Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog.
Sorry for Japanese only.

Soul / R&B

■ HELLO FROM LAS VEGAS / LIONEL RICHIE

lionel richie live

日本の洋楽シーンでは話題性優先で、あまり情報が入ってこなくなったベテラン・アーティストをすぐに “過去の人” として扱う傾向が強いけれど、実際に本国へ行くとシッカリ国内ツアーに精を出していたり、ラスヴェガスあたりでロング・ランのショウを展開していたりする。このライオネル・リッチーもそのタイプ。80年代は、それこそマイコーことマイケル・ジャクソンの向こうを張るほどの勢いがあったのに、その後は低迷。12年に発表したゲスト満載のカントリー系セルフ・カヴァー・アルバム『TASKEGEE』で26年振りの全米No.1に返り咲き、復活を果たした。でも日本では盛り上がらず、14年に観た武道館公演も、なかなか充実したパフォーマンスだったのに、入りはちょっと寂しかった。その時の当ブログでは、「ちょっぴりラスベガスのディナー・ショウ的親近感も交えつつ、この大バコを盛り上げた」と書いている(当日のブログ)

続きを読む

■ THE TALES PEOPLE TELL / KELLY FINNIGAN

kelly finnigan

AOR寄りの洗練されたブルー・アイド・ソウル・シンガーは少なくないが、その中でストロング・スタイルの強靭な喉を持つ人といえば、ビル・チャンプリンとマイク・フィニガンが双璧を成す。ビルはサンフランシスコのフラワー・ムーヴメント下でマニアックな人気を誇ったサンズ・オブ・チャンプリン出身。マイクはスワンプ系の出自を持ち、ジミ・ヘンドリックスやジョー・コッカー、エタ・ジェイムズらの作品にも参加している。でもそれより重要なのは、全盛期のデイヴ・メイスン・バンドの参謀/キーボード奏者として長く活躍したこと。そのマイク・フィニガンの息子が、このケリー・フィニガンである。

続きを読む

■ THE HEART OF A WOMAN / JOHNNY MATHIS

johnny mathis 74

米の国民的ポップス・シンガー:ジョニー・マティスの70年代中期作品が、再発レーベルのReal Goneから次々にCD復刻。ようやく、待ち望んでいたCDを手にすることができた。2〜3年前に、彼の作品を集大成した68枚組ボックスがリリース。米Columbiaに所属していた時代のすべてのアルバムがCD化され、アチラではそれなりに好評を得たようだ。でもマティスは黒人ながら、いわゆる王道のMOR(Middle Of The Road)シンガーゆえ、カナザワ的にはシティ・ソウルやAOR寄りの作品以外には興味が乏しく、そんな豪勢な箱モノにはとても手が出せない(貧乏だし…)。だから、お目当てのアルバムが切り売りされるのを密かに待っていたワケだ。

続きを読む

■ KATREESE BARNES(JUICY) passed away

juicy 3Katrice_Barnes_

ニューヨークで活動していたシンガー・ソングライター/アレンジャー/プロデューサー/キーボード奏者/サックス奏者とマルチな才能を持つ才媛カトリース・バーンズが、ガンのため逝去。20年前に発症していたらしいが、病気と上手く付き合いながら活動を続け、エミー賞を2回受賞。グラミーのノミネート経験もある。兄はシックでベースを弾いているジェリー・バーンズ。以前は兄妹ユニット:ジューシーで3枚のアルバムを出していた。享年56歳。

続きを読む

■ WALKIN' IN THE SHADOW OF LIFE / NEVILLE BROTHERS

neville_04

朝イチで飛び込んできた訃報は、ミーターズ〜ネヴィル・ブラザーズの中核メンバーで、ニューオーリンズ音楽シーンの重鎮でもあったアート・ネヴィルのそれ。死因は公表されていないが、しばらく前から体調が優れず、昨年末に引退を発表して静養を続けていた。享年81歳。これでネヴィル兄弟は、昨年4月に亡くなった次男チャールズ(上掲右から2人目)と長男アート(左から2人目の赤シャツ/杖)が鬼籍に。天使の歌声を持つ三男アーロン(一番左)とシリル(一番右)が健在、というコトになった。

続きを読む

■ LOVE WILL FIND A WAY / PHILIP BAILEY

philip bailey 019

美声ファルセットでお馴染みのアース・ウインド&ファイアーの看板シンガー:フィリップ・ベイリーの、17年ぶり11枚目のソロ・アルバム。まず、前作『SOUL ON JAZZ』から17年も経っていたのがビックリだし、いつの間にかそんなに多くのソロ作を出していた認識もなかった。でもそれだけ間が空いたのは、モーリス・ホワイトが実質的引退状態(16年没)となったE.W.& F.を全力で支えていたからだろう。また作品的にはゴスペル・アルバム、あるいは若干趣味的なジャズ作品などが多く、重量級の作品が意外に少ないことと関連しているように思う。この新作も、2年前から制作に入っていたという割には、ちょっと唐突に飛び出してきた感があった。

