1feb1c3f.jpg忙しい忙しいと言いつつ、ある筋からのお誘いに乗ってジャニス・イアンのライヴを観てきました。その余韻を思い出しつつ、これを聴いてます。

<Love Is Blind>とか<At seventeen>とか、昔から好きな曲はあったけど、弾き語り系の人だからか、実は今イチ興味が湧かなくて、これまでそれほど積極的に聴いてこなかった人。それだけに、紙ジャケ化されたのを機にいろいろ聴き直し、思ったよりもずっと奥が深いシンガー・ソングライターだと認識を新たに。伊達でカミングアウトしたわけじゃないっすね、彼女は。

一人っきりのアコースティック・ライヴだけど、エフェクターを効果的に使ったギター・プレイで飽きさせることもなく。何よりもトツトツと言葉を噛み締めるようなヴォーカルに、グイッと引き込まれた。分かりやすい英語に日本語を交えながら話し掛ける様子も、すごく好感。言葉が違っても、ちゃんとオーディエンスとコミュニケイトしようと努力してるのが伝わってくる。これだけ誠実なアーティストって、今はかなり少ないんじゃないか。

代表曲はほとんど網羅。個人的にはアンコールの<Love Is Blind>が滲みました。ルックスは見事なオバサンだったけど、声は劣らずで、なんか愛おしさを感じさせる。オーディエンスも30〜40代のご婦人がたが多かったような。

久々に心がポッとなるようなライヴでした。
帰りはJRの事故で、1時間40分も電車に監禁されましたケド(泣)