Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog.
Sorry for Japanese only.

Crossover / Fusion

■ JACKETS XL / YELLOWJACKETS + WDR BIG BAND

yellowjackets xl

来年でデビュー40周年を迎えるイエロージャケッツのニュー・アルバム『JACKETS XL』が登場。「え、まだ演ってたの?」なんてイケズな声も出そうだが、地に足つけた活動を継続している数少ないグループ。かつてはフュージョン王道を突き進んでいたが、度重なるメンバー交代と共に、いつしか硬派なコンテンポラリー・ジャズ路線へ。現在のオリジナル・メンバーはラッセル・フェランテ(kyd)ただ一人で、相棒役はボブ・ミンツァー(sax)。でも2011年からは、往年のメンバーだったウィリアム・ケネディ(ds)が復帰。盟友ジミー・ハスリップと入れ替わったジャコの息子フェリックス・パストリアス(b)は、期待とは裏腹にごく短期間の参加で終わってしまったものの、これで加入3作目となる後任デイン・アルダーソンのプレイが素晴らしいので、またまた安定期に入ってきたことを伺わせる。

続きを読む

■ COME WHAT MAY / TOM BROWNE

tom browne 2020

ジョージ・ベンソン、ボブ・ジェームス(&ティル・ブレナー)と、フュージョン系大御所の好作が続いたので、今回もその手で。<Funkin' For Jamaica>でお馴染みの黒人トランペット奏者トム・ブラウン、今月頭に到着したばかりの最新作『COME WHAT MAY』をご紹介。死の淵に立ってガンと闘っていた愛妻が病気を克服したそうで、その感謝の気持ちを込めて、このアルバムが作られた。

続きを読む

■ ON VACATION / TILL BRONNER & BOB JAMES

till bronner_bob james

コイツはメチャメチャ洒脱なアルバム。大ベテランのボブ・ジェームスと、ヨーロッパ中心に圧倒的な人気を誇るドイツ出身のトランペット奏者ティル・ブレナーという初顔合わせにまずヤラれ、次いでノルタルジックな映画から抜け出してきたようなヒップなジャケにまたヤラれ…。そのくせアルバム・タイトルは『ON VACATION』と、ヒネることなくド直球。ソニー系列のMasterworks発信だけれど、果たして国内盤は出るのかしらね? 

続きを読む

■ WEEKEND IN LONDON / GEORGE BENSON

george benson in london

ジョージ・ベンソンの2019年最新ライヴ盤が、オランダを拠点にするブルース系ギター・レーベル Provigue から登場した。このレーベルからのリリースは昨年の『WALKING TO NEW ORLEANS』に続くもので、今のところ日本リリースの予定はないようだ。ベンソンのライヴ盤はGRP時代の05年に出した『BEST OF GEORGE BENSON LIVE』以来。あちらは00年に北アイルランドのベルファーストでレコーディングされたフル・オーケストラとの共演ライヴで、『ABSOLUTELY LIVE』なるタイトルでリリースされた映像作品からセレクトされたシロモノであった。

続きを読む

■ EASY / GRANT GREEN

grant green_easy

昨日は大きな訃報が入ってしまったが、再び幻のクロスオーヴァー・レーベル:ヴァーサタイルのリイシュー・シリーズに戻って、知る人ぞ知る名ギタリスト:グラント・グリーンの78年作『EASY』。彼のヴァーサタイル移籍第1作目にして、何と生前最後のアルバム。もう少し長生きしてたら、ジョージ・ベンソンを脅かす存在になっていても全然不思議ではないんだけどな。

続きを読む

■ LISTEN UP ! / JORGE DALTO

jorge dalto_listen up

昨日のポストに続き、77年〜80年の3年間にニューヨークからユニークなクロスオーヴァー・サウンドを発信した幻のレーベル:ヴァーサタイルの作品群から、コレをピックアップ。ホルヘ・ダルトの『LISTEN UP!』。ホルヘといえば、ジョージ・ベンソンの大ヒット作『BREEZIN'』を筆頭に、『IN FLIGHT』や『LIVING INSIDE YOUR LOVE』『WEEKEND IN L.A.』などに貢献した、アルゼンチンはブエノスアイレス出身のピアノ奏者。ヴァーサタイルではハウス・ミュージシャン的存在の一人に数えられ、グラント・グリーンやカーメン・マクレエなど複数のアルバムに貢献している。

