Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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Crossover / Fusion

■ IN A SPECIAL WAY / GENE HARRIS

gene harris

昨日に引き続き、ユニバーサル・ミュージックの廉価盤シリーズ【名門レーベルに残されたJAZZ秘蔵の名盤】から、今度はブルー・ノート生え抜きのピアニスト:ジーン・ハリスを。この人を紹介する時に、元スリー・サウンズの…、というセリフが枕詞に使われるが、他のジャンルからこの手のBN-LA系ジャズ・ファンク作品に辿り着いた人にとって、その看板はほとんど何の役にも立たない。代わりにこの76年作『IN A SPECIAL WAY』を形容するなら、迷わずコレだ。
「アース・ウインド&ファイアー・ファミリー、多数参加」

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■ CHESHIRE CAT / RONNIE FOSTER

ronnie foster_cheshire cat

好評を呼んでいるユニバーサル・ジャパンの入手困難盤復活、廉価盤シリーズ。先月・今月はジャズ方面に移行していて、“ここ数年入手困難だったジャズの裏名盤をピックアップ!” と謳い、全200タイトルを復刻している。ほとんどは王道モノなので自分には縁が薄いが、よくよくチェックすると、ブルーノートのLA-BN品番もいくつかラインアップ。例えば、ホレス・シルヴァーとかドナルド・バード、ボビー・ハッチャーソン、チコ・ハミルトン、ジーン・ハリス、ジョン・リー&ジェリー・ブラウンなどの、ジャズ・ファンク物。オォ、現在執筆中の『AOR Light Mellow Premium 02』に掲載予定のマキシ・アンダーソンも、おそらく3回目の復刻で。その中から、AORファンにも馴染深い黒人キーボード奏者ロニー・フォスターの75年作『CHESHIRE CAT(チェシア・キャット)』を紹介しよう。

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■ SOUL SEARCHIN' / LARRY CARLTON & PAUL BROWN

larry carlton_paul brown

クロスオーヴァー/フュージョン系ギタリストとして、もう完全にレジェンドの一角を成しているラリー・カールトン。でも、こと作品という話になると、もうネタ切れなんだと思ってきた。何せこの20年間、出すアルバムは、スティーヴ・ルカサー、ロベン・フォード、松本孝弘、デヴィッド・T. ウォーカー、 SWRビッグ・バンドなどとの共演作ばかり。しかもそのほとんどがライヴ・レコーディングだ。中にはグラミー賞をもらうなど高く評価された作品もあるけれど、ある意味ステージならではのハプニング頼りの面 無きにしも非ずで…。

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■ SIDE EYE NYC vl. / PAT METHENY

pat metheny_side eye

パット・メセニー、何と今年2枚目のアルバム。と言っても前作『ROAD TO THE SUN』は、作曲家:パット・メセニーによるクラシカル・アルバムであって、当人は演奏自体に関わらない変則的作品。だから実質的には、20年初めにリリースされた『FROM THIS PLACE』以来のニュー・アルバムといっていい。あのアルバムは、カナザワが大好きだったパット・メセニー・グループ的ニュアンスが強く滲み出ていて、久々によく聴いた。パット自身、アントニオ・サンチェス(ds)にグウィリム・シムコック(pf)、リンダ・メイ・ハン・オー(b)という編成は気に入ってたみたいで、コロナ・パンデミックがなければ、その後もライヴ・ツアーを続けていたそうだ。

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■ LONNIE SMITH, ANDREA MARTIN passed way

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lonnie smith_funk reactionlonnie smith_gotcha

自民党総裁選、岸田氏の勝利。あまりに予想通りのシナリオで、党の自浄作用皆無を露呈。岸田さんはイイ人っぽいから平時ならアリでも、今の状況ではどうよ。これでAAA傀儡が明確になれば、11月の衆院選で敗北してもらって、自分が理想としている二大政党制(もしくはそれに近い形)に近づいていくのが、今後の日本を良くしていく唯一の方法だと思ってしまう。

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■ CASINO LIGHTS TWINS:LEGENDARY LIVE AT MONTREAUX JAZZ FESTIVAL 1981 / Various Artists

casino lights twins

情報解禁になりました。不肖カナザワの提案により、フュージョン・ライヴ名盤『CASINO LIGHTS』が、世界初の2枚組仕様『CASINO LIGHTS TWINS:LEGENDARY LIVE AT MONTREAUX JAZZ FESTIVAL 1981』として復刻されることになりました。ディスク2にあたる『CASINO LIGHTS 2』は、本邦初CD化の貴重音源。偶然にも、ちょうど開催から40年目のアニヴァーサリー・リイシューとなりました。


