昨日のポストに続き、Ultra-Vybeの期間限定ソウル名盤廉価セールから。ネタはラモント・ドジャーの74年作『THE NEW LAMONT DOZIER ALBUM ~ LOVE AND BEAUTY』。モータウンをビッグにしたソングライター・チーム、ホーランド=ドジャー=ホーランドの3人が、モータウンから独立して設立したホット・ワックス/インヴィクタスからのワン&オンリー作。でもコトはそれほど単純じゃなかった、というのは、ソウル・ファンならとうにご存知だろう。
何だか唐突に現れたナラダ・マイケル・ウォルデンのニュー・アルバム。『IMMORTALITY』から約3年ぶりと比較的早いペースでの登場だけど、何作か続いていた自主レーベル:Tarpanからのリリースではなく、アートワークのムードも違う。何じゃコリャ?と思う人、少なくないんじゃないかな。日本じゃ角松敏生が彼の80年の楽曲<Dance Of Life>をモチーフにアルバムを作ったりして、一部で注目されているが、そんなことはどうでもよくて…。それよりナラダ自身の最近の動き、ジャーニーへの加入〜ツアー参加〜短期間で脱退というアレは、一体なんだったんだろう? まぁ、裏事情も薄っすらと見えてしまいそうだけれど…。
引き続き【Boardwalk Records Original Master Collection】の復刻第2弾5作品の中から、もう1枚。アトランティック・スター、ミッドナイト・スターと並ぶ、80年代ブラック・ミュージック・シーン3大 “スター” グループ、スターポイントの、83年発表通算5作目。この3大 “スター” グループ、よく言われるコトだけれど、名前の他にも活動時期、兄弟がバンドの中心、女性シンガーがフロントにいるなど共通点が多く、しかもセルフ・コンテインドの大型ヴォーカル&インストゥルメンタル・グループとしてスタートしながら、プログラミング時代の到来にもうまく対応し、まさに80年代のブラック・コンテンポラリー・シーンを先導していった感がある。
Ultra-Vybe / Octave-Lab がスタートさせた【Boardwalk Records Original Master Collection】シリーズ。第1弾は拙監修によるAOR編で、クリス・クリスチャンやロジャー・ヴォードリス、チカーノ系のティエラ3作が出たが、第2弾はソウル系。オハイオ・プレイヤーズ、スターポイント、リチャード・ディンプル・フィールズなどがリイシューされる。その中から、個人的に一番愛着のあるロニー・ジョーダンの82年作『THE AFFAIR』をピックアップ。
昨年デジタル・リリースされた16年ぶりとなるニュー・アルバム『MAKE ME SAY IT AGAIN, GIRL』が、1年近くを経て、ようやくCD / Vinyl のフィジカル・リリース。音はもちろんサブスクで聴いていたけど、やっぱりオッサン世代はブツが欲しい。実際は、届いて最初にオーディオで聴いただけで、小さい音で “ながら聴き” する時は、CDを手元にサブスクで流しッパにする、というのがデフォルトですが。