Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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Rock Classic

■ CARAVANSERAI / SANTANA

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バディ・マイルスとの共演ライヴ盤に続く、サンタナ『CARAVAANSERAI(キャラヴァンサライ)』(72年)のクアドラフォニックSQ盤の世界初SA-CDマルチ・ハイブリッド化。『SANTANA』『ABRAXAS』『 SANTANA III』と続いた灼熱の初期ラテン・ロック期から脱却し始めたアルバムで、既にデヴィッド・ブラウン(b)とマイケル・カラベロ(perc)が脱退。ジャズのインフルエンスと東洋思想を盛り込んだ新しいサウンドを提示している。

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■ CHRISTINE McVIE passed away

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いよいよ師走なので気持ち新たに引き締めて、と思っていたら、起き抜けのどんより空にいきなりの大物訃報。フリートウッド・マックの紅二点、グループ内の緩衝材にもなっていたクリスティン・マクヴィー(vo,kyd)が亡くなった。現時点で死因は不明。急に体調を崩した様子で、家族のコメントには “短い闘病生活の末”、30日朝、家族に見守られて安らかに息を引き取ったという。享年79歳。

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■ ONLY THE STRONG SURVIVE 〜COVERS / BRUCE SPRINGSTEEN

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「バカヤロー、オレはただ歌いたいだけなんだよ。全身全霊でな」
そう言って横っ面を張られた気がした。『LETTER TO YOU』以来2年振りのニュー・アルバム、それがスウィート・ソウルのカヴァー集になると聞き、もっとボスの趣味を反映させたお愉しみ作品になると思っていたのだ。もちろんそれは、あながち間違いではない。けれどボスのエネルギーが曲作りやサウンドに向かっていない分、意識が歌そのものに集中していて、ひたすら熱くストレートに歌い込んでいる。当然、中には多少歌い飛ばし気味のモノもあるし、パーティ・ソングっぽい仕上がりもテイクもあるけれど、タイロン・デイヴィスのR&Bヒット<Turn Back the Hands of Time>(70年/全米3位・R&B首位)の歌いっぷりなんて、まさに火を吹くような激唱でないの〜

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■ WILKO JOHNSON passed away

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不屈のギタリスト:ウィルコ・ジョンソンが、21日(月)の夜、自宅で死去。彼は2012年に末期の膵臓ガンと診断されたが、化学療法を拒否。親日家のため来日ツアーとフジロック出演を実現させた後、手術で腫瘍を摘出し、2014年にガン克服を発表していた。享年75歳。

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■ LIVE! / CARLOS SANTANA & BUDDY MILES

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傍若無人なライヴ名作のクアドラフォニックSQ盤が、発売50周年を記念し、世界初のSA-CDマルチ・ハイブリッド化。7インチ紙ジャケット仕様で、日本盤シングル・ジャケットやポスターを封入した豪華盤で蘇っている。サンタナのSA-CDマルチ・ハイブリッド・シリーズとしては、1st『SANTANA』『ABRAXAS(天の守護神)』『SANTANA III』に次ぐ4作目。

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■ THE SMILE OF LIFE / RONNIE BARRON

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【レコードの日 2022】、カナザワ監修のアイテムは来月のday 2で展開されるが、day1の方には直接関与したアイテムはなく、ちょっとだけお手伝いした程度。それがこのロニー・バロン、78年の2ndアルバム『SMIlE OF LIFE』。過去2度ほどCD復刻があって、前回の初紙ジャケ化は拙監修【Light Mellow's Choice】from VIVID SOUNDから。あれから15年以上が経過して、原盤を持つコロムビア自体(オリジナルはBetter Daysレーベル)からのアナログ/CD同時リイシュー。これは嬉しい。

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■ SHOWTIME ! / J. GEILS BAND

