2c054439.jpg大きな仕事が片づいたと思った途端、身内の不幸があったりして、超ドタバタの一週間。気がつけば、アッと言う間にDJイベント“An Evening for Light Mellow Vol.2”が目前でした。うーん、肝心な時にまったく宣伝ができなかったけれど、今回はまったくの平日だし、これで動員は大丈夫なのだろうか? これをお読みになった東京近郊の皆さん、今年最後のイベントなので、是非是非遊びにきて下さいね〜! 詳細はメイン・ページのINFO欄に載ってます!
で、そこでこんなん廻しちゃおっかな〜、なんて考えてます(未定)

このアルバムは、クラブ・シーンで発掘された隠れAORの名盤。ダイアン・テルという美形シンガーはフレンチ・カナディアン女性で、早い話、セリーヌ・ディオンの先輩格に当たる人である。でも82年の作品だけあって、ポップス指向の強いセリーヌに比べ、はるかにAOR寄り。それまで日本ではまったく紹介されてなかったから、初めて聴いた時はブッ飛んだ。AORには良い女性シンガーが少ないってのが定説だけど、イヤァ〜、いる所にはいるもんですね。

このアルバムは彼女の4作目。どうも敏感に時流のサウンドに反応しながら音を作っていくタイプのシンガー・ソングライターらしく、彼女のアルバムすべてがAORしてるワケじゃない。実際、1枚目はもっとジャズやブラジル色が濃く、フロア・ユースの高速サンバが人気。そして徐々にコンテンポラリー度を強め、ココで最もAORに接近。案の定、以降はポップ・ロック化してフツーになっていくけれど、もし貴方がフリーソウル系の音が好きなら、1〜4枚目はどれも納得できるに違いない。

楽曲的にはドゥービー風だったり、アル・ジャロウ風だったりする。でもクオリティはかなりの高レベル。大抵のAORファンはノケゾること間違いナシ。ダイアンの仏語のヴォーカルもしなやかで、小気味良くパンチを効かせる。カナダ録音らしく有名ミュージシャンの参加はないが、ホーンはN.Y.勢の重鎮たち。イヤイヤ、もっと早くに知ってれば、ガイド本掲載は間違いなかったネ。

ちなみに彼女のアルバムは、すべてフランスでCD化されている。ただしCCCDで、しかもジャケ違い。唯一オリジナル・ジャケがリバーシブル仕様になっているのが救いか。現在の発売権を持つ某メーカーに国内発売をリクエストし、わりと前向きの返事も頂いたけれど、知名度がないためにセールス面での不安が拭えず、ずっと後回しにされている。むぅ〜残念…。