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■ MAGICAL CONNECTION / GABOR SZABO

gabor szabo 70

ハンガリー生まれのジャズ・ギタリスト、ガボール・ザボが70年にリリースしたブルー・サム移籍第1作『MAGICAL CONNECTION』が初CDされた。ジャズ・ギタリストといっても、オーセンティックなジャズからは程遠いスタイルを持った人で、ジプシー・ジャズと呼ばれたり、インド音楽との融合も。ヴィブラフォン奏者ゲイリー・マクファーランドに近く、カル・ジェイダーを含む3人でスカイ・レーベルを立ち上げ。ハイブリッドでイージー・リスニング的な新しいジャズ・フォーマットを模索した。ソフト・ジャズとも呼べそうなそのユニークさは、ある意味 CTI以上。しかし長続きせず、ザボもトミー・リピューマらが立ち上げたブルー・サムに迎えられることになった。

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■ SOUL SOUND ON VICTRON 〜ふるさとの旅〜 / 佐々木久美

kumi sasaki

クラブ方面で注目されて、昨年アナログ復刻されていた佐々木久美のワン&オンリー作品『SOUL SOUND ON VICTRON 〜ふるさとの旅〜』が、拙監修【Light Mellow's Picks】(タワーレコード限定)でCDリイシュー。久美さんは、86年から30年近く山下達郎のバンドでコーラスを務めたことで知られるが、その後も引き続きMISIAや大野雄二のルパン関連プロジェクト:Fujikochansなどで歌っている。一昨年のNHK紅白歌合戦では、MISAのバックを務める久美さんと、ユーミンのコーラス・レギュラーとなった愛娘:詩織ちゃんが変則的親子共演。目を細めてそれを観ていた業界人・関係者も多かったのでは?

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■ SPACE-TIME / JEFF LORBER FUSION

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近年のクロスオーヴァー/フュージョン・アクトで、最も安定した活動ぶりを見せているジェフ・ローバー。安定している、というのは、コンスタントにリリースを続けている、というコトだけに止まらず、充実した作品を出し続けている、という意味に於いても。特に2010年にジェフ・ローバー・フュージョンの名称を復活させてからは、11年で8枚目のアルバム。17年さく『PROTOTYPE』はグラミーにも輝いた。マイク・スターンとの共同名義だった前作『ELEVEN』からは、約2年弱のインターヴァルでの新作になる。

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■ RICK LAIRD passed away

rick laird

フュージョン黎明期、というよりクロスオーヴァー時代の名グループ:マハヴィシュヌ・オーケストラで活躍したベース・プレイヤー、リック・レアードが4日に逝去。グループ首謀者ジョン・マハヴィシュヌ・マクラフリンがSNSで、「私たちには素晴らしい思い出がある。寂しいことだ」と、訃報を伝えている。享年80歳。

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■ A LITTLE DRIVING MUSIC / BRIAN BROMBERG

brian bromberg 021

ここ数年、スムーズ・ジャズ系新作は、買っても1度聴いてオシマイ、というのがほとんどになってしまっていたので、もうベテラン勢にしか手を出さず、他はサブスクで済ませるのがパターン化。それでもスムーズ・ジャズというスタイル自体はキライではないので、時折オッと思うのに出くわす。今回は、超絶技巧のベース・プレイヤー:ブライアン・ブロンバーグの最新作『A LITTLE DRIVING MUSIC』がそれだ。

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■ INFLEXION / RUSSELL FERRANTE TRIO

russell ferrante

イエロージャケッツのリーダー:ラッセル・フェランテの、遅かりしリーダー・アルバムがこっそり出ている。基本的に、バンド・リーダーがソロ・アルバムを作るというのは、リーダーとしてのプレッシャーから解放されたい時、バンドのパブリック・イメージから抜け出したい時、そしてメンバーとは別の人とプレイしたい時など、おおよそいくつかのパターンが考えられる。それに照らすとここでのフェランテは、どれに当てはまるというのではなく、どの要素も孕んでいると言えるか。

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■ GRUV KID / JUSTIN LEE SCHULTZ

justin lee schultz

あっら〜、このお兄ちゃん、もう半年も前にデビュー・アルバムを出してたのね。youtubeで動画を見て、「コイツはすごい、ジェイコブ・コリアー以来の才能だぁ」と舌を巻いてたが、既にアルバムを出してるとは思ってなかった。だって最近よくあるでしょ? やたら楽器が上手いお子チャマの映像。だけど、日本のお子様プレイヤーが 何処か親のオモチャにされてメディアの前に立たされている感アリアリなのに対し、海外の子供たちの演奏って、幼くてもシッカリ自己表現として成立している。彼らはもう自分の将来を見据えているのに、日本の子供は「この歳でこんなに上手い」と曲芸を晒している状態。まだそこに自我の芽生えは窺えず、飽きられればポイ捨てされるのがオチ。大事なのはその先なんだけどね…。日本で川口千里ちゃんのようにまっすぐ育つ例は、実は結構稀ではないかと思う。

