Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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J-Fusion

■ MEMORIAL LIVE TRACKS / PRISM

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ココしばらく、和田アキラ(g)の闘病でライヴ活動から遠ざかっているプリズム。でもオリジナル・アルバムのリイシューは、18年秋に始まった初期作品群の高音質盤シリーズを皮切りに、着々とキャリアをフォローしてきている。ただ個人的にプリズムを熱心に聴いていたのは、和田アキラと渡辺建(b)の創設メンバーに青山純(ds)、中村哲(kyd)の4人時代まで。その後、和田と渡辺の双頭ユニット体制になり、プログレ・フュージョン色を強めたが、アルバムに耳を通しても今イチ楽曲的魅力に乏しく、次第に熱は冷めていった。プリズムに限らずだけど、日本のベテラン・フュージョン系って、どうもイイ頃の自分たちをコピーしているようなのばかりで、ワクワク感が決定的に薄いのよ。

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■ SAX WORLD Vol.17 - 1970~80's J-フュージョン サックス大特集

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音専誌 SAX WORLD 最新号 Vol.17に寄稿。『1970~80's J-フュージョン サックス大特集』のカヴァー・ストーリー、【サックスから見たJ-フュージョンの歴史】を執筆しています。でもサックス専門誌だからこういうタイトルになっているのであって、実はカナザワの意見としては、これこそが本当の【J-フュージョンの歴史】だと思っている。この雑誌を作っているY氏から「通説とは違うものを!」と依頼され、我が意を得たり、と書いたものだ。

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■ CALIFORNIA SHOWER / 渡辺貞夫

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引き続き、日本のジャズ・クロスオーヴァー/フュージョン事始めについて考察中。今回のお題目は、サックス奏者を中心に、という注釈付きなのだが、そうでなくてもやはり渡辺貞夫、ナベサダのことは忘れられない。60年代後半はボサノヴァやブラジル音楽、70年代前半はアフリカに魅せられていた感のあるナベサダだが、中盤からはそれまでのスタイル変遷を振り返るようにライヴ・アルバムを連発。その上でギアを切り替えるように突入したのが、77年作『MY DEAR LIFE』に始まるクロスオーヴァー/フュージョン・エラであった。

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■ IN THE GROOVE / 稲垣次郎 & HIS SOUL MEDIA

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日本のジャズ・クロスオーヴァー/フュージョン事始めについての考察を、某音専誌向けに執筆中。一般的に海外のクロスオーヴァー/フュージョンというのは、エレクトリック・マイルスに始まって、その薫陶を受けたチック・コリア、ジョー・ザヴィヌル、ハービー・ハンコック、ジョン・マクラフリンらが各々のグループでそれを進化させていったという考え方が主流である。でもその一方で、ソウル・ジャズ〜ジャズ・ファンクは、人気の割にかなり軽視されてきた。ハッキリ言って、もう片手落ちレヴェルである。

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■ MIRROR OF MY MIND / 川崎燎(Ryo Kawasaki)

ryo kawasaki

遠くエストニアからの訃報。ジャズ・ギタリストの川崎燎(Ryo Kawasaki)が13日に逝去。長く食道ガンを患っていたそうだ。70年代前半にニューヨークへ渡り、ギル・エヴァンスやエルヴィン・ジョーンズ、チコ・ハミルトンといった巨匠たちと共演。しかし80年代以降はギター・シンセサイザーを開発したり、MIDIのマルチ・トラック・レコーディング・システムを考案したり、MIDIシークエンサーを応用してニューヨークのハウス・ミュージック・シーンに切り込んだりと、ボーダーレスな活動を展開した。ところが近年はクラブ〜レア・グルーヴ方面からの再評価が高く、エストニアに拠点を定めた00年頃からクロスオーヴァー/フュージョンへ回帰。こちらに紹介する『LEVEL 8』が、彼の最後の作品となった。