続きを読む

■ SATURDAY NIGHT FEVER・SHADOW DANCING / CORNELL DUPREE

cornell dupree_fevercornell dupree_shadow

昨日のポストはブルーノートLAというジャズ・フュージョンの大メジャー・レーベルもののコンピだったが、今日は同路線のマイナーものを。77年〜80年の僅か3年間、ニューヨークからユニークなクロスオーヴァー・サウンドを発信した幻のレーベル:ヴァーサタイルの作品群が一挙10枚、日本初CD化を含むカタチで復刻された。その中から、まずは当ブログのお客様が一番馴染みのありそうなところをピックアップしてご紹介。スタッフのギタリストとして名を挙げたテキサス・ファンクの雄、コーネル・デュプリーの2作である。

続きを読む

■ THE GUITAR OF BN-LA / Various Artists

guitar of BN-LA

コレは何ともナイスなコンピ2枚組だ。ギター・マガジン10月号の特集記事『70年代。ブルーノートL.A.時代のギタリストたち』に連動するもので、当然ながらギター・マガジン編集部の選曲・監修。
『クロスオーヴァー前夜。ブルー・ノートはこんなにもメロウでファンキーだった…』

続きを読む

■ IMMORTALITY / NARADA MICHAEL WALDEN

narada_immortality

ついこの前、ジャーニーへの正式加入で世間をアッと言わせたナラダ・マイケル・ウォルデン。前任がやはり、バリバリのジャズ・ドラマーだったスティーヴ・スミスということで、このジャーニー側の人選は納得できるけれど、壱ドラマーに過ぎなかった彼に対し、ナラダはソロ・アクトとして成功し、同時にアレサ・フランクリンやホイットニー・ヒューストン、マライア・キャリー、ステイシー・ラティソウ、シャニース、アンジェラ・ボフィル、スターシップらを手掛けたグラミー受賞プロデューサーでもある。最近は最前線から離れていたとはいえ、ジャーニーへの加入じゃチョッと釣り合わない。果たして新作はどうなるか…?なんて思っているところに、ヒョッコリ、約5年ぶりナラダのソロ・アルバムが登場した。

続きを読む

■ LIQUID QUARTET LIVE / MICHAEL LANDAU

michael landau_live

「彼こそ完璧なる名手だ」 ─ ジェイムズ・テイラー
「世界で最も素晴らしいギタリスト/ミュージシャンの1人だね」 ─ スティーヴ・ルカサー

そんな風に称えられる孤高のギタリスト:マイケル・ランドウ。彼の2年ぶりのニュー・アルバムは、昨年11月に、地元ハリウッドにある著名ライヴ・ハウス:Baked Potatoでレコーディングされた、LIQUID QUARTETでのライヴ盤だ。

続きを読む

■ PERSPECTIVE / STEVE GROSSMAN

steve grossman 79

相変わらず訃報が多い。13日に亡くなっていたことが明らかになったのは、“テナー・タイタン”、“最後の野獣系ハード・バッパー” の異名を持つジャズ・サックス奏者スティーヴ・グロスマン。ニューヨーク州グレンコーブの病院に持病で入院していて、心停止したという。ヨーロッパ住まいが長かったが、数年前にイタリアのボローニャから本国に戻っていたそうだ。享年69歳。

続きを読む

■ FREETIME / SPYRO GYRA

spyro gyra_freetime

一日の幕開けによく引っ張り出すスパイロ・ジャイラ。その時は当然、初期代表作にしてフュージョン史に残る傑作『MORNING DANCE』や『CATCHING THE SUN』を流しッパにするんだけど、この季節はコチラを聴く機会が増える。81年の通算5作目『FREETIME』だ。これの後続作『INCOGNITO』や『CITY KIDS』になるとジャズ色が濃くなって、だんだん硬派なコンテンポラリー・ジャズというかウェザー・リポート化していくが、このアルバムまではバランス感を保っていて、爽快ポップ・フュージョン路線を堅持しつつ、そこに次作からの方向転換を暗示する部分を覗かせていた。

