
ソニーミュージックAldelight City Pop Collectionから、よ〜やくの再発。自分が選曲・監修した初めてのシティポップ・コンピ『Light Mellow〜City Breeze from East〜BMG Edition』に<City Lights by the Moonlight>をチョイスしたのが2001年だから、もう早くも20年以上前になる。その後RCA時代の音源をまとめた通販仕様の編集盤があったり、併行して活動していたデュオ・チームTINNAの再発など、外堀から埋められていった感はあるものの、こうしてようやくオリジナル・アルバムが単体で復刻されたのはメデタイことだ。
彼女は、元シング・アウトの惣領泰則が結成したブラウンライスに参加し、当時のMGMレコード社長マイク・カーブのオーデションに合格して渡米。米国デビューして、ポール・マッカートニーから楽曲提供を受けるなど成功を収めた。帰国後は泰則が新たに組んだジム・ロック・シンガーズに参加する傍ら、76年にソロ・デビュー。79年からは、ブラウンライスで一緒だった日系人シンガー:高橋真理子とTINNAを組み、多岐な活動を展開していた。
この『CITY LIGHTS BY THE MOONLIGHT』は、77年発表のソロ2作目。サウンド・プロデュースは夫:泰則で、当時のジム・ロックスの常連メンバー、松木恒秀(g)、市原康(ds)、井上鑑(kyd)、ジェイク・H・コンセプション(sax)、村岡建(lyricon)などが参加している。今の感覚だと、ちょっと歌謡ポップス的に聴こえるかもしれないが、初期のユーミンやハイ・ファイ・セットに馴染んでいれば大丈夫。
上品な歌声とストリングスをたっぷり鳴らしたゴージャスなアレンジが煌めく、キラッキラのスターライト・チューン<City Lights by the Moonlight>。何と言ってもこの曲の流麗さがピカイチだけど、ゆったりウォーキンな<信号機>、セカンド・ラインを下敷きにした<めざまし時計>、洒脱にスウィンギーな<ウイスキー・ララバイ>、そしてポップン・ソウル<I Say No>あたりもなかなか。フェイズ感たっぷりのエレキ・ピアノとか、如何にもこの時代だなぁ。
来月には、4枚目のソロ・アルバドにして最終作となる『モーメンタリー』もリイシュー予定。さらにチョッと面白い企画も持ち上がってきているので、まずはお楽しみに。
この『CITY LIGHTS BY THE MOONLIGHT』は、77年発表のソロ2作目。サウンド・プロデュースは夫:泰則で、当時のジム・ロックスの常連メンバー、松木恒秀(g)、市原康(ds)、井上鑑(kyd)、ジェイク・H・コンセプション(sax)、村岡建(lyricon)などが参加している。今の感覚だと、ちょっと歌謡ポップス的に聴こえるかもしれないが、初期のユーミンやハイ・ファイ・セットに馴染んでいれば大丈夫。
上品な歌声とストリングスをたっぷり鳴らしたゴージャスなアレンジが煌めく、キラッキラのスターライト・チューン<City Lights by the Moonlight>。何と言ってもこの曲の流麗さがピカイチだけど、ゆったりウォーキンな<信号機>、セカンド・ラインを下敷きにした<めざまし時計>、洒脱にスウィンギーな<ウイスキー・ララバイ>、そしてポップン・ソウル<I Say No>あたりもなかなか。フェイズ感たっぷりのエレキ・ピアノとか、如何にもこの時代だなぁ。
来月には、4枚目のソロ・アルバドにして最終作となる『モーメンタリー』もリイシュー予定。さらにチョッと面白い企画も持ち上がってきているので、まずはお楽しみに。