Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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Rock 80's〜

■ VALOTTE / JULIAN LENNON

julian lennon

洋楽好きの多くは、ディズニー+で配信が始まったビートルズ『GET BACK』の話題で持ちきりのようで。でも自分の場合は、これを機に定額配信を申し込んだところで、その先 何も観ないまま月々の引き落としだけ続いていくのが火を見るより明らかなので、ココは我慢で Blu-ray化を待つことに。そもそも、こうした囲い込み商法には虫唾が走る人。それがビートルズとなれば、余計に背きたくなる。でも公開済みの予告編をチラ見しただけでも、オリジナル『LET IT BE』の暗いイメージが覆されるのは明らかで、かなり楽しみ。今にして思えば、『LET IT BE』はレコーディングのドキュメントというより、解散劇ありきの分裂プロセスを剥ぎ取った印象。メンバー間に多少のいがみ合いがあっても、一緒にプレイすれば楽しくなってしまう。それがミュージシャンの本質だし、ハイスクール時代から一緒に演ってきた仲間となれば尚更だ。そうでなけりゃ、あのルーフトップ・セッションなんて成立しないだろう。なのに今まで、影の部分ばかりが強調されてきた。いずれ時が過ぎて、『GET BACK』と『LET IT BE』がセットで冷静に語られるのが、一番の理想かもしれない。

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■ TIM

tim

ようやくコイツが紹介できます。83年にデビュー・アルバムを完成させていながら、陽の目を見ずに終わった幻の名グループ:TIM。その音源が、37年の年月を経て発掘された。輸入盤にオビとカナザワの解説を付けた国内仕様盤の発売は、もう2ヶ月前。しかし実際のところは予約完売、2度目の入荷も受注残消化で在庫がなくなり、3度目の正直でやっとマトモに流通し始めた次第。次の入荷があるかどうか分からないので、気になる方は早めのゲットをオススメしたい。

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■ ATBPO / NIGHT RANGER

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ナイト・レンジャー新作、リリースから2ヶ月遅れのご紹介。『ATBPO』とは “And The Band Plays On” の略で、要は、バンドはプレイし続けるゼってこと。コロナ禍で作ったことを意識したタイトルだけど、中身は何も変わっちゃいない。ってか、4年前の前作『DON'T LET UP』、そしてコレと、黄金期の勢いを取り戻したかのように、絶好調じゃ〜ないですか

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■ INSOLO / GARY KEMP

gary kemp

10月 2021年も最終コーナーを回った感覚ながら、『AOR Light Mellow Premium 02』は、まだ発売日が見渡せず…。01からちょうど1年経ってしまったので、年内には何とかとかしたいが…。一応、地道には進んでいます。ま、新しい月なので、当ブログではカタログ紹介は一旦お休みして、最近のニュー・アルバムから、元スパンダー・バレーのギタリスト、最近ではピンク・フロイドのニック・メイスンのプロジェクト:ソーサーフル・オブ・シークレッツでもメッチャ良いプレイをしていたゲイリー・ケンプのソロ・アルバムを。7月末に出ていたモノだけどね。

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■ VIENNA ー 40th Anniversary Deluxe Edition -- / ULTRAVOX

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沢田研二やアン・ルイス、BOOWYの元ネタになっているウルトラヴォックスの代表作『VIENNA』(80年)の、40周年記念デラックス・エディションが届いた。5CD +DVDの豪華ボックスで、ハコの中には、ゲートフォールドのアナログ・サイズ・ジャケット2組にメンバー4人のアート・プリント、楽曲コメントや未発表写真満載の20ページに及ぶブックレットが入っているので、かなりの満足度。英国オフィシャル・サイトでは昨年10月から先行発売が始まっていたが、ここへ来てようやく一般発売がスタートした。これで5000円前後だからコスパもサイコー。

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■ JAZZ AWAKE / JOHNNY HATES JAZZ

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80年代に隆盛を誇った第2次ブリティッシュ・インヴェンジョン勢でも、結構AORに寄っていたジョニー・ヘイツ・ジャズ。再結成後2作目となるニュー・アルバムが、約7年ぶりに登場した。去年初めの来日公演を<Shattered Dreams>聴きたさに観に行ったところ、思いの外ステキなパフォーマンスをやっていて好感 (その時のライヴ・レポート)。そこでも披露していた新曲を引っ提げての新作登場、というワケだ。

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■ THE DEVONNS

devonns

シカゴから現れたド新人の4ピース・バンド、ザ・デヴォーンズのデビュー・アルバムが本日のピックアップ。キャッチコピーに拠れば、“ヤング・ガン・シルヴァー・フォックス・ファンに突き刺さるメロウでスウィートでグルーヴィな傑作ブルーアイド・ソウル・アルバム!” とのこと。確かに現行ポップ・シーンに照らせば、 ヤング・ガン・シルヴァー・フォックスを引き合いに出すのは正しいだろう。でも元々のUSプレス・リリースには、“70年代を中心としたシカゴ・ソウル黄金期のムードを呼び覚ますスローバックなソウルのレコード” とある。実際ヤング・ガン〜が纏っているウエストコースト・エッセンスはザ・デヴォーンズには稀薄で、ノーザン・ソウルの匂いを強烈に感じるのだ。