続きを読む

■ PACIFIC FIRE / GEORGE BENSON

benson_pacific fire

集中豪雨で被災された九州方面の方々、深くお見舞い申し上げます。まだ豪雨が続く地域もあるようなので、まずはお気をつけて。ココまで行くと既にコロナどころではなさそうだけど、今後はボランティアが集められないとか、復興にも影響出そう。東京五輪はもちろん、カジノとか静岡が反旗を翻しているリニア新幹線とか、リスクが大きい大型公共事業はさっさと断念して、本当に国民の暮らしを守るような事業に税金を投下すべきでは? 最近は全国各地で毎年のように大規模災害が起きているのだから、新しいハコものを作るより、本当にやるべきコトがある。自分の選挙と支持者への利益誘導ばかり考えている政治家には、早く退場してほしいものだ。

続きを読む

■ HEAVIER THAN YESTERDAY / DEVID BENOIT

david benoit 1

う〜む、実に怠惰な一日…。週明け締切もあるし、いろいろとやるべきコトはあるのだけれど、どうも気持ちがそちらへ向かない。PCに向かっていても、調べモノとかしているうちに、あらぬ方向へサーフィンしてしまう。こういう時は、自分に無理強いしても効率が悪いだけ。経験上それを分かっているので、思い切って寝るか身体を動かすか、あるいは好きなコトをして、気分転換した方が良い。…ってなワケで、今日はコレ書いて寝ることにする。あぁ、昨夜も早めに寝たんだっけ…。ここ何日か、そういうバイオリズムなのかも…

続きを読む

■ VOYEUR / DAVID SANBORN

david sanborn_voyeur

気持ちの良いクロオーヴァー/フュージョンを爆音で聴きたくなって、手に取ったのがコレ。サンボーンの通算6作目、81年作『VOYEUR』。我々世代には『夢魔』といった方が通りがイイかな? サンボーンを知った最初は、ロック・アーティストのアルバムでよくソロを吹いているサックス奏者として。多分トム・スコットの次ぐらいに名前を覚えたと思うけど、リーダー・アルバムをシッカリ聴いたのは、80年作『HIDEAWAY』が最初。そのあと出たのがコレだった。サンボーンの一番の愛聴盤は後続の『AS WE SPEAK』だが、この3枚には並々ならぬ思い入れがある。ただし落ち着いて聴くのは、かなり久しぶり。

続きを読む

■ TOUCHDOWN / BOB JAMES

bob james_touchdown

特に意味なくボブ・ジェームスの名盤『TOUCHDOWN』。録音が78年6〜9月で、その制作中に初のジャパン・ツアーを敢行。発売は同年12月だった。自身のレーベル:Tappan Zeeからの1作目『HEADS』が年初めにジャズ・チャートNo.1になったばかりのタイミングでもあり、まさに脚光を浴びる中でのリリースだった。カナザワにとっては、初めて意識して聴いたボブ・ジェイムスのアルバムだったはず。のちにCTI時代の<Take Me To The Mardi Gras>や<Farandole>を聴いて、「あぁ、TVやラジオに使われているアレもコレも、み〜んなボブ・ジェイムスだったのか」と、クロスオーヴァー/フュージョンへの認識を改めさせられる道筋を敷いてくれた一作でもあったと思う。

続きを読む

■ SCRATCH / THE CRUSADERS

crusaders_sctrach

引き続き、『コロナ禍でライヴ文化を絶やすな!』シリーズ。クロスオーヴァー・フュージョン系で、前回ポストに記した条件を満たすのは、まず最初にコレだろう、クルセイダーズが74年に発表した名盤『SCRATCH』。ジャケにシッカリ、"RECORDED LIVE AT THE ROXY"とある。ロキシーはルー・アドラーが中心になって73年にオープンしたライヴ・クラブで、キャパは500シート程度。数々のライヴ名盤が録られているが、その最も初期の1枚だ。