続きを読む

■ MY SPECIAL LOVE -Deluxe Edition- / LA TOYA JACKSON

latoya jackson 2

最近はアナログ復刻や廉価再発の波に押され、ブラコン期のオリジナル再発盤はトンとご無沙汰な気がするけれど、コレは久しぶりに要チェック。ジャクソン・ファミリーの上から5番目、次女に当たるラトーヤ・ジャクソンの81年2nd『MY SPECIAL LOVE』が、英Cherry Red傘下のレーベル:Cherry Popから復刻された。ジャクソン家の女性陣というと、一番下であるジャネットの一人勝ち状態だが、三姉妹で真っ先にデビューしたのは、実はモデル然としたルックスの持ち主だったラトーヤ。しかし大きなヒットには恵まれず、やがてはヌードを披露したり、ゴシップ誌を賑わせたりして、マイケルの奇行が目立ち始めるまでは一家の問題児的存在になっていた。

続きを読む

■ LIGHT MELLOW in SOLAR / Various Artists

light mellow solar

既に先週22日にリリースされているカナザワ監修・選曲の最新コンピレーション『LIGHT MELLOW in SOLAR』。SOLARといえば Sounds of Los Angels Records の略で、シャラマーやレイクサイド、ミッドナイト・スター、クライマックス、ザ・ディールなどが在籍したディスコ〜ダンス・ミュージックの専門レーベルとして知られている。その Light Mellow 版というワケだ。

続きを読む

■ WALKING TO NEW ORLEANS 〜 Remembering Chuck Berry And Fats Domino / GEOEGE BENSON

benson_walk to

令和になって最初のポストは、コソッと発売されたジョージ・ベンソンのニュー・アルバム『WALKING TO NEW ORLEANS 〜 Remembering Chuck Berry And Fats Domino』。コイツがどえりゃーご機嫌なデキだ。ベンソンの新作は13年の『INSPIRATION - A Tribute To Nat King Cole』以来6年ぶり、となる。

続きを読む

■ THE SUPREMES Produced and Arranged By JIMMY WEBB

supremes_jimmy webb

モータウン60周年の廉価リイシューから、取り急ぎもう1枚だけピックアップ。ダイアナ・ロス脱退後のシュープリームスが、試行錯誤の中でジミー・ウェッブと手を組んで作り上げた72年の隠れ好作が初CD化されている。ソウル・ファン、R&B 好きからは ほぼスルーされてしまうアルバムだけど、視点を転換すると、まるで違った評価になる典型的作品である。

続きを読む

■ AMBIENCE / NOLEN AND CROSSLEY

nolen_crrossley

モータウンの創立60周年を記念してのキャンペーンがスタートし、コンピレーションのリリースやマーヴィン・ゲイの幻のアルバム初登場など、いろいろな仕掛けが進んでいる(詳細はユニバーサル・ジャパンの特設サイトにて)が、当ブログ的にはやはりカタログ・リイシューに注目。60周年にちなんで復刻60タイトルが出るのは嬉しいが、中身は出し直しばかりなのが残念。モータウンには まだまだ寝てしまっているカタログがたくさんあるだろ〜ッ、とツッコミを入れつつ、少ないながらも美味しい初CD化が隠れているのでチェックは怠れない。その代表的な一作がコレ、ノレン&クロスレイの2nd。今は懐かしき、拙監修のディスク・ガイド本『ブラック・コンテンポラリー・ミュージック・ガイド』(2000年刊)で紹介していたアルバムが、ようやく復刻された。

続きを読む

■ GOOD LIFE / ROCKIE ROBBINS

rockie robbins

これは意外というより、完全に意表を突かれた復活劇。ミネアポリス出身の都会派黒人シンガー:ロッキー・ロビンスの、実に34年ぶりのソロ・アルバムが英Expansion Records から出ている。長きに渡る隠遁生活の間は、どうやら故郷ミネソタに戻っていた様子。教会へのサンクス・クレジットもあるから、ゴスペルでも歌っていたのかな?

続きを読む

■ LOVECONQUERS ALL・ON THE LINE / MICHAEL WYCOFF

michael wycoff_2michael wycoff_3

身内の不幸に続いて、かの内田裕也さん、サーフィン・ホットロッドの名ギタリスト:ディック・デイル、とミュージシャンの訃報も相次ぎ、何だかなぁ…と塞いだ気分になるが、個人的に刺さったのは、このマイケル・ワイコフ死去のニュースだった。3月13日に膵臓がんで。享年67歳(63歳説もある)。

続きを読む

■ THE GAP BAND IV

gap band IV

多くのR&Bシンガーに指針を与えるアンクル・チャーリーことチャーリー・ウィルソンがいたギャップ・バンドを育て上げ、ヤーブロウ&ピープルズをデビューさせた敏腕プロデューサーにして、トータル・エクスペリエンス・レコードの創設者ロニー・シモンズが、2月6日、就寝中に死去した。現時点では詳細不明。70歳代だったと思われる。