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前ポストのチープ・トリックからのライヴ盤繋がり。絶頂期にあったJ・ガイルズ・バンド、突然にして最後の打ち上げ花火となった3枚目のライヴ・アルバム『SHOWTIME!』 (82年)が、初の紙ジャケ化+高音質盤仕様でリイシューされた。EMI期のスタジオ3作『SANCTUARY』『LOVE STINKS』『FREEZE - FRAME』は再発を繰り返し、08年には揃って紙ジャケ化されたが、これは対象外。なので今回は4作同時リイシューのうち、この初モノだけゲット。一応、リーダー;J.ガイルズ没後5年、なんて建前が付いているけど、ハッキリ言ってそんなの誰も気にしてないだろう。裏事情なんて分からないけど、最近の某社紙ジャケ再発は、担当者の趣味性が強すぎる感じがして、もっと他にやれること、やるべきコトがあるんじゃないの?、とツッコミたくなる。

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■ OUT TO GET YOU! LIVE 1977 / CHEAP TRICK

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ガイド本が出て、制作に関わっていたCDも発売されて、ひと息つけるかと思ったらトンでもない。シリーズ監修モノの作業に単発モノの仕事も重なって、追われっぱなし。忙しいのはありがたいことと理解しつつ、コロナ禍で日課にしていたウォーキングもままならずで、ストレスは溜まるばかり。そういう時は、最近コレ。チープ・トリックのデビュー直後のステージを捉えた『ライヴ1977(OUT TO GET YOU! LIVE 1977』。CD発売は先月末だけど、元々は2年前にデジタル・リリースとレコード・ストア・デイのアイテムとして限定アナログ化。音だけは前から聴けるようになっていた。

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■ I AM THE MOON I・II・III・IV / TEDESCHI TRUCKS BAND

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300ページまで膨らんだ『AORライトメロウ プレミアム02 〜Golden Era 1976-1983』の校正をしながら聴いていたのが、このテデスキ・トラックス・バンドの4部作『I AM THE MOON』シリーズ。以前からシングル・リリースを3〜4ヶ月連続で、というパターンはあったし、デジタル・リリースが当たり前の時代になってからはその頻度も格段に増えた。でも流石に、フル・アルバムを4ヶ月連続で、というのは前代未聞。コロナ禍のステイ・ホームで誰もが時間を持て余していたからこそ制作できた、という特殊事情があったにせよ、10人を超える大所帯バンドがキッチリ足並みを揃え、一丸となってひとつの作品/コンセプトに向かったのはスゴイこと。ファンやレコード会社に対する彼らの訴求力も大したモノだけれど、メンバー同士の信頼感、特にデレク・トラックスとスーザン・テデスキの求心力がスゴイのだろう。

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■ KAL DAVID passed away

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また一人、知る人ぞ知る職人ミュージシャンが鬼籍に入ってしまった。最近はブルース・ギタリストとして扱われる機会が多かった、カル・デヴィッド。それ誰?と言う人も少なくないと思うが、AOR好きは絶対彼のプレイを耳にしているはず。ロビー・デュプリーの代表曲<Steal Away>の印象的なエレクトリック・シタール、アレを弾いていたのが彼である。最近も奥様でミュージシャンのローリーと共に、地元クラブでステージに歌っていたそう。8月16日、パームスプリングスの自宅で肺炎の合併症により亡くなった。享年79歳。

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■ JEFF "SKUNK" BAXTER featuring CJ VANSTON @ BILLBOARD LIVE TOKYO

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台風8号が関東を襲うのを押して、ジェフ・スカンク・バクスターの初ソロ公演@BILLBOARD LIVE TOKYO 3days の初日 2nd setへ。コロナ禍のおかげで、超久しぶりの外タレ・ライヴになったが、感染対策を施しながらも、こうして海外アーティストの公演に足を運べたのが嬉しい。(以下ネタバレあり)

