歴史的な一日。米大統領選で民主党のオバマ氏が大勝し、黒人初の大統領が誕生することになった。彼が勝ったのは、実のところ、共和党ブッシュ政権による敵失が根本にあったと思うが、彼が訴える“チェンジ”の中に人種問題という大きなシンボルがあったことが推進力になったことも事実だろう。スローガンである“Yes we can”の最初の関門が“Yes we could”になった瞬間だった。
朝6時に家を出て、青木さんの告別式@鎌倉腰越満福寺 に列席。夥しい生花の数に、氏の人柄が偲ばれる。弔問に訪れたファンに加え、角松バンドの面々やミュージシャン仲間も多数来ていたが、誰もが一様にこわばった面持ち。ブッチャー浅野さんや梶原順さんと2〜3言葉を交わしたけれど、やっぱりみんな口が重い。目と目、軽い会釈で挨拶を交わす。そんな重苦しい空気の中、お堂の正面に据えられたスピーカーからは控え目に『DOUBLE FACE 』が流れていた。