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このところ、いろいろとやりとりが多かった黒住憲五のレコ発&バースデー・ライヴ@目黒ブルースアレイ・ジャパン。飄々としていて、ロクに告知宣伝もしていない黒住さんだから、動員大丈夫なのか?と傍目に心配していたけれど、蓋を開けたらイイ感じで埋まっていて。インターバルでチョイと話した顔見知りの某メンバーも、「これぐらい入っていると やり甲斐がある」と。やっぱり皆さん、内心では心配してたのネ

バンド・メンバーは、5日に発売される10年ぶりのニュー・アルバム『ONE MORE TIME』のレコーディング・ラインアップが中心で、丹波博幸(g) 上原ユカリ裕(ds) 岡沢茂(b) 寺田正彦(kyd) 園山光博(sax,flute)、マック清水(perc) 藤沢桂子(Flute,cho)、そしてゲストのコーラス隊に 鈴木雄大+今井優子。なかなかの強者揃いのバンドに豪華ゲスト。「え、知ってりゃ観に行ったのに…」なんて方がいるかも。
事前にリハーサル不足なんて情報も内々に耳にしていたが、主要メンバーは黒住さんと付き合いの長い人ばかりだし、大半の方は昨年12月に開催された《世田谷ミュージックフェスティバル》出演時にも一緒だった面々。ましてや手練ればかりだから、そこはあまり懸念いらずで。
ライヴは1stアルバム『AGAIN』の人気曲で、新作でもセルフ・カヴァーしている<Rainy 246>でスタート。雄大&優子=雄・優コンビのコーラスも、急造にしてはなかなかで。園山さんと藤沢さんがツイン・フルートで絡む場面が何度かあったけれど、フルート好きの自分としては、それも堪らん瞬間で。
雄大さんコーナーは、最新作『君の場所』から。今井優子のコーナーでは、彼女のアルバムのアレンジャー/kyd奏者である安部潤さんがサプライズ・ゲストで登場し、中原めいこカヴァー< FANTASY>を。実は潤さん、黒住さん新譜の中でも、一番早くにレコーディングが終わっていた<サクラマジック>のアレンジを担当していて。故に優子コーナーと、終盤の<サクラ マジック>で再登場することになった。この<サクラ マジック>、何処か角松敏生<Ramp In>っぽいのよね〜
続いての<Juggler>は、いま海外のシティポップ・ブームで黒住人気を押し上げている注目曲。いわゆる和モノ・ブギーのスタイルを持つ。83年のオリジナルは、シングルB面曲だったけれど、2015年のアナログ盤イベント《レコードの日》で、A/B面を引っ繰り返して復刻し、速攻で売り切れた。MCでコトの顛末が紹介されちゃったけれど、アレの仕掛け、実は自分の仕業でした。
それにしても、4月1日で古希を迎えるというのに、黒住さんの歌声は昔のまま、まるで歳を喰ってない。<Juggler>なんてキーが高くてキツイ、なんて言ってたけど、雰囲気も歌い方もそのまま。いわゆるシティポップ系の男性シンガー・ソングライターでは、最もAOR度の高いシンガーの一人。決して声を張って歌うタイプじゃないけれど、初めてライヴを観た人は、当時のままの歌声に結構驚いたんじゃないかな?
