Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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Sorry for Japanese only.

AOR Light Mellow

■ LOVIN' TRUTH / MAEVA BORZAKIAN

maeva borzakian

フランスから届けられた、
アーリー80’sテイスト満載のアーバン・ポップス好盤。
AOR人気作トミ・マルム『COMIN’ HOME』(21年)に
楽曲提供&リード・ヴォーカルで参加し、
ガエル・ベンヤミン(ガイスター)とのコラボレイトでも注目された実績が、今ここに飛翔する。
とりわけライト・ステッピンなダンス・チューンの数々で魅力炸裂!


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■ WATCHING THE SNOW / MICHAEL FRANKS

michael franks_watching the snow

あぁ〜、オレもまだまだ、もっともっと精進しないと…、なんて思わせられる事柄あり。イベントなんぞに出ると、ありがたくも「先生、先生」と慕って声を掛けてくれる方が少なくないが、「その呼び方はヤメれ〜」とお願いしている。クリティカルな目線は少し上から俯瞰する形を取ってはいても、アティチュードは一人の音楽ファンであるべき、というのが自分の信条。でもネット社会では、自分の専門ジャンル界隈であっても、「とてもお詳しいんですね〜」などと言われてしまうコトがある。約25年、音楽ライター稼業をやってきて、「アンタ、CD解説とか読まんの!? 」と思うが、ネット世代は目の前に降りてきた情報しか仕入れようとしない。探求心に乏しいから、深掘りする面白さを知らず、音楽を単なる情報としてしか見ない。だからイントロ不要、ギター・ソロは要らねえ、なんて暴言がはびこる。それらが積み重なって、良質な音楽シーンが衰退していくのだ。でもクサビを打ちたくても、しがないライター風情はジタバタと、小さくてもできるコトをやっていくしかないのだな…。

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■ DANE DONOHUE

dane donohue

明日26日はこんなDJイベントに引っ張り出されているので、何を掛けようかと思案しつつ、そのノリでコレ、久しぶりにデイン・ドナヒューをレコ棚から…。自分がP-VINEからお届けしている【Light Mellow Seaches】でお馴染み:Page 99が先般、先行デジタル・リリースした2曲の新曲(1曲はリレコ)に、デイン・ドナヒューのヴォーカルがフィーチャーされていて、結構ビックリしたのだ。何せ、 78年にワン&オンリーのAOR名盤を発表したきり、約45年もほとんど表舞台に顔を出していないヒト。年齢的にも70歳代半ばなので。

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■ DARYL HALL & THE DARYL'S HOUSE BAND with Special Guest TODD RUNDGREN @ 東京ガーデンシアター

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ダリル・ホール&ザ・ダリルズ・ハウス・バンド with Special Guest トッド・ラングレン Japan Tour 最終日@東京ガーデンシアター。初日のトリフォニー・ホールへは、ソニーミュージックさんからの依頼で即日ライヴ・レポートを書くため、仕事として駆けつけたが、元々チケットを購入していたのはコチラ。なのでこの日は完全プライヴェート、ファン目線で参加した。ガーデンシアターはトリフォニーホールの4倍のキャパシティがあり、しかも直近でのSNS大量広告を目の当たりにして、「こりゃぁは動員ヤバイのかぁ〜!?」なんて心配してしまったが、それは単なる杞憂だったようで…。蓋を開けたら、左右バルコニーの両端を除いて、9割方イッパイでひと安心。

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■ DARYL HALL & THE DARYL'S HOUSE BAND with Special Guest TODD RUNDGREN @ すみだトリフォニー・ホール

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ダリル・ホール&ザ・ダリルズ・ハウス・バンド with Special Guest トッド・ラングレン Japan Tour 初日@すみだトリフォニー・ホールへ。相方がもともと熱烈なダリル・ホール・ファンなので、23日の東京ガーデンホールのチケットを押さえていたが、急遽の取材依頼でコチラにも。このジョイント・ツアー自体は、昨年4月から北米ツアーとしてスタートしているので、今までのセットリストを事前チェック、メンバーのプロフィールも確認し、最後に腹ごしらえもして、準備万端、トリフォニー・ホールへ向かった。

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■ THE FUTURE WAS DISAPPOINTING /ZACHARY CRAWFORD

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アイルランド出身ザカリー・クロフォードの待望2ndは、
デビュー作以上に知的でハーフ・ビターなジェントル・ポップ進化系。
マーティン&ガープやドーン・パトロールで活躍する
フィル・マーティンが全編プロデュース。
アップデイトされた西海岸AOR〜ヨット・ロックの今のカタチが
濃縮されて。   
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■ NED DOHENY 〜 plays his all time hits @ Billboard Live Tokyo 2nd Show

