Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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Rock Classic

■ JAPANESE SINGLES COLLECTION - GREATEST HITS - / BRUCE SPRINGSTEEN

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デビュー50周年記念。日本でリリースされた全シングルとMVをパッケージした、圧倒的ヴォリュームの日本独自企画盤4枚組が出た。同時に、2014年までに発表されたオリジナル・アルバム全25作のBlu-spec 2 / 紙ジャケ仕様盤のリイシューも始まって、まずは73年デビュー作『GREETINGS FROM ASBURY PARK, N.J. (アズベリー・パークからの挨拶 )』から86年『LIVE 1975-1985』までの8作が登場。やっぱり自分にとってのボスは、75年の3作目『BORN TO RUN(明日なき暴走)』からこの辺りまでがピークだったな。

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■ Session Keyboard Player:PAUL HARRIS passed away

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スティーヴン・スティルスのマナサス、ピーター・ゴールウェイ率いるオハイオ・ノックス、それにサウザー・ヒルマン・ヒューレイ・バンドなど、伝説的なバンドで名脇役として活躍したセッション・キーボード奏者、ポール・ハリスが、10月24日に亡くなった。享年78歳。死因は現時点では公表されていない。

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■ HACKNEY DIAMONDS / THE ROLLING STONES

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音楽メディアも音楽ファンも、世を上げて絶賛の嵐。ならば自分がココでわざわざ書くまでもない、と思いながら、仕事関連以外で何か聴こうとすると、どうしてもコレに手が伸びる数日を過ごしている。カッコイイ。天邪鬼な自分としては、諸手を上げて大絶賛はし難いのだけれど、今世紀に入ってからのストーンズでは一番のデキかな? …と書いたところで、00年以降、純粋なオリジナル・ニュー・アルバムは、05年の『A BIGGER BANG』しか出していないコトに気づいた。スタジオ新録に限っても、ルーツィーなブルースのカヴァー作『BLUE & LONESOME』以来7年ぶり。それでもお久しぶり感が薄いのは、彼らがコロナにもメゲず、ライヴ・ツアー中心に転がり続けているから。チャーリー・ワッツが逝ってしまった時は、どうなるか…と思ったけれど、まったく頭の下がるジジイたちである。

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■ MIDNIGHT ROSE / PAUL RODGERS

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世間的にはローリング・ストーンズのニュー・アルバムで盛り上がっているが、自分的にはコレ、元フリー、元バッド・カンパニーの伝説的シンガー:ポール・ロジャースの、実に24年ぶりとなるオリジナル・スタジオ・アルバム『MIDNIGHT ROSE』。ジミー・ペイジと組んだザ・ファーム、なんてのもあったけど、現在はフレディ・マーキュリー没後のクイーンで歌ったヒト(名義はクイーン+ポール・ロジャース)、というイメージなのかも知れない。

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■ LOVE DEVOTION SURRENDER / CARLOS SANTANA, MAHAVISHNU JOHN Mc LAUGHLIN

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日本独自に進行しているサンタナ50thアニヴァーサリー・シリーズ第6弾は、カルロス・サンタナと“マハヴィシュヌ” ジョン・マクラフリンの73年共演作『LOVE DEVOTION SURRENDER〜魂の兄弟たち』のSA-CDマルチ・ハイブリッド・エディション。もちろん自分の目的は、当時の4chクアドラフォニックSQ盤のSA-CD化による高音質サラウンド・ミックスで、この尖りまくった両者のギター・バトルを存分に楽しみたかった。

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■ SUPER SESSION / MIKE BLOOMFIELD, AL KOOPER, STEVE STILLS

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アル・クーパーが音頭を取り、マイク・ブルームフィールドとスティーヴン・スティルスを招いて制作された『SUPER SESSION』。オリジナル盤は68年発表だが、その4年後に登場した4chクアドラフォニック盤が、最新リマスターによる4ch / 2chのSACDマルチ・ハイブリッド・エディションとして復刻された。装丁は既にお馴染みの7インチ紙ジャケット。03年リマスター盤に収録されていたボーナス・トラックのないストレート・リイシューだが、早い話、4chミックスが存在するのはオリジナル楽曲のみなのだろう。

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■ RUMOURS LIVE / FLEETWOOD MAC

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全盛期フリートウッド・マックのライヴ音源がオフィシャル・リリース。…ということで、無条件でゲットしました。全時代を通して発掘ライヴ音源が多数リリースされているマック。けれどその長いキャリアで、シッカリしたリリース・プランに則ってオンタイムで世に出たライヴ盤は、実は79〜80年の『TUSK』ツアーでレコーディングされた2枚組『FLEETWOOD MAC LIVE』しかない。97年には同じ編成で『THE DANCE』を出しているが、既にマックを離脱していたスティーヴィー・ニックスやリンジー・バッキンガムを呼び戻しての実質的再結成盤だったから、同列には語れないし、語りたくもないのだ。