もちろん演奏も危なげナシ。AOR系は聴くには心地良いけど、演る方にとっては仕掛けやキメごとが多くて難易度が高いから、改めて百戦錬磨のメンバーたちの実力に拍手。ただこのバンドは東京スペシャルで、この後の岡山・神戸でのライヴは関西のミュージシャンがサポートするそう。う〜ん、何とも贅沢な一夜でした。
[Set list]
1. Rainy 246
2. Bottleneck Drive
3. 黄昏にダンス
4. Still Shining On(新曲)
5. 夏の罠(新曲)
6. そんなやり方(Vo:鈴木雄大)
7. 眠れない夜のために
8. 子午線
-- interval --
9. Friday Downtown(新曲)
10. メジャーセブンスの伝言(新曲)
11. FANTASY(Vo:今井優子)
12. Juggler
13. Pillow Talk
14. Love Song(新曲)
15. サクラ マジック(新曲)
16. Moonlight Serenade
-- Encour--
17. Rainy 246
18. Endless Way
『AGAIN』『STILL』『PILLOW TALK』は以下(タワーレコード限定)。
https://tower.jp/article/feature_item/2022/07/14/0702
事前にリハーサル不足なんて情報も内々に耳にしていたが、主要メンバーは黒住さんと付き合いの長い人ばかりだし、大半の方は昨年12月に開催された《世田谷ミュージックフェスティバル》出演時にも一緒だった面々。ましてや手練ればかりだから、そこはあまり懸念いらずで。
ライヴは1stアルバム『AGAIN』の人気曲で、新作でもセルフ・カヴァーしている<Rainy 246>でスタート。雄大&優子=雄・優コンビのコーラスも、急造にしてはなかなかで。園山さんと藤沢さんがツイン・フルートで絡む場面が何度かあったけれど、フルート好きの自分としては、それも堪らん瞬間で。
雄大さんコーナーは、最新作『君の場所』から。今井優子のコーナーでは、彼女のアルバムのアレンジャー/kyd奏者である安部潤さんがサプライズ・ゲストで登場し、中原めいこカヴァー< FANTASY>を。実は潤さん、黒住さん新譜の中でも、一番早くにレコーディングが終わっていた<サクラマジック>のアレンジを担当していて。故に優子コーナーと、終盤の<サクラ マジック>で再登場することになった。この<サクラ マジック>、何処か角松敏生<Ramp In>っぽいのよね〜

続いての<Juggler>は、いま海外のシティポップ・ブームで黒住人気を押し上げている注目曲。いわゆる和モノ・ブギーのスタイルを持つ。83年のオリジナルは、シングルB面曲だったけれど、2015年のアナログ盤イベント《レコードの日》で、A/B面を引っ繰り返して復刻し、速攻で売り切れた。MCでコトの顛末が紹介されちゃったけれど、アレの仕掛け、実は自分の仕業でした。
それにしても、4月1日で古希を迎えるというのに、黒住さんの歌声は昔のまま、まるで歳を喰ってない。<Juggler>なんてキーが高くてキツイ、なんて言ってたけど、雰囲気も歌い方もそのまま。いわゆるシティポップ系の男性シンガー・ソングライターでは、最もAOR度の高いシンガーの一人。決して声を張って歌うタイプじゃないけれど、初めてライヴを観た人は、当時のままの歌声に結構驚いたんじゃないかな?
もちろん演奏も危なげナシ。AOR系は聴くには心地良いけど、演る方にとっては仕掛けやキメごとが多くて難易度が高いから、改めて百戦錬磨のメンバーたちの実力に拍手。ただこのバンドは東京スペシャルで、この後の岡山・神戸でのライヴは関西のミュージシャンがサポートするそう。う〜ん、何とも贅沢な一夜でした。
[Set list]
1. Rainy 246
2. Bottleneck Drive
3. 黄昏にダンス
4. Still Shining On(新曲)
5. 夏の罠(新曲)
6. そんなやり方(Vo:鈴木雄大)
7. 眠れない夜のために
8. 子午線
-- interval --
9. Friday Downtown(新曲)
10. メジャーセブンスの伝言(新曲)
11. FANTASY(Vo:今井優子)
12. Juggler
13. Pillow Talk
14. Love Song(新曲)
15. サクラ マジック(新曲)
16. Moonlight Serenade
-- Encour--
17. Rainy 246
18. Endless Way
『AGAIN』『STILL』『PILLOW TALK』は以下(タワーレコード限定)。
https://tower.jp/article/feature_item/2022/07/14/0702
マジっすか(^^♪嬉
金澤さんの和物コンピレーションシリーズはすべて持っていて、日々愛聴盤にしてます。
自分は昔から黒住ファンなので金澤さんの選曲にメッチャ興味あります。楽しみにしてます!
このシリーズでは複数のアーティストの曲を集めた系のものご無沙汰ですが、近年のシテイポップ系再評価が高まりまくってる今、ここぞとばかりにまた出してほしいですね。