Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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Soul / R&B

■ ARETHA / ARETHA FRANKLIN (4CD box set)

aretha box

アレサがなくなって3年。コロナ禍で遅れ気味だった各種追悼企画が、いろいろ出揃ってきた。その皮切りが、既にこのブログでもレビューしたライヴ・ドキュメンタリー映画『AMAZING GRACE』。そして日本では11月に公開が決まったジェニファー・ハドソン主演の伝記映画『RESPECT』。その公開に合わせてリリース時期を調整していたのが、インディ・デビューからの60年越えのキャリアをフル・カヴァーした アンソロジー4枚組ボックス『ARETHA(アレサ - ザ・グレイテスト・パフォーマンス)』、全81曲5時間超。このヴォリュームなので、何度かに聴き分け、ようやく全曲をチェックすることができた。

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■ SUMMER OF SOUL

summer of love

地元シネコンで映画『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がデレビ放映されなかった時)』を観た。まぁ、サブタイトルは少々大袈裟だと思うけど、あのウッドストックと同時期に、ニューヨークという大都市にあるハーレムで、こうした黒人音楽のビッグ・イベントがあったとは…。その名も、ハーレム・カルチャラル・フェスティヴァル。1969年の夏、6月末から8月末までの日曜日に6回開催されたフリー・コンサートで、動員数はのべ30万人。なんだ、規模感としては、ウッドストックにだって負けていないじゃないか。その時の記録フィルムが、実に50余年もの時間を経てドキュメンタリー映画として蘇った。

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■ UNFINISHED BUSINESS / AFTER 7

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目下のヘヴィ・ローテーションは、アフター7の5年ぶりのニュー・アルバム『UNFINISHED BUSINESS』。前作『TIMELESS』がどんなアルバムだったか、充実してたのは覚えているけど、その内容についてはもうスッカリ忘却の彼方。でもジジイらしく昔のコトはよく覚えているので、89年のデビュー・アルバムの方は未だに記憶が鮮烈。ベイビーフェイス黄金期でもあったし、1stはホント、よく聴いた。

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■ PERFECT UNION / KOOL & THE GANG

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クール&ザ・ギャングといえば、創設メンバーのひとりであるサックス奏者デニス・トーマスを、8月7日に亡くしたばかり。彼らは昨年9月に中核ロナルド・ベルも失っており、この7月からコロナ禍を押してようやくツアーを始めたところだった。そしてそのデニス・トーマスの訃報と入れ替わるように届いたのが、何と14年ぶりとなるオリジナル・ニュー・アルバム『PERFECT UNION』である。

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■ BRUCE CONTE(Ex-Guitarist of TOWER OF POWER) Passed away

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また訃報。タワー・オブ・パワーの全盛期を支えたギタリスト:ブルース・コンテが、現在の住まいであるフィリピンのセブ島で8日に死去した。12年に白血病であることが判明し、それを公表して治療資金を公募しながら闘病生活を送っていた。

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■ VOLUME ONE / JAM & LEWIS

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80年代後半〜90年代の音楽シーンを席巻したプロデューサー・チーム:ジミー・ジャム&テリー・ルイスが、自らの名前を冠した初のアルバム『VOLUME ONE』をリリースした。多くのメディアがこのアルバムを「復活!」と称しているが、そう言われるのは苦汁を嘗めていた時期が長かったから。でもそれは彼らが方向性を見失っていたのではなく、時代とソリが合わなかった故。80'sブギーの復権が謳われて久しいけれど、ホントにそれを狙ってビッグな成功を収めたのはブルーノ・マーズくらいで、他はその潮流に寄り添っただけ、という気がしている。

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■ MISSING YOU / ROBERT COTTER

robert cotter

シックの前身であるビッグ・アップル・バンドが全面参加した幻の作品、として知られている一方、コレクター泣かせの激レア・レーベル Tiger Lillyからのリリースのため、ダブルでディスコ・フリークのコレクターズ・アイテムとして有名なロバート・コッター、76年作がサクッと世界初CD化。 Tiger Lillyはレア・グルーヴ期になってジャクソン・シスターズで知られるようになったけれど、オリジナル盤は極めて珍しい。

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■ BLACKBIRD 〜 Lennon - McCartney Icons / MARILYN McCOO & BILLY DAVIS JR.