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2晩連続のBillboard Live Tokyo。出しモノは昨日とは一転、ネッド・ドヒニー。月初めにポストしたように、ネッドの来日は、盟友ヘイミッシュ・スチュアートとの共演ライヴから5年ぶり。あの時はヘイミッシュのバンドに乗っかるカタチで、セットリストも双方が交互に歌ってバランスを取っていたが、今回は完全なネッドの単独パフォーマンス。ネッド・ファンの間では、やっぱり一人の方が…、という声も少なからずあったと思われる。

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■ WELCOME HOME / GARETH DONKIN

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先行デジタル・リリースで大きな注目を浴びているUKの新人シンガー・ソングライター、ガレス・ドンキンのフィジカル・リリースがようやく。“マイケル・ジャクソンmeets AOR” なんて言われているけど、ズバリこれは マイケルよりエル・デバージだね。ナイーヴで中性的な歌い方がモロにそうだし、声そのものがよく似ている。でも悲しいかな、今じゃエル・デバージといっても知らない人が多いから、マイケルの方を引き合いに出しているのだろう。でもココんチのお客様なら、ほとんど皆んなが知ってるよね? エル・デバージ。彼を知る人に黙ってコレを聴かせたら、十中八九、「エル・デバージの新譜?」と訊いてくるに違いない。もちろん曲調によっては、マイケルっぽさも充分。そもそもエルだって、ポスト・マイケルと言われて人気が出たヒトなのだから…。

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■ PRONE / NED DOHENY

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11月になりました! 5年ぶりとなるネッド・ドヒニー@Billboard Live Tokyo / Osaka が目前。少し前までは日本でしか知られていない存在だったネッドだが、ヨット・ロック・ブームで世界的に知名度が高まり、若手ミュージシャンやDJ諸氏への影響力増大。日本では代表作『HARD CANDY』(76年)に、ボズ・スキャッグスのAOR歴史的名盤『SILK DEGREES』を上回るほどの評価が集まる傾向が見られた。

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■ LAY IT ON ME / GABE DIXON

gabe dixon

午前中から都内に向かい、来月からスタートするシティポップ系のセミ・レギュラー・ラジオ番組の初収録。そして夕方から別件ミーティング。番組の方は既にスタートしていて(週1オンエア)、メイン・パーソナリティーの女の子(25歳とか)が別におり、自分は奇数月のコメンテイターとして登場。これは近くなったら改めてお知らせします。

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■ WEST COAST RENDEZ VOUS / PAPIK presents SEA BREEZE

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イタリアのベテラン・ユニット最新作は、
クールで心地よいウエストコースト・サウンドが満載。
Light Mellow Searchesで紹介してきたロー・ヴァン・ガープや
フィル・パーベリーニらをフィーチャー。
何処までも涼やかなトラックには、
アンブロージアのAOR聖典<Biggest Part Of Me>、
ボズ・スキャッグス<Miss Sun>、
エース/ポール・キャラック<How Long>のカヴァーも。


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■ NO LOOKIN' BACK / MICHAEL McDONALD

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トラブル勃発。ホントは某ベテラン・バンドの周年ライヴに出掛ける予定が、その直前トラブルで処理に追われ、ライヴの方は泣く泣く断念せざるを得なかった。こういう時、自分を取り戻すのにちょうどイイのは、やっぱりAORなんだな、自分の場合。

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■ POPSICLE TOES / BUSTER BROWN BAND

buster brown band

ダラスの地に眠っていた82年制作の未発表アルバムが、
40年の時を経て白日の下に。
リード・シンガーのケリー・マクナルティは、
80年代後半にエリック・タッグとバンドを組んでいたほか、
リー・リトナーやハーヴィー・メイソンと共演したり、
アイズレー・ブラザーズ、スモーキー・ロビンソンに楽曲提供。
もう一人のシンガー:ロジャー・バートンは、
知るひとぞ知るブルー・アイド・ソウルの至宝ビーズ・ニーズの出身。
そしてドラマーは、デヴィッド・リー・ロスやスティーヴ・ルカサー、
リンゴ・スターらとの共演歴を持つグレッグ・ビソネット。
世界中のAORファンに評判を呼んだ限定500枚のアナログ盤が、
いま待望の初CD化。


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■ SPARK OF LIGHT / MICHAEL BOLTON

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USのオバさまたちにはセックス・シンボル的人気を誇るマイケル・ボルトン、5年ぶりのニュー・アルバム。しかも、書き下ろし中心に新曲ばかりで固めたオリジナル新作としては、09年の『ONE WORLD ONE LOVE』から14年ぶり。アルバム自体は、ゼロ年代に入ってコンスタントに10枚以上出しているのに、モータウンだの、サントラ・ヒットだの、シナトラだの、クリスマスだの、デュエット集だの…と、企画モノばかり。売れる前はソングライター活動もしていたのに…、と冷めた見方をしていたが、ブルー・アイド・ソウル・シンガーとしてカヴァー曲で人気を確立しちゃったから、無理して曲を書かずとも…、というコトなのだろう。

