



連日の訃報が今度はブラジルから。レジェンダリーなジャズ・フュージョン・グループ:アジムスのドラマー、イヴァン・コンチ(Ivan “Mamao” Conti)が、17日に亡くなった。所属している英レーベルFar Out Recordings及び、インスタグラムでは妻と娘が公表している。現時点では死因は明らかにされてはいないが、今年夏には結成50周年のワールド・ツアーに出ることがインフォメーションされていたので、急病だった可能性が高い。享年76歳。
アジムスはジョゼ・ホベルト・ベルトラミ(kyd)、アレックス・マリェイロス(b)、イヴァン・コンチ(ds)によって、リオ・デジャネイロで結成。結成当時は“Azimuth”と綴り、ポルトガル語読みでは“アジムチ”となる。最初期はパーカッション奏者を加えた4人で活動していた。75年にレコード・デビュー。 77年に2nd『涼風(Aguia Nao Come Mosca)』を発表。ここに収録されていた<Voo Sobre O Horizonte(英語名 : Fly Over the Horizon)がNHK-FM放送の人気番組『クロスオーバーイレブン』のテーマ曲に使われ、広く知られるようになった。79年になると、米Milestoneとワールド・ワイド契約し、『LIGHT AS A FEATHER』を発表。ここにはヒットした<Jazz Carnival>と共に、新録された<Fly Over the Horizon>も収められ、FM番組にも新ヴァージョンが使われるようになった。
その後コンスタントにアルバムをリリースするも、中核J.R.ベルトラミの脱退〜復帰などあって、一時は人気低迷。しかし90年代になるとUKクラブ・シーンから需要が高まり、ロンドンのレーベルFar Out Recordingsに移籍して息を吹き返していた。が、12年にベルトラミが死去。キコ・コンティネンティーノを後任に迎え、活動を続けていた。
かつてCD解説を書かせてもらったコトもあって、ちょっと思い入れのある連中だけど、ライヴを観たのは2011年のブルーノート東京と、2019年にマルコス・ヴァーリとのジョイント・ツアーで来た時。特にマルコスと来た時はオーディエンスの熱気がスゴかった記憶がある。コンチのドラムは、ちょっと軽いのに表情豊か。トリオ(+マルコス)にも関わらず、音の薄さを感じさせないマジカルなプレイが印象的だった。
Rest in Peace...
その後コンスタントにアルバムをリリースするも、中核J.R.ベルトラミの脱退〜復帰などあって、一時は人気低迷。しかし90年代になるとUKクラブ・シーンから需要が高まり、ロンドンのレーベルFar Out Recordingsに移籍して息を吹き返していた。が、12年にベルトラミが死去。キコ・コンティネンティーノを後任に迎え、活動を続けていた。
かつてCD解説を書かせてもらったコトもあって、ちょっと思い入れのある連中だけど、ライヴを観たのは2011年のブルーノート東京と、2019年にマルコス・ヴァーリとのジョイント・ツアーで来た時。特にマルコスと来た時はオーディエンスの熱気がスゴかった記憶がある。コンチのドラムは、ちょっと軽いのに表情豊か。トリオ(+マルコス)にも関わらず、音の薄さを感じさせないマジカルなプレイが印象的だった。
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