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■ GREATEST HITS - Deluxe Edition + Live Collection - / AEROSMITH

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ココで書いた【エアロスミス vs キッス・ランキング】特集掲載のレコードコレクターズ誌10月号がようやく手元に。併せて、エアロスミスの50周年記念オールタイム・ベスト『GREATEST HITS』も既にゲットしてある。単なるオールタイム・ベストなら、全作手元にあるので今更買ったりしないが、今回は1CDの通常盤をベースに、そのデラックス・ヴァージョン3枚組、内容の異なるライヴ盤を抱き合わせた日本独自企画の2枚組が3ヴァージョン、そしてそれらをすべて盛り込んだ特大盤『GREATEST HITS ~Deluxe Edition + LIVE COLLECTION』6枚組 と、ヴァリエーション豊か。特にライヴ・ディスクは日本のみのスペシャル企画というコトで、まんまと6枚組に手を出してしまった。

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■ GARY WRIGHT passed away

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週明け、起き抜けにPCを開けると、ゲイリー・ライトの訃報が飛び込んできた。が、その段階では、アンブロージアのデヴィッド・パックやスティーヴン・ビショップといった友人たちのSNSポストだけで、「デマだ!」というポストもあり、ファクト・チェックできず。何時間か遅れて息子がコメントを出し、4日(月)の朝、カリフォルニア州パロスヴェルデスの自宅で亡くなったことが明らかに。数年前からパーキンソン病を発症し、パーキンソン病患者が併発しやすいレビー小体型認知症とも闘っていたそうだ。享年80歳。一般的に進行が遅いとされるパーキンソンだけど、こういうコトもあるのだな…。

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■ 24 NIGHTS : ROCK・ORCHESTRA / ERIC CLAPTON

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エリック・クラプトンが91年にリリースしたロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール公演のライヴ・アルバム『24 NIGHTS』。その拡大版『THE DEFINITIVE 24 NIGHTS』の映像を、発売から2ヶ月経って、ようやく観ることができた。もちろんオリジナルCD2枚組は持っているし、拡大版も音だけはゲットしてすぐチェックした。でも映像となるとモニター前に拘束されてしまうから、やっぱり時間的余裕がないと観る気にならない。

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■ Guitarist of Whitesnake, BERNIE MARSDEN passed away

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英国のベテラン・ロック・ギタリスト:バーニー・マーズデンが、24日(木)、家族に看取られて息を引き取った。特にデヴィッド・カヴァーデイル率いるホワイトスネイクでの活躍が知られ、バンドの代表曲<Here I Go Again>でも、カヴァデールとペンを取っていた。享年72歳。

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■ LIVE AT BERKELEY 1971 / STEPHEN STILLS

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ちょっと遅くなったが、スティーヴン・スティルスの絶頂期発掘ライヴ音源が、米Omnivoreからリリースされている。最近メチャクチャ氾濫している放送局流れのハーフ・オフィシャル流出音源ではなく、ちゃんとスティルス自身が関わったオフィシャル音源。ホントこのOmnivoreというレーベルは、米ウエストコースト系の素晴らしい発掘音源を掘り当ててくるのでありがたい。当時在籍していたアトランティックが管理していたモノではないようだから、ライヴ盤制作を前提にした録音ではなかったと思われるが、音質はクリアーで何の問題もない。

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■ MYRON (Myron LeFevre)

myron lefevre

4月末の復刻の時から紹介しようと思ってて、タイミングを失っていたマイロン・ルフェーヴェルの、マイロン名義の70年作。ロック・ファンなら、アルヴィン・リーと73年に作った共演アルバム『ON THE ROAD TO FREEDOM、AOR好きなら、拙ガイド本『AOR Light Mellow』に初版から掲載しているマイロン・ルフェーヴル&ブロークン・ハート『BRAND NEW START』(82年)でご存知かも。いろいろ名前を変えていたりして、ちょっとヤヤこしい人なのだが。

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■ ROBBIE ROBERTSON passed away

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SNSは午前中からこの人の訃報で持ちきり。なのでもうご存知の方が多いと思うが、ザ・バンドで活躍したロビー・ロバートソンが、8月9日、L.A.で家族に看取られて亡くなった。ロビーのマネージャーが明らかにしている。長きに渡って前立腺ガンと戦いながら活動を続けていて、2週間ほど前にもメディアの取材を受け、最近はあまり体調が良くないことを語っていたそう。そこから急速に悪化したと思われる。享年80歳。