続きを読む

■ DINNER MUSIC / CARLA BLEY

carla bley_dinner music

フュージョンが拡大再生産ではなく、実験精神旺盛なリアル・クロスオーヴァーだった時代。その頃の面白いヤツが聴きたい、という気持ちで手にしたのが、このカーラ・ブレイの77年作。カーラ・ブレイって最近はほとんど話題に上がらないけれど、本当ならパット・メセニー級に注目されていてもよかったんじゃないの?と思う。デヴィッド・ボウイ『★(Black Star)』以降、若手のジャズ作編曲家/ビッグ・バンド・コンダクターが注目されているんだし。日本で言えば、挾間美帆とか。

続きを読む

■ OVER THE RAINBOW / HERB ALPERT

herb alpert_019

コロナ・ウィルス蔓延による政府の緊急事態宣言発令で、営業自粛や休業を強いられ、多くの方々が経済的困窮に瀕している中、家に籠ってひたすらPCに向かって原稿を書いている自分。とてもラッキーだと感謝する一方で、相変わらず、気ままに音楽を聴く時間は取りにくかったりする。だから仕事以外では、自ずと何かやりながら聴き流せるインストや軽めの音を選んでしまうが、今日 手が伸びたのは、昨年リリースされたハーブ・アルパート御大の最新作『 OVER THE RAINBOW』だ。

続きを読む

■ SHORT TRIP TO SPACE / JOHN TROPEA

john tropea_short trip

コロナ禍で発売延期になっている角松敏生『EARPLAY ~ Rebirth 2 ~』にて<Can't Hide Love>がカヴァーされているということで、少し前にディオンヌ・ワーウィックやジェイ・P・モーガンのヴァージョンをご紹介、この曲を世に広めたアース・ウインド&ファイアー版はもちろん、初出のクリエイティヴ・フォース、それにペリー&サンリン(フィル・ペリー)なども演っているよ、と書いてきた。けれど実はもうワン・ヴァージョン、インストで印象に残っていたカヴァーがある。それがベテランのフュージョン・ギタリスト:ジョン・トロペイのテイクである。

続きを読む
HOME
Light Mellow on the Web

link_fb
細かいNewsはコチラで発信
TOPICS
● Disc Guide『AOR Light Mellow』20周年 ●

AOR_LM_cov_0823
AORライトメロウ プレミアム 01 Legends & Pre-AOR
9月23日発売
お求めはタイトルをクリック
詳細はコチラから

●初CD化&入手困難盤復活!!『AOR ~ Light Mellow 1000』●

Light Mellow 1000
light mellow 100 door

詳細ご案内・購入はこちら
Light Mellow's Choice
 カナザワ監修シリーズ
 from VIVID SOUND

Light Mellow Searches
 カナザワ監修シリーズ
 from P-VINE Records

Light Mellow meets ALOHA GOT SOUL
 カナザワ監修シリーズ
 meets HAWAII

Light Mellow Compilation
● Light Mellow Searches - 5th Anniversary Edition ●
タワーレコード限定企画のスペシャル・コンピレーション
LM Searches_0202jpg

詳細・購入はコチラから。

PLAYLIST
●Kanazawa 監修 Playlist ●

●ビクター編『Light Mellow 〜 City Pop Collection』
●コロムビア編『J-DIGS: Light Mellow City Essence Vol.3』
citty essence 3
apple music
spotify
隔月公開予定/全6回
11.3. レコードの日
Light Mellow 和モノ45 復活!

和モノ45 logo
2020.11.3.レコードの日に、以下4枚の7inchをreissue
noriyo ikeda_glass
■池田典代■
ガラスの虹/リトル・チャイルド(未発表曲)

yamagata_smile
■やまがたすみこ■
あの日のように微笑んで/ほろ酔いイヴ

paris match_saturday
■ paris match ■
Saturday/SILENT NIGHT

yuko imai_stay with me
■今井優子■
真夜中のドア〜Stay with me〜/TRUST YOUR HEART

詳細・購入はこちらから
レコードの日オフィシャル

Light Mellow 和モノ
Recent Comments
Article Serch
Archives