続きを読む

■ THE SECOND ADVENTURE +2 / DYNASTY

dynasty 3

ライナーを書かせてもらったビル・ウルファーと同じ、【ソーラー・レコード・オリジナル・マスター・コレクション】1月発売分からの日本初CD化作品。シャラマーやウィスパーズ、レイクサイド、ミッドナイト・スターらのようにレーベルの看板には成り得なかったものの、レーベル内では彼らに劣らぬ存在感を示したグループがダイナスティである。81年にリリースされたこのアルバムは、『THE SECOND ADVENTURE』というタイトルとは裏腹に、実は彼らの3作目。前作『ADVENTURES IN THE LAND OF MUSIC』から2曲のダンス・チューンがヒットしたため、その続編であることをアピールしたのだ。

続きを読む

■ RAY PARKER JR. & RAYDIO @ Billboard Live Tokyo

ray parker_woman

朝イチでジェイムス・イングラムの訃報を知った昨日は、ちょっと複雑な気持ちを抱きつつ、レイ・パーカーJr.&レイディオ@Billboard Live Tokyo 2日目の2nd Show へ。このところは毎年来日してくれるレイだけど、06年以降 新作はなく、セットリストも大して変わらない。なので既に数回レイの来日公演を観ているカナザワは、最近すっかりレイから足が遠のいていた。

続きを読む

■ FOREVER MORE / JAMES INGRAM

james ingram

facebook には真っ先にポストしたが、朝一番にジェームス・イングラムの訃報が飛び込んできた。1月29日にL.A.で死去。享年66歳。脳腫瘍を患っていたという。でもマイケル・ジャクソン同様、恩師クインシー・ジョーンズよりも先に逝ってしまうとは…。クインシーの81年のアルバム『THE DUDE(愛のコリーダ)』にリード・シンガーとして抜擢され、彗星のようにデビューしたジェイムス。最近はあまり表立ったニュースがなく、08年のゴスペル・アルバム『STAND(IN THE LIGHT)』がラスト・リリース。その去り方も半ば電撃的なものだった。

続きを読む

■ FANTAZTIK +4 / EDWIN BIRDSONG

edwin birdsong

世間的にはテニスの大坂なおみ選手の全豪オープン優勝、音楽シーン的にはミシェル・ルグラン死去が話題の一日ながら、カナザワ的に忘れないうちに書いておきたいのは、2〜3日前に訃報が届いたエドウィン・バードソングのこと。一般的にはほぼ無名のkyd 奏者ながら、ロイ・エアーズの右腕として重用され、ユキビティでは中核メンバーとして知る人ぞ知る存在だった。21日にL.A.の病院で逝去。享年77歳。

続きを読む

■ RUSHING TO MEET YOU / CLYDIE KING

clydie king

年が明け、1月がまだ半分も過ぎてないというのに、またまた訃報。L.A.でセッション・シンガーとして活躍していたクライディ・キングが、7日に死去した。享年75歳。今となっては知る人ぞ知る、という存在だけれど、当ブログのお客様であれば、その歌声は必ず耳にしている。何せスティーリー・ダンに重用され、名盤『AJA』の<Black Cow>や<Deacon Blues>、<I Got The News>でコーラス隊を務めたほか、『CAN'T BUY A THIRILL』や『THE ROYAL SCAM(幻想の摩天楼)』でも歌っていた人なのだから。

続きを読む

■ WHITNEY / WHITNEY HOUSTON

whiney

ホイットニー・ヒューストンのドキュメンタリー映画『WHITNEY』を相方と鑑賞。最近は メガヒットを記録しているクイーン『BOHEMIAN RHAPSODY』を筆頭に、エリック・クラプトン『LIFE IN 12BARS(12小節の人生)』とかレディ・ガガ主演『アリー/スター誕生』、日本でも竹内まりやのシアター・ライヴ『souvenir the movie』があったワケで、何やら音楽系映画のヒットが続いている。ガガのはまだ観ていないけど、この現象って何ですかね? ネット中心で 大物もクズも一緒くたの玉石混交時代になって、誰も文句が言えない究極のスーパースターが求められている、ってコトなのかな? クイーンの異常人気ぶりを見ていると、ヒーローのフレディは逝っちゃってても、他のメンバーが健在で有無を言わせぬ形でトリビュートできる図式が、実はキモなんじゃないか、と思えてしまう。クイーンは観られてもフレディはいないという、夢と現実の狭間にいることが、ファン心理を煽る背景にあるワケだ。

続きを読む
HOME
Light Mellow on the Web

link_fb
細かいNewsはコチラで発信
TOPICS
次回開催
Light Mellow presents
音盤&トーク・ライヴ vol.18
アナログ限定 2019年収穫祭
12月13日 (金)
@ 神保町 楽器カフェ
19:00 / 19:30〜
1,500円+1ドリンク
予約開始までお待ちください

●Ole Borud 新作登場●
1解説書きました!


●執筆しました●
レコードコレクターズ別冊

Produce / Compilation
Kanazawa Total Produce / Sparking☆Cherry 大好評発売中

Light Mellow Searches
 カナザワ監修シリーズ
 from P-VINE Records

WORKS - 解説
Light Mellow 和モノ
限定小冊子付き増刊!
Light Mellow's Choice
  カナザワ監修シリーズ
  from VIVID SOUND

パイパー / ハニー&Bボーイズ

Recent Comments
Article Serch
Archives
  • ライブドアブログ