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黒人ポップ・ヴォーカル・グループ:フィフス・ディメンションで活躍したあと独立し、夫婦デュオとしてもヒットを放ったマリリン・マックー&ビリー・デイヴィス Jr.の、超久しぶりの新作。某所には30年ぶりのデュオ作、なんて書かれていたけど、08年にインディ発信のスタンダード集があるので13年ぶり。デュオでヒットを飛ばしてたのは70年代後半だから、もうざっと40年以上前になる。 ‎

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■ BEAUTIFUL SCARS / MERRY CLAYTON

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アレサ・フランクリン『AMAZING GRACE』を観た余波か、今回はこの大ベテラン:メリー・クレイトンのゴスペル・アルバム新作を。ローリング・ストーンズ<Gimme Shelter>の印象的な女性ヴォーカルを取ったコトで、ロック史にも名を残るソウル/R&Bシンガーだけど、もうずいぶん長いコト表舞台に立っておらず、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を獲得した2013年の映画『バックコーラスの歌姫たち』に登場した時に、「おぉ〜! 元気だったか」と思った。ところがその翌年、交通事故に遭って両足切断 厳しい長期リハビリの末、ようやく復活したらしい。きっとそこには信仰の支えもあったのだろう。

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■ AMAZING GRACE / ARETHA FRANKLIN

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締切ラッシュの中、近年ゴスペルにハマっている相方にせがまれ、アレサ・フランクリンのライヴ・ドキュメンタリー映画『AMAZING GRACE』@渋谷Bunkamura ル・シネマへ。緊急事態宣言対応でキャパ半分ながら、お昼の回だというのに、ほぼ満席。幸か不幸か、仕事が休みになって、時間のある人が少なくないのだろうな。系列の東急系パーキングは、通常Bunkamura は割引対象外なのだが、この日はパーキング・システムの入れ替え作業とかで、何と無料開放中。無理して来た甲斐あって、こりゃラッキー

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■ GREGG DIAMOND'S STAR CRUISER

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4月末にリイシューされた T-Groove Presents Disco Reissue Series 第3弾からもう1枚。70年代後半のニューヨーク・ダンス・シーンを揺るがしたグレッグ・ダイアモンドが、マイアミのT.K.グループ傘下にあるMarlinと契約して世に送り出したディスコ・プロジェクト:スター・クルーザー名義の78年作。グレッグ・ダイアモンドと言えば、誰もがバイオニック・ブギーを思い出すところ。実際そちらの方が先に立ち上がっており、<Risky Changes>と<Dance Little Dreamer>を2曲同時にディスコ・チャート首位に立たせる快挙を成し遂げている。バイオニック・ブギー2作目『HOT BUTTERFLY』のタイトル曲は、ルーサー・ヴァンドロスのリード・ヴォーカルで成功。チャカ・カーンが80年のソロ2作目『NAUGHTY』で<Papillon (a.k.a. Hot Butterfly)>としてカヴァーし、R&Bチャート22位に仕立てた。

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■ COUNT THE DAYS / AL WILSON

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昨日に続き、ワールドワイドに活躍している呑兵衛リミックス・プロデューサーが仕掛けたカタログ企画:T-Groove Presents Disco Reissue Series第3弾から、今回はアル・ウィルソンの79年作『COUNT THE DAYS』を。アル・ウィルソンは、74年初頭に<Show And Tell>を全米No.1ヒットにしたことで知られる人。76年にも<I've Got A Feeling (We'll Be Seeing Each Other Again)>を全米29位/R&B3位にランクさせたが、所属していた Playboy Recordsとトラブルが起こり、レコードが作れなくなった。ところがそのPlayboyが78年に閉鎖。解放された彼は、すぐさまRoadshowに移籍する。そして単身フィラデルフィアへ乗り込んで録音したのが、この通算6枚目のアルバムだ。

