Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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Rock Classic

■ THE BUOYS

the buoys

今日はAORのルーツ的なバンドをご紹介。しかも、異なる人脈の2組のアーティストの過去を辿っていくと、意外にも接点があったというネタである。ただし音的にはAORからほど遠く、ハード・ポップなアメリカン・ロック or パワー・ポップにサイケな風味を振り撒いたような、ちょっと形容しがたい内容。曲自体は悪くないし、実際ヒットも飛ばしているのに、今イチ捉えどころがなくて、バンドとしては成功しなかった。でも後年の彼らを知ると、あぁ、ナルホドね〜と。ちなみに The Buoys (ザ・ブーイズ)の Buoy とは、港などに浮かんでいる標識=浮標のこと。救命ブイ、なんてのもありますね。

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■ JERRY WILLIAMS

jerry williams 1st

都知事選は現職:小池百合子の圧勝。予想されていたこととはいえ、開票スタート直後に当確が出るほどとは。ウツケン、山本太郎、小野泰輔の3人を足してもダブル・スコア近い大差がある。選挙運動なんてやらなくても、コロナ禍の対応を見せるだけで “やってる感” が出てアピールになるもんな。非常時の現職強し、をつくづく感じるし、投票率の低さにも唖然。ま、埼玉県民のカナザワが何を言っても始まらないが、この冷めた空気感が国政にも反映されないように見守りたい。そんなコトを書いていたら、このジェリー・ウィリアムスが、ウツケンや小野泰輔みたいに思えてきた。要は、実力があっても実直さやマジメなだけでは広く浸透しない、というコトよ…

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■ TURN IT UP TO 10 / THE IMMEDIATE FAMILY

immidiate family

キャリア50年前後のジイさんミューシャン集団に、今更新しいコトなど誰も求めやしない。でもロートルたちの慰みモノみたいなコトを演ったら、「何じゃコリゃ!?」と口を揃えて文句を言う。悪戯に耳が肥えたオヤジのロック・ファンほど、面倒臭い奴らはいないものだ。もちろん自分を含めてネ。そもそもこのアルバムも、もっとユル〜いノリになると思っていた。2018年、19年の来日公演(名義は微妙に違うが)は、確かにみんな元気ハツラツで、年齢を感じさせないパフォーマンスだったけれど、この初のオリジナル・アルバムでの彼らは、何とビックリ 更にパワー・アップしたところを披露している。

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■ CHECK SHIRT WIZARD - Live In '77 / RORY GALLAGHER

rory garagher live 77

伝説のギタリスト:ロリー・ギャラガーが77年に行なった英国ツアーの未発表ライヴ・アルバム『CHECK SHIRT WIZARD - Live In '77』(CD2枚組)を聴いた。ロリーのライヴの素晴らしさは、ロック・ファンには定評のあるところで、『LIVE IN EUROPE』(72年)、『IRISH TOUR '74』、『 STAGE STRUCK』(80年)といった好ライヴ盤を残しているし、ソロになる前、テイスト時代の『LIVE AT THE ISLE OF WIGHT』と『LIVE TASTE』の2枚も実に熱〜い実況盤で、忘れがたい存在になっている。エゴのぶつかり合いになるクリームのステージに比べ、テイストのライヴはケレン味のない直球勝負。それはロリーの人柄そのものだった。

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■ BURNIN' / BOB MARLEY & THE WAILERS

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な〜んか執筆でPCに向かっても集中力が上がらないし、身体も倦怠感でダルダル。スッキリ気分転換したいが、爆音でハード・ロックを聴く気分でもなく、そこで手にしたのがボブ・マーリー。直接 意識はしてなかったけれど、自分の中に、全米中で勃発している人種差別抗議デモへの共感が眠っているのだろう。ちょうどボブ・マーリー生誕75周年でもあるそうで、今月末には紙ジャケ盤11作がアンコール再発されるとか。カナザワはひと通り持っているが、手持ちの紙ジャケ/デジタル・リマスター盤シリーズは01年仕様。あぁ、Time flies...

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■ 26 EAST Vol.1 / DENNIS DE YOUNG

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元スティクスのデニス・デ・ヤング、13年ぶりのソロ・アルバム『26 EAST Vol.1』が素晴らしい。タイトルはデニスの出生地であり、スティクスが結成された米イリノイ州シカゴの住所から。当初はデニスの現役ラスト・アルバムとして着手されたらしいが、創作意欲に満ち溢れるあまり1枚に収まりきれず、"Vol.1" としてリリースされたそうだ。そしてそのポジティヴなスタンスが、そのままアルバムの充実に繋がっている。

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■ STEVE PRIEST (SWEET)・ RUPERT HINE passed away