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■ LADY VIOLETTA / 森園勝敏

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コレはヤラレタ
アルバム1枚、何処を切っても<Lady Violetta>。金太郎飴といやぁそうだけど、よく見れば顔の表情やポーズが結構違っている、という感覚。最近はリミックスがバンバン作られる時代なので、人気アーティストのリード曲のマキシ・シングルなどでは、CD1枚同じ曲がミックス違いで何パターンも入ってることが珍しくない。でもこのアルバムのように、ひとりのアーティストの代表曲1曲を、複数のスタジオ・テイク、各種ライヴ・ヴァージョンで蒐集し、ひとトコロにまとめるというのは、ちょっと画期的かも。しかもそれが、ただ出せば売れてくれる人気者ではなく、日本のロック界のレジェンダリーなベテラン・ギタリスト。どうしたってファン層は限られる。でも逆に言えば、それだけ絶対的な存在感を放つミュージシャンであり、吸引力の強さを持った楽曲だからこそ実現した企画なのだ。

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■ FIRE HORNS 『ROLLING PARADE』@渋谷JZ BRAT 1st Show 〜 DJ Event『環七AOR vol.25』 REPORT

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1日大忙し。午前中から夜のDJイベントの選曲をやり、午後は早い時間からライヴを観に行って、少々腹ごしらえをしてからゲスト出演するDJバーへ。うぅ、原稿が進みません…

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■ 26th STREET NY DUO・27th AVENUE LA TRIO / 神保彰

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先日のオーレ・ブールドのバンドのドラマー、Ruben Daren も「好きだ!」と言っていた神保彰の、恒例、毎年元旦リリースの2枚を遅ればせながら。神保サンのソロも、もう26〜27枚目になるのね。だけどご本家にちょっと飽きが来ているのに、神保ソロは相変わらず面白く聴ける。それはやっぱりメンバー固定化前提のバンド・フォーマットと、その都度パートナーを代えられるソロ活動の違いなのか、それとも…

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■ 小林信吾 SOLO LIVE『SOLILOGUY』@目黒 Blues Alley Japan

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角松敏生や中島みゆきなど数多くの大物アーティストをサポートする名鍵盤奏者/アレンジャー:小林信吾が、この7月に25年振りとなるミニ・ソロ・アルバム『SOLILOGUY』を配信リリース。その記念ライヴに行ってきた。今回は角松がゲスト出演するのもさることながら、最近カナザワが注目している若手ミュージシャンの中から、伊吹文裕(ds)と森光奏太(b)という20代コンビが起用され、そこに信吾さんと森俊之の角松ファミリー鍵盤部2人が乗る構図なので、コレは絶対観たいと思っていたのだ。

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■ 梶原順 with Fab Bond @高円寺 JIROKICHI

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色々と気になるライヴが集中している、この8月末〜9月頭。最近 時々連絡を取り合っているベースの川内啓史クンにお声掛けいただき、梶原順 with Fab Bond @高円寺 JIROKICHI にお邪魔してきた。Fab Bond は、シュアなベースで定評のある川内クン、ギターとチェロの両刀使い伊藤ハルトシ、今や山下達郎バンドでスッカリお馴染みのドラマー:小笠原拓海によるインスト・トリオ。今月初めに、シンガー・ソングライター星野裕矢クンのライヴ・サポートをしている彼ら(その時のレポートはこちらから)を観たばかりだが、今度は、星野くんのライヴにも遊びに来ていた梶原さんと共演すると知り…、という流れ。しかも、かのJ&B時代の曲をたっぷり演る、と聞かされて、これは見逃せないゾ!と。

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■ 菰口雄矢 BIRTHDAY LIVE @ 汐留築地 Blue Mood

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怒涛のライヴ週間最終日は、10日間で5日連続8本目。出掛けたのは、今井優子のライヴでお世話になっている若き天才ギタリスト:菰口雄矢クンの Birthday Live @汐留・築地 Blue Mood。ベースも優子さんのレコーディングやライヴに参加してもらっている二家本亮介クンなので、これは観に行かないワケには行かない。そもそも菰口クンはTRIX加入前のTri-Offensiveの頃から注目していて、14年の初ソロ・アルバム『PICTURE』も即買いしていた。

