Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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Rock Classic

■ STEVE HARLEY passed away

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夜も深くなってきた頃、ロンドン発の訃報が入ってきた。ポスト・グラム〜モダン・ポップ系ロック・バンド、コックニー・レベルを率いて活躍したスティーヴ・ハーリーが、17日までに死去。娘グレタの発表によると、自宅で安らかに息を引き取ったらしい。彼は最近までアコースティック・トリオによるライヴを続けていたが、昨年10月にガン治療中であることを明かし、年明けに開催予定だったショウをキャンセル。しかしクリスマスには復活を期す旨のコメントを出していた。享年73歳。

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■ ONCE IN A BLUE MOON / ROD STEWART

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ロッド・スチュワートが間もなく来日。自分は観に行く予定はないけれど、新作が出たり、いろいろ再発があったりするので、ちょっとコレを引っ張り出した。1992年夏に完成、同年末にリリースが予定されていたのに、突如お蔵入りしてしまったロスト・アルバム『ONCE IN A BLUE MOON』。09年になってRhino Handmadeから通販オンリーで陽の目を見て、その後少量限定で市販にも載ったらしい。でもコレがすごく良かったのよ。

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■ UK Singer, Guitarist BOBBY TENCH passed away

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訃報。第2期ジェフ・ベック・グループやその残党で組んだハミングバード、ファミリーの後継グループ:ストリートウォーカーズなどで活躍したシンガー/ギタリストのボビー・テンチが、英国時間20日に亡くなった。現時点では死因不明。享年79歳だった。

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■ AT THE BEEB / QUEEN

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クイーン+アダム・ランバート、絶賛最後(?)の来日中。自分は行く予定はなく、今や積極的な興味も湧かないけれど。それにしても年明けからの外タレ来日ラッシュはスゴイね。ドーム公演だけでも、ブルーノ・マーズ7回公演に始まり、ビリー・ジョエル、エド・シーラン、テイラー・スウィフト4公演、そしてクイーン2days。ブルーノやビリーあたりは観たい気持ちはあったけど、以前観ているし、自分の鑑賞欲求とコスト・パフォーマンスのバランスが取れずにスルーした。クイーンはアダムと組んでからは観てないが、2020年に出た『LIVE AROUND THE WORLD』の映像で個人的には充分かな。ポール・ロジャースと来た時は、これはクイーンとは名ばかりの別モノと、喜び勇んで観に行って堪能したけど。しかもクルマで15分もかからぬ、地元さいたまスーパー・アリーナだったし。

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■ SOME PEOPLE CAN DO WHAT THEY LIKE / ROBERT PALMER

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せっかく仕事をしていたのに、SNSのAORグループで面白いネタが振られて、思わず反応。それが “ロバート・パーマーの3作目って、ジェフ・ポーカロがキレてるよネ” って話で。確かにこのアルバム、ジェフがクレジットされていて、キレのあるドラムの曲がある。でも実はメンバー・クレジットが曖昧で、どの曲がジェフなのかハッキリしていない。なので、まずはサブスクでサクッと聴き直してみたら、逆にハマッてしまって、CDを出してきて、本気で聴き入ってしまった。

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■ MAMOUNA -3CD BOX / BRYAN FERRY

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ブライアン・フェリーが94年にリリースした、ソロ・アルバムとして9枚目に当たる『MAMOUNA』のスペシャル・ボックス・セットが年末にリリース。この『MAMOUNA』には、フィル・マンザネラ、マンディ・マッケイ、そして何よりブライアン・イーノがゲスト参加していて、当時は「ロキシー・ミュージック再結成への布石か!?」なんて騒がれたのを思い出す(リアル再結成は2001年)。でもそれ以上に、いろいろと複雑な裏事情を秘めたアルバムだったのだ。

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■ FOREIGNER

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知り合いが仕掛けた産業ロック・イベントの影響か、一部で産業ロック熱が盛り上がっているようで。なので自分もちょっぴり感化されてコレ。産業ロックにはいろいろなバンド、アーティストがいるけれど、自分が真っ先に思い出すのは、先駆者たるボストン、路線シフト組のシンボルとしてジャーニー、そして当時の兆候に先駆けて結成されたフォリナーなのよね。

