Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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Crossover / Fusion

■ BUNDLE OF JOY / FREDDIE HUBBARD

freddie hubbard_bundle

数日前にアップしたアルフォンス・ムゾーンからのフレディ・ハバード、77年の『BUNDLE OF JOY』。当時、60年代のブルーノート〜アトランティック時代にこだわる石頭のジャズ批評家やファンにコキおろされていたらしいハバードだけれど、70年に移籍したCTIでの諸作品はクロスオーヴァー・ファンには人気が高く、アナログ時代から再発も繰り返されている。その後を引き継いだのが、70年代中盤からの米コロムビア期。『HIGH ENERGY』『LIQUID LOVE』『WINDJAMMER』『BUNDLE OF JOY』『SUPER BLUE』『THE LOVE CONNECTION』『SKAGLY』と、80年までの6年でコンスタントに7枚のオリジナル・アルバムをリリース。安定した都市型ソウル・ジャズ、もしくはジャズ・ファンク・スタイルを貫いた。

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■ A CASUAL ROMANCE / NIGHTWIND

nightwind

クロスオーヴァーという呼び名がフュージョンに置き換わり、サウンド的にも完成してきた80年代初頭。この時期は、最初は日本発売がなかったダン・シーゲル『OASIS』やアイスランドのメゾフォルテみたいに、輸入盤店でベストセラーになって注目を集めるフュージョン作品が少なくなかった時代。どのアーティストも自分の個性を貫きつつ、時代のトレンドにもバランス良く反応。そしてそれがリスナーにも受け入れられて、それ相応のセールスを残す。そういう幸せな時代だった。そうした中、82年に登場してきたニュー・カマーが、ここに紹介するナイトウインド。韓国 Big Pink による、世界初のCD化である。

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■ BY ALL MEANS / ALPHONSE MOUZON

al mouzon_by all means

元ウェザー・リポートのドラマー:アルフォンス・ムゾーンの80年作『BY ALL MEANS』が、オリジナル・レーベルの独MPSからリイシューされた。当時デフ・ジャケで国内盤も出ていたので、ご存知の方も少なくないと思うが、実はコレ、知る人ぞ知る 隠れフュージョン名盤。親しみやすいスムーズなメロディとゆったり心地良いグルーヴ、過不足のない適格なアンサンブル、それでいて攻めるトコはガンガン攻めるという、理想的なフュージョンのカタチがココにある。

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■ THE COMPLETE ELEKTRA SINGLES / GROVER WASHINGTON JR.

grover washington_singles

先月頭、グローヴァー・ワシントンJr.のエレクトラ期5作品をボックスにまとめた『IN THE NAME OF LOVE - The Elektra Recordings 1979-1984』のご紹介をポストしたら、これがビックリするくらいの高反響。そのボックスから、5枚のアルバムそれぞれにボーナス・トラックとして収められていたシングル・エディットのみを集成し、1枚のコンピレーションに収めたのが、この『THE COMPLETE ELEKTRA SINGLES』。99年に急逝してしまったグローヴァーのデビュー50周年を記念した、日本独自企画盤である。

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■ STILL WARM / JOHN SCOFIELD

john scofield_still warm

最近はクロスオーヴァー〜フュージョン系が、ちょっとしたマイブーム。AORやらシティポップについて書く仕事が集中してきているから、その反動かしらネ(元からだけど…苦笑)。当ブログのお客様の反応もなかなかだし。…というわけで今回は、人気ギタリスト:ジョン・スコフィールドの86年作『STILL WARM(鯔背)』というアルバムを。

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■ PART OF YOU / ERIC GALE

eric gale_part of you

往年のフュージョン名盤ポストへのリアクションがすこぶる好調なので、先月、グローヴァー・ワシントンJr.やリチャード・ティーを書いた時から気に掛かっていたエリック・ゲイルを。職人に徹しているせいか、同じスタッフのギタリストでも、オレ様的なコーネル・デュプリーより目立たない印象があるが、その分スタジオ・ミュージシャンの間では人気が高い。山下達郎のギターの師匠的存在である故・松木恒秀も、“日本のエリック・ゲイル” なんて呼ばれていたな。

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■ FINGER PAINTING / EARL KLUGH

earl klugh

昨日のポストの予告通り、今回はアール・クルー。77年の3rdアルバム。確か最初の3枚のアルバムは2年ぐらいの間に立て続けに出たはずで、それだけセンセーショナルなデビューだったのだ。じゃあ〜何がセンセーショナルだったのか?というと、アコースティック・ギター一本、しかもナイロン弦だけで押し通したこと。フュージョンはジャズとロックの隙間から誕生した音楽だったから、黎明期はエレキが標準だったのだ。曲によってアコースティックを弾くことはあっても、それを前面に打ち出して、まったく持ち替えナシ、というのはアール・クルーが初めてだった。

