cd5bfa3b.jpg今日は17時過ぎから、代官山のカフェで皿回しです。なので、ボチボチと選盤開始。カフェですからメロウ系とまったり系中心にしようと思っていますが。とりあえず、持ち時間は1時間なので、40〜50枚選んで持ってって、あとはその場の気分でしょうか。

でもって、こんなん持って行こうかと聴き直してます。そう、ニュージーランド出身のシンガー、ジョン・スティーヴンス。日本でも82年に『僕だけのメッセージ』なんて恥ずかしいタイトルのアルバムが出ていたので、リアルタイム派の中にはご記憶の方もいるでしょう。ルカサーやらジョン・ロビンソンやらが参加したL.A.録音盤で、爽やかな西海岸ロックを聴かせていたのでした。たしかエア・サプライを全米に送り出したレーベルが、彼らに続いてスターにしようと力を入れていたのです。でも結局コケてしまったようですが。

このアルバムは、ジョンが80年にニュージーランドで出していた、多分デビュー盤にあたるモノ。結構濃ゆいルックスで笑ってしまいますが、この時はまだ20歳になるかどうか、でした。でも中味はエッ☆と驚くマニアックさで、デヴィッド・フォスターやダニー・クーチのいたアティチューズの曲をカヴァーしてたり、ブライアン&ブレンダ・ラッセルの曲をシャロン・オニールとデュエットしていたり…。極めつけは、ジム・メッシーナの超名曲<Seeing You>のリメイク。そりゃーオリジナルには負けますが、わりと忠実なアレンジで、ちょっと気取った歌が聴けて楽しめます。ちなみに日本の隠れた名AORシンガー、ケン田村は、コレを上手に頂いてました。
このジョン君、日本にはずっと音沙汰がなかったのに、突然INXSの故マイケル・ハッチェンスの後任候補に名が上がってビックリしたのですが、その後どうしてるのでしょうかねぇ?

さて、今日はジムのオリジナルをかけますか? それともジョン君のカヴァーをかけますか? 気になる方は、是非とも代官山駅前のSIGNへお越し下さい。案内はボクのメインサイトにあります。お待ちしてま〜す。