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■ WELCOME / SANTANA

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サンタナ、50周年アニヴァーサリーのSA-CDマルチハイブリッド・エディション第7弾『WELCOME』(73年)が登場。73年夏の日本公演でお披露目された新生サンタナ・バンド初のスタジオ・アルバムで、日本公演でレコーディングされた歴史的ライヴ盤『LOTUS(ロータスの伝説)』(74年発表)より先のリリース。日本公演で聴けた新曲4曲も、『LOTUS』発表に先駆けてスタジオ版として登場した。バンド:サンタナとしては『CARAVANSERAI』に次ぐ作品だが、本作との間にはジョン・マクラフリンとの共演作『LOVE DEVOTION SURRENDER(魂の兄弟たち)』があり、『LOTUS』後にはアリス・コルトレーンとの『ILLUMINATIONS(啓示)』が控える。カルロス・サンタナ的には最もジャズ色・宗教色が強かった時期の作品だ。

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■ JAPANESE SINGLES COLLECTION - GREATEST HITS - / BRUCE SPRINGSTEEN

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デビュー50周年記念。日本でリリースされた全シングルとMVをパッケージした、圧倒的ヴォリュームの日本独自企画盤4枚組が出た。同時に、2014年までに発表されたオリジナル・アルバム全25作のBlu-spec 2 / 紙ジャケ仕様盤のリイシューも始まって、まずは73年デビュー作『GREETINGS FROM ASBURY PARK, N.J. (アズベリー・パークからの挨拶 )』から86年『LIVE 1975-1985』までの8作が登場。やっぱり自分にとってのボスは、75年の3作目『BORN TO RUN(明日なき暴走)』からこの辺りまでがピークだったな。

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■ Session Keyboard Player:PAUL HARRIS passed away

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スティーヴン・スティルスのマナサス、ピーター・ゴールウェイ率いるオハイオ・ノックス、それにサウザー・ヒルマン・ヒューレイ・バンドなど、伝説的なバンドで名脇役として活躍したセッション・キーボード奏者、ポール・ハリスが、10月24日に亡くなった。享年78歳。死因は現時点では公表されていない。

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■ HACKNEY DIAMONDS / THE ROLLING STONES

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音楽メディアも音楽ファンも、世を上げて絶賛の嵐。ならば自分がココでわざわざ書くまでもない、と思いながら、仕事関連以外で何か聴こうとすると、どうしてもコレに手が伸びる数日を過ごしている。カッコイイ。天邪鬼な自分としては、諸手を上げて大絶賛はし難いのだけれど、今世紀に入ってからのストーンズでは一番のデキかな? …と書いたところで、00年以降、純粋なオリジナル・ニュー・アルバムは、05年の『A BIGGER BANG』しか出していないコトに気づいた。スタジオ新録に限っても、ルーツィーなブルースのカヴァー作『BLUE & LONESOME』以来7年ぶり。それでもお久しぶり感が薄いのは、彼らがコロナにもメゲず、ライヴ・ツアー中心に転がり続けているから。チャーリー・ワッツが逝ってしまった時は、どうなるか…と思ったけれど、まったく頭の下がるジジイたちである。

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■ MIDNIGHT ROSE / PAUL RODGERS

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世間的にはローリング・ストーンズのニュー・アルバムで盛り上がっているが、自分的にはコレ、元フリー、元バッド・カンパニーの伝説的シンガー:ポール・ロジャースの、実に24年ぶりとなるオリジナル・スタジオ・アルバム『MIDNIGHT ROSE』。ジミー・ペイジと組んだザ・ファーム、なんてのもあったけど、現在はフレディ・マーキュリー没後のクイーンで歌ったヒト(名義はクイーン+ポール・ロジャース)、というイメージなのかも知れない。

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■ LOVE DEVOTION SURRENDER / CARLOS SANTANA, MAHAVISHNU JOHN Mc LAUGHLIN

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日本独自に進行しているサンタナ50thアニヴァーサリー・シリーズ第6弾は、カルロス・サンタナと“マハヴィシュヌ” ジョン・マクラフリンの73年共演作『LOVE DEVOTION SURRENDER〜魂の兄弟たち』のSA-CDマルチ・ハイブリッド・エディション。もちろん自分の目的は、当時の4chクアドラフォニックSQ盤のSA-CD化による高音質サラウンド・ミックスで、この尖りまくった両者のギター・バトルを存分に楽しみたかった。