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日本やヨーロッパではコロナの猛威は多少なりとも弱まってきたようだけれど、相変わらず訃報は多い。昨日・今日は、英国から相次いで悲しい知らせが入ってきた。6月4日に亡くなったのは、70年代に<Fox On The Run>や<Action>をヒットさせたハード・ポップ・バンド:スウィートのベース奏者スティーヴ・プリースト。5日に旅立ったのは、カフェ・ジャックスやハワード・ジョーンズ、フィクス、ティナ・ターナーなどのプロデューサーとして知られるルパート・ハイン。共に72歳だった。

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■ HOW SWEET TO BE AN IDIOT / NEIL INNES

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ビートルズ・フリークには縁の深いボンゾ・ドッグ・バンドやラトルズ〜モンティ・パイソンで知られるニール・イネス。昨年末に亡くなった彼が、再編ボンゾ・ドック・バンド解散後の73年に発表した傑作1st ソロ・アルバムが、ようやくオリジナルに準拠する形で初CD化となった。タイトル曲はオアシスの有名曲<Whatever>の元ネタとして訴訟問題になり、共作クレジットになった経緯もある。

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■ THE DOORS

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あわ、また訃報かと思ったら、命日でした。ドアーズのkyd奏者レイ・マンザレク、2013年5月20日、胆管ガンで死去。今年で7年目の命日。享年74歳だった。ややこしいわ…

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■ HERE'S LITTLE RICHARD

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ロックン.ロールの創始者のひとり、リトル・リチャードが亡くなった。2ヶ月ほど前から体調を崩し、テネシー州タラホーマの病院に入院。9日に息を引き取ったという。死因は骨のガン。享年87歳だった。本名リチャード・ウェイン・ペニマン。ロックン・ロール四天王と呼ばれたチャック・ベリー、ボ・ディドリー、ファッツ・ドミノの最後の生き残りだった。少年の頃から、というトランスジェンダー有名人の草分けでもある。

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■ MAN MACHINE / KRAFTWERK

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朝っぱらからまた訃報。しかもコロナ関連ではなく…。テクノ・ポップのパイオニアである独のグループ:クラフトワークの結成メンバー、フローリアン・シュナイダーが、ガンのため亡くなった。享年73歳。フローリアンは09年に脱退したが、クラフトワーク自体はメンバーを補充して4人組ユニットとして活動を継続。昨年春にも来日していた。

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■ BLACK AND WHITE / THE STRANGLERS

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世界中で猛威を振るうコロナ・ウィルス。日本ではご存知の通り、志村けん、岡江久美子ら著名人が犠牲になってしまったが、海外の大物ミュージシャンにも次々に罹患する者が出ている。闘病から生還したのが、ジャクソン・ブラウンやクリストファー・クロス、マリアンヌ・フェイスフルなど。ジャズ界では犠牲者が多く、ウォレス・ルーニーやリー・コニッツ、バッキー・ピザレリらが鬼籍に入ってしまった。そして英ロック界からは、パンク・バンド:ストラングラーズのkyd奏者デイヴ・グリーンフィールドがコロナ肺炎で3日に逝去。昨年11月に約27年ぶりの来日公演を成功させたばかりだったが、その後心臓疾患で入院。新型コロナウイルスの検査を受けたところ、陽性と診断されたという。入院前から感染していたのか、院内感染に見舞われたのかは、今のところ発表がない。享年71歳。

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■ THE MISSION / STYX

styx_2017

このコロナ禍にあって、世界中で外出禁止や自粛が叫ばれていて、SNSでは著名アーティストが家からメッセージを送ったり、ソロ・パフォーマンスを配信している。その中で個人的に「オオッ」と思ったのが、スティクスの元リード・シンガー:デニス・デ・ヤングのもの。往年のヒット曲<Best Of Times>をチョロリ、ピアノを弾きながら歌うだけなんだけど、見た目が少々歳を喰ってしまっているのに、声はすごくよく出ていてビックリ。さすがにトップのハイトーンは回避してるが、声量とか声のノビには ほとんど衰えを感じない。ちょうど新作準備中のタイミングなので、プロモーション的意味合いがあるのだろうが、実際この短いパフォーマンスを見ただけで、「ちょっと聴いてみようかな?」という気にさせられる。

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■ HERE COMES SHUGGIE OTIS / SHUGGIE OTIS

shuggie ots

シュギー・オーティスについて調べモノをしていたら、当初の目的とは違う方向にズブズブと… 90年代になってレア・グルーヴ/フリーソウル的文脈で再評価されたギタリストでありマルチ・プレイヤー。“R&Bの父”と謳われるジョニー・オーティスの息子で、弱冠16歳にしてアル・クーパーと共演アルバムを発表。上掲ソロ・デビュー作は、まだ17歳(高校生!)の作品だ。当ブログ的には、ブラザーズ・ジョンソン<Strawberry Letter 23>(77年/全米5位)を書いた人、といった方が通りが良いだろう。