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■ ROAD TO THE SUN / PAT METHENY

pat metheny_road to the sun

唐突に姿を現した感のあるパット・メセニーのニュー・アルバム『ROAD TO THE SUN』。唐突になったのは、日本リリースがないため前振りもインフォもなく輸入盤のみになったから。でも実のところは、いわゆるジャズ・ギタリスト:メセニーのアルバムではなく、況してやパット・メセニー・グループの作品でもない。言うなれば、作曲家:パット・メセニーとしての初アルバムというべき作なのだ。

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■ AT BLUE NOTE TOKYO / STEVE GADD BAND

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スティーヴ・ガッド率いるスティーヴ・ガッド・バンド、2019年のブルーノート東京公演を収録したライヴ・アルバムが本日リリース。ガッド・バンドとしては、通算5枚目に当たる。この時のライヴはタイミングが合わず見損ねてしまったので、このリリースは個人的に嬉しい。近年のガッドは、フレンズとのソロ名義でアルバムを出したり、トリオのBlicher-Hemmer-Gaddでもコンスタントにリリースを重ねている上、チック・コリアとの双頭ユニット、桑原あいのトリオ、デヴィッド・マシューズ・トリオなど、セミ・レギュラー的なプロジェクトのリリースが多い。そんな活動の中核を成すのが、このグループと言える。

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■ UNDER THE RADER / RICKY PETERSON & THE PETERSON BROTHERS

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デヴィッド・サンボーン、プリンスらの参謀役で、ベン・シドラン・ファミリーの中核でもあるキーボード奏者リッキー・ピーターソン。日本では90年の初リーダー作『NIGHT WATCH』に於ける2曲のビル・ラバウンティ・カヴァーが鮮烈で、いつもAORファンの注目を集めてきた。実際その後続作でもボビー・コールドウェルやラーセン=フェイトン・バンドの人気曲をリメイクして、AOR楽曲への愛着と造詣を露わに。ところがインスト中心の99年作『SOUVENIR』を最後にソロ制作から離れ、19年ぶりに出した『DROP SHOT』は、ボブ・ミンツァーが指揮するドイツのビッグ・バンドとの共演作になった。

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■ PAUL JACKSON ex-Headhunters passed away

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別のネタを仕込もうと思っていたところに、またもや訃報が…。ハービー・ハンコック率いるヘッドハンターズに在籍した黒人技巧派ベース・プレイヤー:ポール・ジャクソンが、80年代から住んでいるココ日本で亡くなった。現時点で死因は不明で、親しい間柄であるトミー・スナイダー(GODIEGO)が明らかにした。享年73歳。

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■ SAMURAI SAMBA / YELLOWJACKETS

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今回もAORディスクガイド制作中お悩み日記(?)、そのクロスオーヴァー〜フュージョン編。産業ロックやソウル/R&Bと違ってインストゥルメンタルが中心なので、基準はより明快だが、それでもひと筋縄ではいかない。楽曲単位ではなく、アルバムをレビューのベースにしているからだ。

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■ CHICK COREA passed away

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朝イチで またしても悲しい訃報が…。クロスオーヴァー〜フュージョン〜コンテンポラリー・ジャズ・シーンの牽引役であり続けたピアノ奏者チック・コリアが、2月9日に亡くなった。まだ発見されて月日の浅い、稀なタイプのガンを発症していたという。享年79歳。

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■ NY SWEETNESS : BEST WORKS / STUFF

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年末にチラリとご紹介したスタッフの企画ベスト、情報解禁となりました。タワーレコードのブレーンが自信を持って企画制作・選曲するタワレコ限定のベスト盤シリーズ:TOWER RECORDS PREMIUM の第2弾として3月10日に発売。その名も『NY SWEETNESS : BEST WORKS』。カナザワは解説を担当させて戴いてます。

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解説を担当しています

●フュージョン・ライヴ名盤『CASINO LIGHTS』が、世界初2枚組仕様『CASINO LIGHTS TWINS:LEGENDARY LIVE AT MONTREAUX JAZZ FESTIVAL 1981』として復刻●

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カナザワ監修・解説
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 カナザワ監修シリーズ
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