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巨星墜つ。今、世界で最も有名な日本人ミュージシャンである坂本龍一が、3月28日に亡くなっていたことが発表された。20年6月に直腸ガンでステージ4と診断され、闘病しながら創作活動を続けていた。個人の強い遺志により、葬儀は既に近親者のみで済ませている。享年71歳。

最後の公の場となったのが、昨年12月に全世界配信されたピアノのソロ・コンサート。9月中旬に1日数曲ずつ演奏し、数日を費やしてコンサート形式にまとめたという。その神がかったプレイは、きっと最後の力を振り絞ってのモノだったのだろう。1月に高橋幸宏が亡くなった時には、SNSにグレーの画像を投稿。悲痛さを窺わせていたが、立て続けに盟友達を失った細野(晴臣)さんの心情は如何ばかりか…。

個人的には、教授のプレイに気を止めるようになったのは、やはり山下達郎のRCA / AIR時代の作品群。『SPACY』やライヴ盤『IT'S A POPPIN' TIME』の印象が強い。それに南佳孝とか大貫妙子とかの、いわゆるシティポップ黎明期のセッションおよびアレンジ、サウンド・プロデュース作品群。フュージョン寄りのところでは、KYLYNやカクトウギ・セッションも好きだったな。YMOはその後だから…。

きっと空の向こうでは、ユキヒロさんやトノバンさんはもちろん、清志郎やらポンタさんやら大村憲司やら、シーナに鮎川さん、デヴィッド・ボウイなど、大勢に大歓迎を受けていることだろう。まさに天才と呼ぶにふさわしい人だった。

ご冥福をお祈りします…