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■ THE LAST DISCO IN PARIS / PARTNERS

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星野源と新垣結衣の結婚発表のニュースに沸く世間。あぁ、みんなハッピーなニュースに飢えていたのね、と思いつつ、自分はワールドワイドに活躍する呑兵衛野郎が仕掛けたカタログ企画に耳を任せて、メデタイ気分にしてもらおう。…というワケで、T-Groove Presents Disco Reissue Series第3弾@Ultra-Vyveからピックアップ。イチ押しは、カナザワも以前手掛けたことがあるサルソウルのコンピ『SALSOUL DISCO 1974-1981 Compiled By T-Groove Vol.2』なのだろうが、個人的に気になるのは、アル・ウィルソンやグレッグ・ダイアモンドなどの復刻モノ。その中から、事前にT-Grooveから「知ってます?」と問い合わせを受け、リイシューを楽しみにしていたこの珍妙ネタを。

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■ MESSAGES FROM THE SPIRIT...THE COLLECTIVE / SHEREE BROWN

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故ミニー・リパートンに始まり、デニース・ウィリアムス、パトリース・ラッシェン、シリータ…と連なるエンジェリック・ヴォイスの系譜。この女性シンガーも、間違いなくそこの住人である。シェリー・ブラウン、8年ぶりのニュー・アルバム『MESSAGES FROM THE SPIRIT...THE COLLECTIVE』が3月にリリースされていた。デビュー40年のキャリアで5枚目のアルバム(うち1枚は自主制作)だから、かなりの寡作家と言えるが、流行・時流には溺れず、シッカリ彼女らしさを守っているのが嬉しい。

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■ FIRE IT UP / STEVE CROPPER

steve cropper

白人ながらソウル・ギターのレジェンドとして名人芸を披露してくれるスティーヴ・クロッパー、御ん歳80(今年10月で)のニュー・アルバム。ブッカー・T& The MG's で活躍し、オーティス・レディング<The Dock Of The Bay>やウィルソン・ピケット<In the Midnight Hour>といったソウル・クラシックの数々を書いたことでも知られている。また映画『ブルース・ブラザーズ』でも存在感を発揮。ロックやAOR寄りのところでは、ネッド・ドヒニーやタワー・オブ・パワー、ケイト・ブラザーズ、ポコ、ジョン・クーガー・メレンキャンプ、イヴォンヌ・エリマンらをプロデュース。それにスタッフやロベン・フォード、忘れちゃイケない、第2期ジェフ・ベック・グループもクロッパーの制作だった。

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■ CREATIVE SOURCE +2

creative source

昨日に続き、ビル・ウィザースが在籍していた米西海岸拠点のソウル・レーベル:Sussex(サセックス)のカタログ・リイシューから。主宰者クラレンス・アヴァントは、後にSOSバンドやアレキサンダー・オニール、シェレールらをデビューさせるTabu Labelを興したことでも知られるが、一方でマフィアとの関係が噂されるなど、ちょいとクセの強い人物だったらしい。それでもヴァン・マッコイや、このクリエイティヴ・ソースを手掛けたマイケル・ストークスをレーベルの中核制作陣に置くなど、確かな音楽的才覚を持っていたようである。

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■ STAY A WHILE WiTH ME / SHARON RIDLEY

sharon ridley

ビル・ウィザースを輩出した米西海岸拠点のソウル・レーベル:Sussex(サセックス)のカタログ・リイシューがスタート。その詳細はこの辺りの特集サイトをご覧いただくとして、まずはそこからいくつか、日を追ってピックアップしていくことにしよう。まずは、Sussexの後継的レーベル:Tabuでの2作目『FULL MOON』(78年)からのダンス・クラシック<Changin'>で有名な女性シンガー、シャロン・リドリーのデビュー・アルバム『STAY A WHILE WiTH ME』を。