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■ FEEL SO GOOD・FUN AND GAMES / CHUCK MANGIONE

chuck mangione_ feel so goodchuck mangione_ fun games

唐突にチャック・マンジョーネ。何故か分からないけども、2〜3日前からこの人の<Feel So Good>と<Give It All You Got>が、自分の中で繰り返し脳内再生されていて。典型的なイージー・リズニング・フュージョンだけど、曲がイイ、フリューゲルホーンの音色がイイ、演奏がイイ、それにちょっぴり東欧らしい凛とした空気感があるからなのかな?(両親はシチリア出身のイタリア系だけど) やっぱり戦火の惨劇ばかりニュースで見せられて、心の何処かで安寧を求めているのかもしれない。

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■ PROTOCOL V / SIMON PHILLIPS

simon phillips protocol5

ジェフ・ベックやミック・ジャガー、ザ・フー、上原ひろみとの共演やTOTOへの参加などで知られる超絶技巧の名ドラマー:サイモン・フィリップスのソロ・プロジェクト:プロトコルの、5年ぶり5作目。リーダー・アルバムとしては『SYMBIOSIS』(95年)や『ANOTHER LIFETIME』(97年)なんてのもあって通算8作目に当たるが、セッション・ユニット参加作も多い人だから、あまり名前にこだわる必要はないのかも。要はメンバーのバランス感、誰がメイン・コンポーザーになってイニシアチヴを握るか、そのあたりの違いに過ぎないのだろう。

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■ STROKIN' ・NATURAL INGREDIENTS / RICHARD TEE

richard tee

世の中が騒然としているせいか、70年代頃のリッチなクロスオーヴァー・サウンドに身を浸していると、心が和らぐ。言いたいコトは山ほどあれど、こういう時こそ自分の為すべきことを為していかないと。ここ2日、グローヴァー・ワシントンJr.〜ボブ・ジェイムスと来たので、今日はこの人、故リチャード・ティー。まさに稀代のピアノ・プレイヤー、ワン&オンリー。

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■ FEEL LIKE MAKING LIVE! / BOB JAMES TRIO

bob james live

ボブ・ジェームスのピアノ・トリオ作再び。18年に発表した『ESPRESSO』以来3年ぶりのニュー・アルバムで、マイケル・パラッツォーロ(wood bass)、 ビリー・キルソン(ds)というメンバー構成も同じ。ボブはアコースティック・ピアノをメインに、フェンダー・ローズとAKAIのMIDIミニ・キーボードを弾き倒す。

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■ IN THE NAME OF LOVE - The Elektra Recordings 1979-1984 / GROVER WASHINGTON JR.

grover washington jr

クリスタルなサックス奏者(?)、グローヴァー・ワシントンJr.の最もポピュラーなエレクトラ時代5作品をパッケージにした、超お得なセットが年末に出ていた。作品的には79〜84年、『PARADISE』『WINELIGHT』『COME MORNING』『THE BEST IS YET TO COME』『INSIDE MOVES』の5枚。代表作『WINELIGHT』や<Just The Two Of Us>のラグジュアリーな世界観がお好きなら、ほとんど丸ごと楽しめるセットである。

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■ THE GOLDEN HOUR / DAVE KOZ, CORY WONG

dave koz_cory wong

サブスクを使い始めて、一番CDを買わなくなったのが、実はこのスムーズ・ジャズ。何かをしながら、サラリとBGM的に聴き流すことが多いジャンルだし、金太郎前状態のアーティストが少なくないから、自分にとっては もうそれでコトが足りちゃう。ライヴだとまた違った面が楽しめるけど、録音モノにはほとんど興味を失っていた。そんな中にあって、最近何度もリピートして聴いていたのがこのアルバム。そうなると結局フィジカルが欲しくなって…。黄色のTにオーダーしたら、3〜5日で入荷のはずが1ヶ月以上待っても届かないので、Aに切り替えたところ翌日着いた。予約商品や限定モノに関してはまるで信用できないAだけど、在庫があれば役に立つ。

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■ LINGER LANE / BOBBY HUTCHERSON

bobby hutcherson

昨年ユニバーサル・ジャズが展開していた【入手困難盤復活!! 名門レーベルに残されたJAZZ秘蔵の名盤】シリーズから、前々回ポストのジョン・リー&ジェリー・ブラウンに続いて、ボビー・ハッチャーソンの75年作を。ハッチャーソンといえばブルーノート・レーベル生え抜きのヴァイブ奏者で、初録音もブルーノートなら(1961年のジャッキー・マクリーン)なら、初リーダー作(65年)もブルーノート。そして77年まで移籍もせず、年2作ペースでアルバムを出していた。特に70年代に入ってからは、徐々にクロスオーヴァー指向となり、いわゆるLA-BNの中核となっていく。