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■ LIVE PYRAMID 4 / PYRAMID @Blue Note Tokyo 2nd show

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1月末のコチラのポストで7年半ぶりのニュー・アルバムをご紹介した PYRAMID のライヴ、題して『LIVE PYRAMID 4』@Blue Note Tokyo 2nd show を観戦。名阪を回って3公演目にして千秋楽だが、さすがに2ステージともフルハウス。久々に、隠密部屋みたいなカウンター10席ほどの2階席から見下ろすことになった。

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■ 24TH STREET NY DUO・25TH AVENUE LA TRIO / 神保 彰

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世界的ドラマーとなった神保彰が、毎年の年始めに2枚セットでアルバムを同時発売するようになったのが、2012年から。最初はオリジナル新作とカヴァー・アルバムの組み合わせだったのに、6年目の17年はソロ作とブロンボ(超絶技巧ベーシスト:ブライアン・ブロンバーグとの双頭ユニット)の3作目になり、その翌年はラテン・フュージョンの『22 SOUTH BOUND』とスムーズ・ジャズ『23 WEST BOUND』という対比型に進化した。そして今年もそのスタイルを受け継いで、『24TH STREET NY DUO』と『25 TH AVENUE LA TRIO』の2作をリリース。元旦発売だったのに、ご紹介が遅くなってしまった。

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■ PYRAMID 4

pyramid 4

先日、井山大今のライヴを観ていて、ふと思い出したのが、このピラミッドの4作目。9月のリリース直後に購入してすぐに流し聴きし、何か前3作とは違った雰囲気を感じ取って、“近いうちにチャンと聴き直そう” と思ったまま、約4ヶ月も放置プレイしてしまった。大変失礼致しました。でもこのアルバムが前作から7年半ぶりだったとは… 途中に新録曲入りベストがあったとはいえ、ホンの2〜3年のことのようにしか感じていなかった


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■ 井山大今 @ Blue Note Tokyo 2nd Show

井山大今live

井上鑑(kyd)、山木秀夫(ds)、高水 “大仏” 健司(b)、今 剛(g)というレジェンダリーなセッション・ミュージシャン集団:井山大今のライヴ@BlueNote Tokyo 2nd Show。スタジオでは頻繁に一緒にプレイしているメンバーながら、自分たちの看板でこうしたステージに上がるのは、何と4年ぶりなんだとか。アルバムでは結構小難しいコトを演っているので、老婆心ながら「果たして入りはどうなんだろう?」と思っていたが、蓋を開ければ ほぼフルハウス。でも中には妙齢のオバサマ集団などいたりして、そうか 福山(雅治/彼らはそのまま福山のバックを務めている)効果も小さくないのだな、と腑に落ちた。

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■ THE GAMES - East Meets West 2018 - / 向谷 実

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暮れから取り掛かっていた仕事部屋の大掃除/断捨離プロジェクト(?)が、ようやくメイン・イベントである9年振りの iMac 入れ替えに辿り着き、移行作業も9割がた片付いた。PC入れ替えは2年ほど前から考えていたが、手間が掛かるので締切に余裕がないと着手できない。そのためアッという間に月日が過ぎ、最近はネットを見るにも反応が鈍く不安定で、イライラが募る状況。そこで年末のうちに最新iMacを購入し、正月に入れ替えるつもりが、結局この連休になった。移行がスムーズに行かずサポートの助けを借りて、無事に移行。最近は apple も随分低姿勢になったな。あとは不要ファイルや溜まりに溜まったメールなどを整理するだけ。外観はモニターが薄くなった以外大差はないが、スペックが上がって かなり快適。やっぱり、女房とPCは新しいに限る もっともCD収納はまだ終わってないので、ジャズ・フュージョン系CDを、あと250枚ほどをやっつけにゃならないけど…