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■ SUPER SESSION / MIKE BLOOMFIELD, AL KOOPER, STEVE STILLS

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アル・クーパーが音頭を取り、マイク・ブルームフィールドとスティーヴン・スティルスを招いて制作された『SUPER SESSION』。オリジナル盤は68年発表だが、その4年後に登場した4chクアドラフォニック盤が、最新リマスターによる4ch / 2chのSACDマルチ・ハイブリッド・エディションとして復刻された。装丁は既にお馴染みの7インチ紙ジャケット。03年リマスター盤に収録されていたボーナス・トラックのないストレート・リイシューだが、早い話、4chミックスが存在するのはオリジナル楽曲のみなのだろう。

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■ RUMOURS LIVE / FLEETWOOD MAC

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全盛期フリートウッド・マックのライヴ音源がオフィシャル・リリース。…ということで、無条件でゲットしました。全時代を通して発掘ライヴ音源が多数リリースされているマック。けれどその長いキャリアで、シッカリしたリリース・プランに則ってオンタイムで世に出たライヴ盤は、実は79〜80年の『TUSK』ツアーでレコーディングされた2枚組『FLEETWOOD MAC LIVE』しかない。97年には同じ編成で『THE DANCE』を出しているが、既にマックを離脱していたスティーヴィー・ニックスやリンジー・バッキンガムを呼び戻しての実質的再結成盤だったから、同列には語れないし、語りたくもないのだ。

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■ GREATEST HITS - Deluxe Edition + Live Collection - / AEROSMITH

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ココで書いた【エアロスミス vs キッス・ランキング】特集掲載のレコードコレクターズ誌10月号がようやく手元に。併せて、エアロスミスの50周年記念オールタイム・ベスト『GREATEST HITS』も既にゲットしてある。単なるオールタイム・ベストなら、全作手元にあるので今更買ったりしないが、今回は1CDの通常盤をベースに、そのデラックス・ヴァージョン3枚組、内容の異なるライヴ盤を抱き合わせた日本独自企画の2枚組が3ヴァージョン、そしてそれらをすべて盛り込んだ特大盤『GREATEST HITS ~Deluxe Edition + LIVE COLLECTION』6枚組 と、ヴァリエーション豊か。特にライヴ・ディスクは日本のみのスペシャル企画というコトで、まんまと6枚組に手を出してしまった。

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■ GARY WRIGHT passed away

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週明け、起き抜けにPCを開けると、ゲイリー・ライトの訃報が飛び込んできた。が、その段階では、アンブロージアのデヴィッド・パックやスティーヴン・ビショップといった友人たちのSNSポストだけで、「デマだ!」というポストもあり、ファクト・チェックできず。何時間か遅れて息子がコメントを出し、4日(月)の朝、カリフォルニア州パロスヴェルデスの自宅で亡くなったことが明らかに。数年前からパーキンソン病を発症し、パーキンソン病患者が併発しやすいレビー小体型認知症とも闘っていたそうだ。享年80歳。一般的に進行が遅いとされるパーキンソンだけど、こういうコトもあるのだな…。

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■ 24 NIGHTS : ROCK・ORCHESTRA / ERIC CLAPTON

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エリック・クラプトンが91年にリリースしたロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール公演のライヴ・アルバム『24 NIGHTS』。その拡大版『THE DEFINITIVE 24 NIGHTS』の映像を、発売から2ヶ月経って、ようやく観ることができた。もちろんオリジナルCD2枚組は持っているし、拡大版も音だけはゲットしてすぐチェックした。でも映像となるとモニター前に拘束されてしまうから、やっぱり時間的余裕がないと観る気にならない。

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■ Guitarist of Whitesnake, BERNIE MARSDEN passed away

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英国のベテラン・ロック・ギタリスト:バーニー・マーズデンが、24日(木)、家族に看取られて息を引き取った。特にデヴィッド・カヴァーデイル率いるホワイトスネイクでの活躍が知られ、バンドの代表曲<Here I Go Again>でも、カヴァデールとペンを取っていた。享年72歳。

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■ LIVE AT BERKELEY 1971 / STEPHEN STILLS

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ちょっと遅くなったが、スティーヴン・スティルスの絶頂期発掘ライヴ音源が、米Omnivoreからリリースされている。最近メチャクチャ氾濫している放送局流れのハーフ・オフィシャル流出音源ではなく、ちゃんとスティルス自身が関わったオフィシャル音源。ホントこのOmnivoreというレーベルは、米ウエストコースト系の素晴らしい発掘音源を掘り当ててくるのでありがたい。当時在籍していたアトランティックが管理していたモノではないようだから、ライヴ盤制作を前提にした録音ではなかったと思われるが、音質はクリアーで何の問題もない。

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