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■ STILL CAN'T SAY ENOUGH / JOHN LEE & GERRY BROWN

john lee & gerry brown

昨年ユニバーサル・ジャズが展開していた【入手困難盤復活!! 名門レーベルに残されたJAZZ秘蔵の名盤】シリーズから、LAブルーノートにアルバムを残したリズム・コンビ:ジョン・リー&ジェリー・ブラウンの75年2nd。白人のベース奏者ジョン・リーと黒人ドラマー:ジェリー・ブラウンは、共にフィラデルフィア生まれで、ハイスクール時代からしばしばコンビを組んで活動していた。地元音楽学校を出たジョンは、ニューヨークでジョー・ヘンダーソンやファラオ・サンダースのグループで活動。一方ローランド・カークと共演していたジェリーは、ある時ハービー・ハンコックからヨーロッパ行きを勧められ、それで2人でオランダに渡った。

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■ SHAMBARA ~ シャンバラ

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神保彰のニュー・アルバム『SORA』『アメノチハレ』のリリースに合わせるかのように、神保サンと盟友:櫻井哲夫が立ち上げたプロジェクト、SHAMBARAの89年ワン&オンリー作がタワーレコード限定でCD復刻。アナログ盤は、ひと足早くHMV Record Shop発信で出ていて、それが初のアナログ化ではなかったかな? 当時サンプル盤だけ作られたという7インチ・シングル『恋の瞬間〜Can't Stop My Love / SOOLID LOVE』も、今年早々に限定リイシューされている。

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■ MOUNTAIN DANCE / DAVE GRUSIN

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ブルー・ペパーズ『SYMPHONY』発売記念インストア・イベント@タワーレコード渋谷店6Fイベントスペース(TOWER VINYL SHIBUYA)、多くの皆さまにお集まりいただき、ありがとうございました。司会の大役も、つつがなく終了いたしました。ブルー・ペパーズ、来年2月には久々のライヴも決まっているので、詳細はCOTTON CLUB JAPANのサイトをご覧ください。28日(木)から予約スタートです。

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■ IN A SPECIAL WAY / GENE HARRIS

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昨日に引き続き、ユニバーサル・ミュージックの廉価盤シリーズ【名門レーベルに残されたJAZZ秘蔵の名盤】から、今度はブルー・ノート生え抜きのピアニスト:ジーン・ハリスを。この人を紹介する時に、元スリー・サウンズの…、というセリフが枕詞に使われるが、他のジャンルからこの手のBN-LA系ジャズ・ファンク作品に辿り着いた人にとって、その看板はほとんど何の役にも立たない。代わりにこの76年作『IN A SPECIAL WAY』を形容するなら、迷わずコレだ。
「アース・ウインド&ファイアー・ファミリー、多数参加」

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■ CHESHIRE CAT / RONNIE FOSTER

ronnie foster_cheshire cat

好評を呼んでいるユニバーサル・ジャパンの入手困難盤復活、廉価盤シリーズ。先月・今月はジャズ方面に移行していて、“ここ数年入手困難だったジャズの裏名盤をピックアップ!” と謳い、全200タイトルを復刻している。ほとんどは王道モノなので自分には縁が薄いが、よくよくチェックすると、ブルーノートのLA-BN品番もいくつかラインアップ。例えば、ホレス・シルヴァーとかドナルド・バード、ボビー・ハッチャーソン、チコ・ハミルトン、ジーン・ハリス、ジョン・リー&ジェリー・ブラウンなどの、ジャズ・ファンク物。オォ、現在執筆中の『AOR Light Mellow Premium 02』に掲載予定のマキシ・アンダーソンも、おそらく3回目の復刻で。その中から、AORファンにも馴染深い黒人キーボード奏者ロニー・フォスターの75年作『CHESHIRE CAT(チェシア・キャット)』を紹介しよう。

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■ SOUL SEARCHIN' / LARRY CARLTON & PAUL BROWN

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クロスオーヴァー/フュージョン系ギタリストとして、もう完全にレジェンドの一角を成しているラリー・カールトン。でも、こと作品という話になると、もうネタ切れなんだと思ってきた。何せこの20年間、出すアルバムは、スティーヴ・ルカサー、ロベン・フォード、松本孝弘、デヴィッド・T. ウォーカー、 SWRビッグ・バンドなどとの共演作ばかり。しかもそのほとんどがライヴ・レコーディングだ。中にはグラミー賞をもらうなど高く評価された作品もあるけれど、ある意味ステージならではのハプニング頼りの面 無きにしも非ずで…。

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