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■ BROADCAST / CUTTING CREW

cutting crew

少し前にどこかで大ヒット曲<Died In Your Arms>を耳にして以来、時々脳内再生させていたカッティング・クルー、デビュー盤を。このバンド、たまたま輸入盤店で入ってきたばかりのレコードが掛かっていたのを耳にして、メッチャいい曲!と即買いしたのを思い出す。まだヒットどころか日本盤も出てなくて、ヨーロッパ盤を買った。産業ロックというよりは、わずかにAORテイストもある英国産ポップ・ロック・バンドとして、前年に出たマイク+ザ・メカニクスあたりと一緒に聴き倒したな。

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■ SANDINISTA!/ THE CLASH

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先週のストラングラーズ:デイヴ・グリーンフィールドの訃報に関してではなく、お怒りモードでザ・クラッシュ。しかも一番ヘヴィな『SANDINISTA(サンディニスタ!)』を聴いている。このアルバムは、ザ・クラッシュが80年に発表した4作目で、アナログ3枚組で出された問題作。もとよりレゲエを取り入れてきたザ・クラッシュだけど、ココではダブ的手法にも踏み込んでいる。過激なタイトルは、ニカラグアで79年に革命を起こし政権を奪取した左翼ゲリラ組織、サンディニスタ民族解放戦線に由来。反体制的なパンク・バンドの作品で、最も政治色の強いもののひとつだ。

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■ DON'T LET UP / NIGHT RANGER

night ranger 017

昨日スティクスを聴いたら滅法キモチよく、しかも何故かアクセス數も伸びたので、今日も産業ロック〜アリーナ・ロック系で。選んだのは、やはり 2017年モノでなかなかクオリティが高かったナイト・レンジャー『DON'T LET UP』。物書きは普段からステイ・ホームなので、外出自粛にほとんど苦痛はないけれど、やはり自由が効かない閉塞感はコッソリと忍び寄ってるみたいで、耳直し(?)に聴くハード・ロックがスカッと爽快なのよ。

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■ THE MISSION / STYX

styx_2017

このコロナ禍にあって、世界中で外出禁止や自粛が叫ばれていて、SNSでは著名アーティストが家からメッセージを送ったり、ソロ・パフォーマンスを配信している。その中で個人的に「オオッ」と思ったのが、スティクスの元リード・シンガー:デニス・デ・ヤングのもの。往年のヒット曲<Best Of Times>をチョロリ、ピアノを弾きながら歌うだけなんだけど、見た目が少々歳を喰ってしまっているのに、声はすごくよく出ていてビックリ。さすがにトップのハイトーンは回避してるが、声量とか声のノビには ほとんど衰えを感じない。ちょうど新作準備中のタイミングなので、プロモーション的意味合いがあるのだろうが、実際この短いパフォーマンスを見ただけで、「ちょっと聴いてみようかな?」という気にさせられる。

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■ HIGH TIMES - LIVE IN ITALY / MICHAEL THOMPSON BAND

michael thompson band live

10年代初頭までデヴィッド・フォスターのお抱えギタリストだった敏腕ギタリスト、マイケル・トンプソン率いるマイケル・トンプソン・バンドのイタリア・ライヴ盤。昨年、伊Frontiersから7年ぶりに好盤『LOVE & BEYOND』を出したので、その時のツアーを収録し、 今年になってCD/DVDでリリースした。

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■ WEATHER / HUEY LEWIS & THE NEWS

huey lewis weather

ライフ・ワーク的ガイド本執筆の上にLIVE Light Mellow のイベント、各種ライナー執筆が重なりまくり、ブログ更新もままならなかったが、ひとまず再開。世はコロナ・ウィルス蔓延で大変な日だ。でも幸か不幸か、カナザワは締切に追われて仕事部屋に軟禁状態 大阪で感染者が出たことでライヴ・ハウスが槍玉のひとつに挙がっているけど、業態なんていろいろなんだし、もっと危険な場所はたくさんある。もちろん予防や拡散防止は必要だけれど、出来うる策を講じたあとは、悪戯に萎縮せずに生活するのが、精神衛生上 一番良いのではないか。

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■ RIDES AGAIN / SHAWN LEE

shawn lee

最近はヤング・ガン・シルヴァー・フォックス(YGSF)の頭脳としてスッカリお馴染みになったショーン・リー。しかし彼は元々、エイミー・ワインハウスやトミー・ゲレロなど多くの楽曲を手掛けてきたことで名を上げたプロデューサーであり、自身のピンポン・オーケストラやインクレディブル・タブラ・バンドを率いてきた奇才的マルチ・プレイヤー。そのショーンが昨年暮れ、久々のソロ・アルバムを出している。YGSFの3枚目となるニュー・アルバムの解説に着手する前に、シッカリそれをチェックしておこうと、サラリ聴き流したままになっていたCDに再度手を伸ばした。

