2004年11月26日

■ NIGHT BUZZ / 高田みち子

10ef7319.gifインディーでのリリースが大きな話題を呼んだ新人女性シンガーが、待望のメジャー・デビュー。最初に資料をもらった時は、また和製ノラ・ジョーンズ or ダイアナ・クラールかいッ★と思ったけれど、重い腰を上げて聴いてみてブッ飛んだ。それからは何度も繰り返し聴いてる。個人的に思い出したのは、吉田美奈子のデビュー作『冬の扉』。“レコ助くん”で知られる本秀康さんのイラストも印象的デス。

ソニー・ジャズからの登場なので、確かにそれらしい匂いはする。特に1曲目がそうだからね。でもパット・メセニー・グループに女性シンガーが加入したようなサウンドは、並みの新人とは思えない。そういえば、ユーミンの新譜にもよく似たタイプの曲があったっけな。でも本領発揮といえるのは2曲目<chocolate>以降。この曲は東京の某FM局でも、よくオンエアされているらしい。確かにすごくキュートで、耳に馴染むメロディーと歌い方をしている。ハッキリ言って、ボクはこれでコロッと逝っちゃいました。

ミラクルズ<The Tracks Of My Tears>以外はすべて自作。しかも音大卒で、CMや各種スタジオ・ワーク、あるいはツアーなどで着々とキャリアを築いてきた本格派のシンガー・ソングライター。松たか子に楽曲提供した実績もある。プロデューサーには、あのウルサ方の職人ギタリスト松木恒秀、バックには彼が率いるWhat is Hip?(岡沢章・野力奏一・渡嘉敷祐一)がついた。それだけでも彼女がいかにホンモノかが分かるだろう。人気DJがプロデュースしたりする“なんちゃってジャズ”のシンガーとはチョッと違うのだ。8曲目にあるゴスペル・バラードなんて、ホントに美奈子さんみたい。もちろんスキルはあるけれど、それ以上にこれほどシンガーとしてのスタンスがシッカリしてる人って、今ドキ珍しいんじゃないかな。

そんなコトを思いつつ、ふと立ち寄ったCD屋で彼女のインディー作品を見つけてビックリ仰天。アラ、コレって何処かで情報を仕入れて、いつかチャンと聴いてみようと思ってた盤ぢゃないの! うーむ、やっぱし自分はこのシンガーと出会う運命だったのネ。

っちゅーわけで高田みち子、これからが実に楽しみな、良質の“大人のポップス”を歌うシンガー・ソングライターであります。



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この記事へのコメント

1. Posted by MOTO    2004年12月01日 20:38
お初です。
メーカー案内に目を通すという作業が主だった仕事だったりする人間です。
で、この彼女。特に気になってたのですよ。いつの間にか世の中に出ていたのですね。美奈子嬢を引き合いに出してのコメント...やっぱり金澤さんの嗜好とスタンスは、自分のそれと近いものがあります。で、このダイアリーは、日々、チェックしてます。思わずニヤりとなったり、ひたすら頷いてしまったり。会社のデスクで、薄気味悪いことこの上ないですナ。それでは、失礼いたしました。

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