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■ FIERCE BLISS / ANN WILSON

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酷暑の中、執筆案件や制作案件などをコツコツ消化中。ストレスフルではあるけれど、もう半月ほどはこんな調子だな。…というワケで、スカッとしたくて、ゲットしたまま放置プレイになっていたコレ、ハートのアン・ウィルソンのソロ・アルバム。彼女のソロ作はこれまでに2枚のフル・アルバム、2枚のミニ・アルバムが出ていて、これが通算5作目になる。ただこれまでの作品群は、いずれもカヴァー曲中心。でもアートワークを見れば分かるように、今作はこれまでとはちょっとテンションが違うようだ。

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■ WILL O' THE WISP / LEON RUSSELL

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少し前に、R&B系の音楽ライター氏が「オクラホマはソウル・ミュージックによって不毛の地」という旨を書いていた。そうなのか 確かにすぐ思い浮かぶのはギャップ・バンドくらいだけれど、今までそういう意識はなかったな。逆にスワンプやブルー・アイド・ソウル的には、ホント、才能の宝庫で。このレオン・ラッセルを始めとしてJ.J.ケイル、ジェシ・エド・デイヴィスあたりは、みんなそう。AOR系でいうとブルース・ヒバードがそうだし、彼が憧れを抱いた地元バンドが、3rdアヴェニュー・ブルース・バンド。そう、コイノニアの前身である。オクラホマはその昔、ネイティブ・アメリカンが強制移住で集められた歴史のあるエリアで、カントリーやブルース、ルーツ・ミュージックが盛ん。それが逆にピュアな黒人音楽があまり育たない土壌になった原因かもしれない。

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■ SONGBIRD - A Solo Collection - / CHRISTINE McVIE

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フリートウッド・マックの紅二点の一方:クリスティン・マクヴィーのソロ活動、リヴィジテッド・コレクションが先月リリース。クリスティンのソロ作というと、まだマックに加入する前、チキン・シャックの在籍時代に旧姓クリスティン・パーフェクト名義で出した70年作と、その後マックが大ブレイクした後の活動休止期に作った『CHRISTINE McVIE』(84年)、『IN THE MEANTIME』(04年)、その3枚しかない。まだ記憶に新しい2017年のリンジー・バッキンガムとの共演盤を入れても、55年ほどのキャリアで4作品。それだけマック中心に動いてきた、というコトだと思うけど、これでソロ・コレクションが成り立つの? しかもフタを開けてみれば、主なセレクトは『CHRISTINE McVIE』『IN THE MEANTIME』の2枚から。マック作品から自分の曲だけ選りすぐって追加すれば、難なく成立するが、それではわざわざ "ソロ・コレクション" と銘打った意味がない。

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■ 18 / JEFF BECK - JOHNNY DEPP

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ジェフ・ベックとジョニー・デップの共演盤。意表を突くコラボだけれど、そもそもオレ、ジェフ・ベックのこういう余興的というか、スキッフルとかロックン・ロールとかを演っている趣味的アルバム、あんまし好きじゃないんだよな。自分はギター弾きではないし、ジェフ・ベック=神、なんてコトは微塵も思っていない。ギター・プレイ以前に作品として聴いて、面白いと思えれば賞賛するし、そこでステキなギターが鳴っていれば尚のコト。でもプレイ自体はスゴくても、作品として、あるいは楽曲としてペケなら、そこで終了。演奏技術は音楽表現のためのツールであって、決して目的じゃない、と思っている。最近やたらと上手いロー・ティーン・プレイヤーの動画が上がってくるけど、それだけなら準備完了!というレヴェル。問題はその先、そのテクで何を伝えたいのか。まだその段階で答えを出す必要はないけれど、モノ珍しさでメディアに引き回し、伸びシロを狭くしてしまうのは親のエゴだと思っている。