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■ AOR納涼会 @ 宇都宮 Speakeasy

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19日は AOR納涼会@宇都宮Speakeasy でした。ここはセミ・クローズドなフリーのイベントスペースで、普段は地元の音楽仲間たちの集まりに使われているらしいが、レーザーターンテーブルやドルビー・アトモス、大型スクリーンにプロジェクターなど、とにかく音楽ファンには堪らない機材が揃っていていて、かなりビックリ。そこで3時間近く、トーク交えてのAOR試聴会でした。自分のコーナーの前には、栃木放送『アナログ専科』川島さんとレディオベリー『RBZフライデー』の佐藤さんのネタご披露があり、場を温めていただきました。

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■ AOR納涼会@宇都宮 出張します!

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直近の情報でスミマセン。某所からお声が掛かり、宇都宮のAORイベントに出演します。

【AOR 納涼会】
2023年8月19日(土)13:00〜
[会場]:SpeakEasy(JR宇都宮駅西口すぐ)
   宇都宮市駅前通り3-1-4
[入場無料]
飲食物込み自由・参加人数制限なし
[time table]
13時〜16時「AORでナニをかけてもいいアフタヌーン」
 ・参加者持参の音源で自由にAOR鑑賞
16時〜17時 「CRT川島・RBZ佐藤 ピンポンAOR」
 ・栃木放送「アナログ専科」の川島さんとレディオベリー「RBZフライデー」の佐藤さん
  による選曲解説でのAOR鑑賞
17時〜19時 「O-MA-KA-SE Light Mellow」
 ・金澤寿和に「オマカセ」いただき、
  120分たっぷりLight Mellow目線でのAORを紹介します。
 ・DJイベントではなく、楽曲の解説トークを交えながらの紹介です。

会場の SpeakEasyは、レーザーターンテーブルでアナログ盤を再生しての音楽体感に加えて、DolbyAtmos音源での空間オーディオの体験もできます。

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■ B'S FLAME 〜 Memorial Best of BOBBY CALDWELL

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去る3月14日(日本時間15日)に逝去したAORレジェンド、ボビー・コールドウェルの追悼ベスト・アルバム2枚組『B'S FLAME〜Memorial Best of BOBBY CALDWELL』が、8月23日にリリース。これまで多くの編集盤が組まれてきたヒトだが、悲しいかなキャリアを閉じてしまったため、結果的にコレが初めてのオールタイム・ベストになる。今回が初公開となる未発表曲も1曲収録。選曲・監修・解説は、不肖カナザワが担当させて戴いた。タイトル案もいろいろなアイディアの中から、自分の案が採用に。アートワークにも協力させてもらってます。

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■ RANDY MEISNER of ex-Eagles passed away

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またしても、朝一番での訃報。イーグルスのオリジナル・メンバーであり、ポコの創設メンバー、そしてソロでも活躍したランディ・マイズナーが、26日夜、慢性閉塞性肺疾患の合併症によりL.A.で逝去した。イーグルスがロック殿堂入りを果たした98年、往年のメンバーと共に受賞式典に姿を現し、<Hotel California>と<Talke It Easy>をプレイしたが、再結成ツアーなどには参加せず、2015年には双極性障害と診断。重度のアルコール依存症も患っていたという。翌年奥様を亡くし、最近はまったく表舞台に姿を現さなかった。享年77歳。

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■ TOTO JAPAN TOUR 2023 @日本武道館

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TOTOジャパン・ツアー2023の最終日@日本武道館。お馴染みのメンバーが少ない、なんて声も少なくないけど、それでもアリーナは超満員。自分的には、隣に座ったオヤジの体臭が強力で、最後までココに居られるか?なんて不安がよぎってしまったが、まぁ、いつしか忘れてステージに没頭していましたワ

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■ CHRISTOPHER CROSS 40th Anniversary Tour @Billboard Live Tokyo

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クリストファー・クロス40周年ツアーの日本公演初日@Billboard Live Tokyo 2nd show を観た。2020年の早い段階で新型コロナに罹患し、合併症のために車椅子生活を送っていた時期もあるクリストファー・クロス。しかしその間にも1000セット限定の『THE COMPLETE WORKS』(オリジナル・アルバム12CD+Rare Tracks集+Vinyl Bestの14枚組/デジタル・リマスター)をオフィシャル・サイトでリリース。復帰後にアニヴァーサリー・ツアーを行なうと公言し、昨年から世界各地を回っていた。それがようやく日本で実現。東京・横浜・大阪のビルボード・ライヴ5日間に加え、月末の東京かつしか、富山でのホール公演も予定されている。(ネタバレあり)

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