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■ ON EARTH & IN HEAVEN / ROBIN THICKE

robin thicke

唐突に登場したロビン・シック、6年半ぶりのニュー・アルバム。デビュー以来のインタスコープとは既に契約が切れ、自主レーベル:Lucky Music を立て上げて Empire の流通に乗せたカタチでのリリースになった。シックといえば、8年前の<Blurred Lines>が世界のヒット・チャートを席巻したと思ったら、すぐにマーヴィン・ゲイ遺族から盗作との訴訟を起こされ敗訴。オマージュとパクリの違いについて、大きな物議を醸したことが記憶に新しい。しかもその前後から、離婚問題、父アラン(俳優/AORファンにはデヴィッド・フォスター&ジェイ・グレイドン制作のシングルやビル・チャンプリン『RUNAWAY』への参加で知られる)やマネージャーの相次ぐ逝去、山火事による自宅焼失と災難続きで、表舞台から姿を消していた感があった。世界的コロナ・パンデミック発生後も、メンターであるアンドレ・ハレル(アップタウン・レーベル創始者/一時モータウン社長)を亡くしている。

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■ 50 YEARS OF FUNK & SOUL - Live At The Fox Theater- / TOWER OF POWER

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宇宙イチのファンク・バンド:タワー・オブ・パワーの50周年ライヴ盤が、2CD+DVDの3枚組でリリースされた。収録は2018年6月1〜2日@オークランド・フォックス・シアター。TOPは30周年、40周年の節目にそれぞれライヴ盤を出しているが、地元オークランドでアニヴァーサリー・ライヴを演るのは初めて。しかも前日、オークランド市がこの日を“タワー・オブ・パワーの日”に制定し、市庁舎前でセレモニーを行なっている。更に会場のフォックス・シアターも、この日の公演では1階席のシートを取り外し、オール・スタンディングにするナイスな配慮。ライヴは当然、熱く大きな盛り上がりを見せた。その一部始終が、この作品にパッケージされている。

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■ MY QUEEN / GASTON

gaston

ジャケを見れば、「またコヤツは性懲りもなく超B級のローカル・ファンクなんか出してきて…」と思われるだろう。実は自分もそう思って、ゼロ年代中盤の初CD化をスルーしていたクチだ。だが今回ウルトラ・ヴァイヴがスタートさせた【アトランタ・オリジナル・ソウル・コレクション】に組み込まれたのを機に聴いてみたら、あらあらビックリ。アートワークと中のサウンドが全然違う。最近耳にした中では、画(え)と音がもっとも乖離しているパターンだ。

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◆リリース一覧はココから◆

Light Mellow ANALOG
Liner Notes
LIVE Light Mellow Vol.4
● 開催決定! LIVE Light Mellow Vol.4 ●

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2021年11月6日 (土) 16:00/16:30
こくみん共済coopホール スペース・ゼロ
【出演】ブレッド&バター
芳野藤丸 feat. SHŌGUN
paris match
ジャンク フジヤマ
SPARKLING☆CHERRY
【料金】 6,800円(税込)
詳細はこちらから
Light Mellow 和モノ45
LM和モノ45_logo
●8/28(土)開催 CITY POP on VINYL 2021 に7インチ・シングル5枚をエントリー●


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■マザーグース『貿易風にさらされて single ver / album ver』
■大橋純子『テレフォン・ナンバー / ブックエンド』
■ スーパー・パンプキン『カリプソ・レディ / フレッシュ・レモネード』
■井上忠夫『ビロード色の午後 / DANCING SHADOWS』
■ ジャンク フジヤマ『SPARKLE / 秘密』

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