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■ BLUE EYED SOUL / SIMPLY RED

simply red_blue eyed

ベイベェ〜〜〜〜〜 Yeah
ノッケのこのひと節で、このアルバムが良い出来なのが分かった! まさに気合入りまくり。タイトルもズバリ『BLUE EYED SOUL』。来年60歳を迎えるにあたり、超本気のミック・ハックネルがココにいる。おぉ、ジャケットには、グループ歴代2人目となる日本人メンバー:ケンジ・ジャマーこと鈴木賢司(g)の姿もあるではないか。

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■ LIVE IN CONCERT 1987 / WAX

wax live

英米のポップ・マエストロ、10ccのグレアム・グールドマンと、リンダ・ロンシュタットを支えた米西海岸系のアンドリュー・ゴールドによるツー・メン・ユニット、ワックス。80年代後半の数年間、コモン・ノーレッジと名乗った前身時代を含めても6〜7年に満たない短命ユニットだったが、玄人筋やマニアからの評価は一様に高く、ヒットらしいヒットが全米43位の<Right Beteween The Eyes>だけというのが信じられないほど。活動中に発表したアルバムも、わずか3枚。その後グレアムの10cc 復活やアンドリューのブリンドル再結成(カーラ・ボノフにウェンディ・ウォルドマンも!)を挟み、97年にも新曲+未発表曲(前身コモン・ノーレッジ時代の未発表曲を含む)から成る編集盤的4作目が出ている。でもそれから20余年、アンドリュー急死から8年も経って、こんなライヴ音源/映像が発掘されるとは

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■ THIS SIDE OF PARADISE / RIC OCASEK

ric ocasek

ザ・カーズのフロントマン、リック・オケイセックが、9月15日にニューヨークのマンハッタンにある自宅アパートで急死した。発見したのは、妻で女優のポーリーナ・ポリツィコヴァ(カーズのヒット曲<Drive>のヴィデオで共演したのが縁で結婚)。リックは以前から肺気腫のほか、高血圧や動脈硬化症などを患っており、少し前に手術を受けて回復過程にあったが、寝ている間に病状が急変したらしく心臓発作を起こしたようだ。朝、ポーリーナがリックを起こしに行って、寝たまま息を引き取っているリックを発見したという。享年75歳。

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■ ORCHESTRATING MY LIFE / RICK SPRINGFIELD

rick springfield_orchestra

エディ・マネーの訃報を聞き、そこにリック・スプリングフィールドがコメントを寄せているのを見て、彼の現役バリバリのライヴ・パフォーマンスを思い出していた。この春にひっそり出ていたニュー・アルバムは、やたらと落ち着いたイメージを醸し出していて、オーケストラとの企画モノとはいえ「あのアグレッシヴな男も、70歳ともなれば こんなに分別臭くなってしまうのか…」と、ちょっぴり残念に思っていたのだ。ところが実際に聴いてみたら、何だ 全然ヤンチャぢゃないの〜

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■ EDDIE MONEY passed away

eddie money

既にご存知の方が多いと思うが、朝一番にエディ・マネーの訃報が入ってきた。現地時間で13日朝に亡くなったという。彼は昨年秋に食道ガンのステージ4と診断されたそうで、それを先月8月にオンエアされたTV番組のインタビューで公表したばかり。享年70歳だった。メディア各所では、サミー・ヘイガーやポール・スタンレー、リック・スプリングスフィールド、ヒューイ・ルイス、フォリナー、スラッシュらがお悔やみを述べている。

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■ THREADS / SHERYL CROW

sheryl crow

「最後のアルバムになるかもしれない」と自ら語っている、シェリル・クロウの最新アルバム降臨。「グラミーを9つも獲っている大物とはいえ、たかが93年デビューのキャリアで何を言ってるの」と最初は思ったが、デビュー以前に教壇に立っていたり、デビューのために最初に作ったアルバムがお蔵入りしたりと、実は結構な苦労人。『TUESDAY NIGHT MUSIC CLUB』が大ヒットした後も、エリック・クラプトンと浮き名を流したり、鬱になったり、映画に出たりと、なかなか波乱万丈の道筋を歩いている。社会派の楽曲や政治的発言も多く、発売自粛や放送禁止を喰らったことも少なくない。それでもその飾らないトコロが好かれるのか、大物アーティストとの交流が盛んで。最後と言われるこのアルバムも、そうした多彩なゲストたちとのコラボレーションを収めた、超豪華デュオ・アルバムになっている。

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カナザワ監修・解説
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