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■ SAILIN' SHOES -Deluxe Edition・DIXIE CHICKEN -Deluxe Edition / LITTLE FEAT

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3連休の最終日。でも我が家は何処にも出掛けず、食料品の買い出しでスーパーへ行ったのと、ちょっとだけ外食。あとは歩いて数分の天然温泉へ2度ほど。でもこれは必要に駆られて。実はエコキュートがイカれてしまい、給湯システム丸ごとの入れ替え必至に。まったく予期してなかったこの時期の高額出費はあまりにイタく、これはもう家で大人しく仕事をしていようと ま、酷暑につき、ちょうイイ感もあるのだけれど…

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■ WHAT THE HELL HAPPENED TO BLOOD SWEAT & TEARS? - Original Soundtrack

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先日、昨今のハーフ・オフィシャル・ライヴCDの氾濫を嘆いたばかりだけど、今度は逆に、オフィシャルの発掘ライヴ音源の充実度を教えてくれるような作品に出会った。ブラッド・スウェット&ティアーズの70年のライヴ、『WHAT THE HELL HAPPENED TO BLOOD SWEAT & TEARS?』。リリース元は、ローラ・ニーロの秘蔵音源とか、スティーリー・ダン結成前のD.フェイゲン&W.ベッカーが参加したリンダ・フーヴァー、最近ではスティーヴン・スティルスの初期ライヴなどを発掘して息上がるOmnivore Recordings。4月末にこそっとリリースされていたようだ。

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■ UK bass player MO FOSTER passed away

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訃報です。英国のセッション・ベース・マン、モー・フォスターが、肝臓及び胆管ガンのため、7月3日早朝に息を引き取った。彼は5月にステージ4の末期ガンを告知された後、盟友的存在のギタリスト:レイ・ラッセルと共に、モー・フォスター&フレンズとして最後のステージに立ち、その後まもなくハムステッドの病院に入院していた。享年78歳。

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■ PLAYIN' MY THANG + NIGHT AFTER NIGHT / STEVE CROPPER

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レジェンダリーなギタリストにして、プロデューサーとしても活躍したスティーヴ・クロッパー。ブッカー・T.&ザ・MG'sをベースに、ソウルの名門スタックス・レコードで多くのセッションに関わり、オーティス・レディング「<Sittin' On) The Dock of the Bay>、エディ・フロイド< Knock on Wood>、ウィルソン・ピケット< In the Midnight Hour>などのソウル・クラシックを作曲。サム&デイヴ、ステイプル・シンガーズ、ジョニー・テイラーらともセッションを重ねている。スタックス後は興味深いプロデュース作が増え、ドリームス、ポコ、ホセ・フェリシアーノ、ジェフ・ベック・グループ(第2期)、コールド・ブラッド、ラムゼイ・ルイス、イヴォンヌ・エリマン、タワー・オブ・パワー、ケイト・ブラザーズ、そしてネッド・ドヒニーにスタッフ、ロベン・フォード、ジョン・クーガー(メレンキャンプ)らを手掛けることに。ロッド・スチュワートのアルバム参加、リヴォン・ヘルム&RCOオールスターズ、そしてブルース・ブラザーズ・バンドでの活動も忘れられない。

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■ JACKSON BROWNE JAPAN TOUR 2023 @ Bunkamura オーチャード・ホール

ジャクソン

ジャクソン・ブラウンの2023年ジャパン・ツアー、東京3デイズの初日@Bunkamura オーチャード・ホール。ジャクソンの来日は2017年以来6年ぶり。個人的には前回ツアーは観ていないので、その前の15年以来ちょうど8年ぶりの参加となった。ジャクソンは既に大阪〜広島〜名古屋を回ってきて、かなり調子も良さそう。それ以上にファンの静かな熱気がビンビンで、イイ歳こいて追っかけ状態のオジサマたちが多数。こういうのって単なるアーティストとファンの関係を超越していて、時代性とマインドを同時に共有してきたからこそだと思う。

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■ 追悼 クマ原田 (在英ベース・プレイヤー)

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マンガのプロットでも敬遠されそうな感動ドラマを地で行ったWBC決勝のサムライ・ジャパン優勝劇。今日のブログ・ネタは野球にせざるを得ないか…、なんて思っていたら、いきなりロンドンから訃報が飛び込んできた。72年以降、ロンドンを拠点に活動されていたセッション・ベース奏者のクマ原田(本名:原田時芳)が、22日に亡くなったそうだ。現時点で死因は不明ながら、近しい関係だった布袋寅泰や小林桂子、南部昌江(故・松原正樹夫人)らが追悼コメントを出している。享年71歳。

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