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■ LIVING IN A GHOST TOWN / THE ROLLING STONES

stones_ghost town

もうご存知の方が多いと思うが、ローリング・ストーンズが8年振りとなる新曲<Living In a Ghost Town>を世界同時リリースした。タイトルで分かる通り、コロナ・ウィルスのパンデミックにより世界各地でロックダウンや外出禁止要請が出ていることを歌っている。メッセージ・ソングというより、引き籠り応援歌というニュアンスだろうか。

今はすべてがロックダウンされて
まるでゴースト・タウンに棲む
幽霊のような気分だ

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■ ON THE ROAD TO FREEDOM / ALVIN LEE & MYRON LeFEVRE

alvin lee _myron

外出自粛、頑張られてますか? 前にも書いたように、自分の場合は幸か不幸か、コロナが流行らなくても執筆で缶詰になるタイミングだったので、自ずと自宅蟄居中。元々インドア派で、目的がなければ外出しないタイプなので、特にストレスなく "家で踊れる" 人なのだが、それでも普段通っているスポーツ・クラブや、マシン・ジムのある近所のコミュニティ・センターが閉鎖中。なので、代わりに外へウォーキングに出るようになった。すると我が家は郊外なので、歩いて10分くらいで 菜の花満開の河川の土手とか、上掲のような だだっ広い自然公園に行ける。さすがに田舎なので、TVに出ている都内の著名公園のような人出はなく安心。それでも駐車場は6〜7割埋まっていてビックリ。ランニングやら散歩やら、あるいはサイクリングをしている方々も、普段より全然多いみたいだ。

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■ レコ=ドコレクターズ 2020年5月号

レココレ.20.5

レコードコレクターズ誌5月号の第1特集『究極のギター・ソロ:ロック編』に参加させて戴いた。60~80年代のロック系歌モノから、25人のレギュラー執筆者がそれぞれ名演20曲をリストアップし、それを編集部で200曲に選定(最終的に203曲)する企画。話をもらって、ざっと50曲くらいチョイスしたが、そこからの絞り込みが超難儀 みんなそれぞれ自分の基準があるはずだが、いろいろ悩んだ末、自分はあまりにマイナーなアーティストのアルバムは落とそうと決意した。「この人のこの曲のソロ」と言われた時に、レココレの読み手の方たちの多くが、すぐに思い浮かべることができないと意味がない、と考えたからである。特にセッション・ギタリストの場合は、看板アーティストとギター・プレイヤーがイコールではないから、尚更だ。


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■ AMIGOS / SANTANA

santana_amigos

ちょいと思うところあってサンタナ『AMIGOS』を。そうか、コレも76年か。中学の時から音楽雑誌で見ていて名前と顔は知っていたが、音は<Black Magic Woman>とかをラジオで聴いた程度。『LOTUS』とか神格化されちゃってて、どんなアーティストか興味を持っていた。そんな時、家が商売をやってる同級生の家へ遊び行き、そこでお店で働いているロック好きのお兄さんに聴かされたのが、このアルバムだった。<Europe(哀愁のヨーロッパ)>は、まだヒットしてなかったと思う。一般的にはラテン・ロックした初期サンタナが人気だろうけど、カナザワ的には『AMIGOS』と『MOON FLOWER』(77年)こそがサンタナの代表作だ。

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■ DESTROYER / KISS

kiss_destroyer

コロナで外出自粛の以前に、ほぼ缶詰で原稿書き続行中。ウサ晴らしにNHK-BSのドキュメンタリー『ザ・ヒューマン』でジーン・シモンズを取り上げるというので、観てみた。キッスのフェアウェル・ツアーには行かなかったけれど、彼らやクイーン、エアロスミス、チープ・トリックあたりは、デビューもしくは人気が出る前のごく初期から付き合っていたバンドなので、どれもそれぞれに思い入れがある。キッスは『LOVE GUN』あたりまでオンタイムでレコード買ってたな。そのキッスが引退ということで、NHKが最後のツアーで来日したジーンに迫ったのだ。

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■ COME BACK ROMANCE, ALL IS FORGIVEN / ANDY BOWN

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70年代ブリティッシュ・ロック界の重鎮キーボード奏者の一人、アンディ・ボウンのソロ3枚目、76年発表の『COME BACK ROMANCE, ALL IS FORGIVEN』が、韓国 Big Pinkで初CD化。その国内仕様盤が出た。以前からステイタス・クォーのサポートを務め、80年代から正式メンバー、というとライトメロウ・ファンはちょっと引いてしまいそうだが、実はこの人のキャリアはもっと広範でディープ。ハード・ブギーが身上のステイタス・クォーのメンバーといっても、そう短絡的ではない(もっともブギーという言葉の意味も今は全然変わっていまっているが…) 当時のUKには、アラン・ボウンというロバート・パーマーやジェス・ローデンを発掘したトランペット奏者も近くにいたのでヤヤこしいが、ココはどうぞお間違えなく。

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