lonely Days
Butterfly
秘密
122<ジャンク&早川咲DUO>
LOVE SPACE
【ENCORE】
あの空の向こうがわへ
続いて、しばらくぶりのリオン・ウェア・カヴァー<Words Of Love>に、十八番の達郎カヴァー<SOLID SLIDER>。続いての<産業道路>では、コーラス早川咲ちゃんのエモなスキャットが炸裂した。そしてこれまたお久しぶりの<Night Walker>に、新曲<CATCH THE RAINBOW>を軽快に。サックス明菜ちゃんのプレイにも著しい成長が感じ取れ、これからが楽しみ。
インターヴァルを挟んでの2nd Stageは、ジャンクと樹クンのデュオで、ジェイムス・テイラー&J.D.サウザー<Her Town Too>。コレ、メチャいい感じ。続いて樹クンのソロで<SEASIDE>。最近はジャンクの制作パートナーとして活躍中だけれど、彼自身ユニークなハイトーンを持っているし、勘どころをつかんだ曲を書くので、要注目。さらにバラード<Lonely Days>、ノーザン・ソウル・スタイルの好曲<Butterfly>、そして定番<秘密>や<122>。そしてラストは、ややテンポ・アップした<LOVE SPACE>で本編終了。
いつも危なげないステージングを披露するジャンクだけれど、この日はいつも以上に落ち着いた感じで、パワー・ヴォイスのコントロールも完璧。アンコール<あの空の向こうがわへ>では、終盤のリフで<君は天然色>や<ウイスキーがお好きでしょ?>、<Girl In The Box><No End Summer><Take You To The Sky High>の角松メドレーをひと節ずつ織り込んでの大団円。
顔見知りの関係者もいつになく多く来ていて、何やらネクスト・ステップを感じさせるショウ。この豪華7人編成のライヴ、また観たいぞ

【1st】
Morning Kiss
束縛
Words Of Love
SOLID SLIDER
産業道路
Night Walker
CATCH THE RAINBOW
【2nd】
Her Town Too<ジャンク&神谷樹DUO>
SEASIDE <神谷樹ソロ>
Lonely Days
Butterfly
秘密
122<ジャンク&早川咲DUO>
LOVE SPACE
【ENCORE】
あの空の向こうがわへ
私はリタイア後に種々のライブへせっせと通っていましたが、特にポン太さんと岡沢章さんのバッキングは、我々の年代には垂涎のリズム隊でした。ジャンクさんのバッキングで叩くポン太さんは、いつもとても気持ち良さげに見え、本人が自称していた「AORドラマー」の本領を発揮したステージでした。
もう二度と見る事が出来ないのが残念でなりません。
とは言え、本日個々のミュージシャンのコメントを聴く限り、ポン太さんのパッションは受け継がれていると感じました。
特にキャリアの終盤で目を掛けられたジャンク氏は、幸せだったと思います。今日のステージも素晴らしい出来栄えでした。「Love Space」ではいつものところでお馴染みの「ダチーチーチー」が入り、思わず目頭が熱くなってしまいました。
それにしても、あの小さな箱で、あれだけのスタジオミュージシャンを集めてライブを開催して頂けたジャンク氏には、心からの感謝を申し上げたいと思います。