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■ CITY VIBRATION / SPECIAL JAM COMPANY with 酒井俊

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スペシャル・ジャム・カンパニー with 酒井俊 のワン&オンリー作、【Light Mellow和モノ】括りで個人的待望の初CD化実現 拙監修のディスク・ガイドには以前からシッカリ掲載していたが、アルバム自体が珍しいからか、あまり話題にならずにココまで来てしまった。でもクロスオーヴァー好きにはマストな内容だし、グループの出自を知れば、シティ・ポップ・ファンが興味を持つこと請け合い。大袈裟に言ってしまえば、デビュー前の竹内まりやが歌っていたことで知られる『LOFT SESSIONS vol.1』の裏作品、としたって過言ではないかも…

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■ 音楽境地(弐)〜SEASONS of LIFE・歌心〜 / 村上ポンタ秀一 @ 中野サンプラザ

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日本が誇る伝説的ドラマー:村上ポンタ秀一の、デビュー45周年イベント『音楽境地 Vol.2』@中野サンプラザを観た。前回はジャズ・フュージョン系をテーマに、渡辺香津美や高中正義、CHAR、角松敏生、和田アキラらがゲストに招かれたが(詳しくはココを参照)、今回は “PONTAの音楽人生と、めぐり季節と、4人のいい女” なるサブ・タイトルの下、八神純子、EPO
八代亜紀、吉田美奈子に、オマケ(?)の伊勢正三がゲスト。ホスト・バンドはポンタさん率いるPONTA BOX(岡沢章:b、柴田敏孝:pf)+大坪稔明:kyd というシンプルな布陣である。

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■ 高中正義 TAKANAKA SUPER LIVE 2018 -BRASILIAN SKIES 40th- @昭和女子大学人見記念講堂

takanaka brasilian skies 40th

4月に行われた村上ポンタ秀一『音楽境地』やクロスオーヴァー系イベントなど、今までに何度もライヴを観ている高中正義。でも純粋なソロ・ライヴを観るのは、いったいいつ以来だろう? 03年に出た『GUITAR GOBLIN - TAKANAKA THE BEST』なるキティ時代の2枚組コンピで解説を書いたあと、よみうりランドEASTだったかの野外ライヴに行った記憶はあるのだが…。実際自分の思い入れが強いのはキティ時代前期で、初ソロ作『SEYCHELLS』から入り、発売直後に買った『TAKANAKA II』は、未だ真夏になると引っ張り出すマイ・フェイヴァリット。それに比べると、この78年の4作目『BRASILISAN SKIES』は、少しテンションが緩めである。でもそれはリオ・デ・ジャネイロ録音(L.A.と伊豆にあったキティ・スタジオでもレコーディングされている)がもたらした大らかなムードと、日本の夏を彩る郷愁感がミックスされた結果であって、夕暮れ時にタカナカを聴くなら、圧倒的にコチラだ。
(以下、若干ネタバレあり)

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■ THE BEST - Victor Years / 松原正樹

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ビクター和フュージョン・シリーズのラストを飾るプレミアム・ベスト11作が、この7月25日に発売。その多くは過去に出たベスト盤の復刻(一部はボーナス・トラック追加収録)だが、ダイジェスト盤『BEST of BEST』と、故・松原正樹『THE BEST〜Victor Years』のみ新編成。その後者、松原正樹ベストの選曲・監修という大役を、私カナザワが担当させて戴いた。

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『J-DIGS:Light Mellow City Essence Vol.2』
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隔月公開予定/全6回
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Liner Notes

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Light Mellow 和モノ45 復活!

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2020.11.3.レコードの日に、以下4枚の7inchをreissue
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■池田典代■
ガラスの虹/リトル・チャイルド(未発表曲)

yamagata_smile
■やまがたすみこ■
あの日のように微笑んで/ほろ酔いイヴ

paris match_saturday
■ paris match ■
Saturday/SILENT NIGHT

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■今井優子■
真夜中のドア〜Stay with me〜/TRUST YOUR HEART

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