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■ FREEDOM / JOURNEY

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前作『ECLIPSE』から11年ぶり、いろいろゴタゴタが続いたジャーニーから、ようやくニュー・アルバムが届いた。フィリピン出身のアーネル・ピネダがヴォーカリストに抜擢されての3枚目。彼と両翼たるニール・ショーン(g)、ジョナサン・ケイン(kyd)は健在だが、2017年来日時のリズム隊(スティーヴ・スミス、オリジナル・メンバーのロス・ヴァロリー)は脱退し、その後任として復帰のランディ・ジャクソン(b)、プロデューサーとしても大物のナラダ・マイケル・ウォルデン加入が発表された。この2人、ナラダがソロ・アーティストとしてR&Bチャートで活躍していた頃のナラダ・バンドのメンバーでもあり、思わず期待を込めてしまったが、予定していたツアーがパンデミックで流れ、リスケされたツアーでは体調不良のランディがマルコ・メンドーサにスイッチ。それも間も無くテッド・ジェンセンに引き継がれている。ナラダもやはり体調不良で、ツアーは元メンバーのディーン・カストロノヴォがサポートに付いて、ツイン・ドラム体制でツアーを敢行。その後やっぱりナラファは抜けて、ディーンが一人でその屋台骨を支えるコトになった。

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■ NOTHING BUT THE BLUES / ERIC CLAPTON

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どっひゃぁー、クラプトン様、失礼しました。『LADY IN THE BALCONY : Lockdown Sessions』を観たせいか、程よく枯れたブルース・ライヴ・アルバムだと思っていたら、こりゃー完全にお門違い。ワタシ、舐めてましたわ。確かに94年11月のライヴなので、27〜8年前の収録。でもコレって『FROM THE CRADLE』のツアーだよね? あれって結構渋くて、ゆるーいブルース・セッション・アルバムだったような記憶なんだけど…。

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■ TODD RUNDGREN & FRIENDS

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コロナ明けはライヴ・ツアーに邁進しているトッド・ラングレン。この22日で74歳になるのに、4〜5月はダリル・ホールと、5〜6月はビートルズのカヴァー・バンド:ラバー・ソウル&リヴォルヴァー(with クロストファー・クロス、ジェイソン・シェフ、デニー・レイン、ジョーイ・モーランド from バッドフィンガー)、7月は自分のバンド(with カシム・サルトン、プレイリー・プリンスほか)と、めっちゃ精力的だ。そのトッドが2002年にリリースしたものの、すぐに市場から姿を消して、半ばレア盤化していたプロジェクト・アルバム『TODD RUNDGREN & FRIENDS』が、サクッとリイシューされていた。かく言う自分も、気づいた時にはもう入手できずだったので、今回はそそくさとゲット。

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■ AROUND THE WORLD - Restored & Expanded - / THE POLICE

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ポリスがビッグ・ネームに上り詰めていく以前、デビューから間もなくの79〜80年に行なった初めてのワールド・ツアーのドキュメンタリー『AROUND THE WORLD』が、レストアを経ての初Blu-ray化。CDとの2枚組で、そちらには同ツアーの未発表ライヴ音源が12曲。どちらも初来日時、伝説の京都大学西部講堂ライヴ(80年2月)が収録されているのがミソだろう。08年の東京ドームでの再結成ツアーとかも観に行って、それなりに楽しんだけど、何か物足りないと思ってしまったその原因が、この初期ドキュメントを観るとよく分かる。要はこの疾走感、破竹の勢いあってこそのポリスだったんだな、自分にとっては。

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■ SPARKS BROTHERS

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レビュー原稿入稿からの映画鑑賞、相方熱望の『シン・ウルトラマン』、だったらついでにと『スパークス・ブラザーズ』。家からクルマで小1時間のシネコンで両方続けて観られる、ってんで。『ウルトラQ』から『帰ってきたウルトラマン』ぐらいまでリアルタイムで観ていて、エースの時に突然登場した兄弟構想にゲンナリした世代なので、『シン…』には正直 あまり期待してなかったが、まぁ、こんなモンかと。後半の無理繰りな展開にはビックリしたけど、妙に現実的な設定が多かったのは面白かった。シュッとしたプロポーションのメフィラスには、さすがに苦笑するしかなかったが…。外星人と日本政府が交渉する様は、今回は登場しないメトロン星人とウルトラセブンによる夕暮れの四畳半会談を思い出した。

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