Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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New Release

■ 夜霧 / ウワノソラ

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シクシクと心に染むような、そんなアルバム。『夜霧』と言うタイトルからは、ウェットな日本情緒的メンタリティを感じるけれど、実際の音はもっと “ひとり感” が強く、それでいて凜とした佇まい。孤独に打ちひしがれている感はなく、そこはポジティヴに、物思いに耽りながらも、おひとりさまを楽しんでいる体(テイ)となっている。最初に聴き流した時は、若干薄口で喰い足りなさが残ったものの、2度3度と聴いて、何を歌っているかが耳に入ってくるようになった後は印象が変わってきた。いわゆるシティポップ系の若手近作としては、浮かれたところのない、シッカリとした手応え、聴きごたえのある作品である。

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■ McNALLY WATERS

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9月に東京・横浜でソロ公演が開催されることが発表されたばかりのラリー・ジョン・マクナリーと、ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズの息子ハリー・ウォーターズによる異色コンビ、マクナリー・ウォーターズのファースト・アルバムが日本発売された。日本でラリー・ジョン・マクナリーというと、81年の『シガレット・アンド・スモーク(原題 LARRY JOHN McNALLY)』、86年作『FADE TO BLACK』のブルー・アイド・ソウル色豊かなAOR系シンガー・ソングライターというイメージが強く、かつては “男リッキー・リー(ジョーンズ)” なんて異名をとったほどだ。

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■ LOVE WILL FIND A WAY / PHILIP BAILEY

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美声ファルセットでお馴染みのアース・ウインド&ファイアーの看板シンガー:フィリップ・ベイリーの、17年ぶり11枚目のソロ・アルバム。まず、前作『SOUL ON JAZZ』から17年も経っていたのがビックリだし、いつの間にかそんなに多くのソロ作を出していた認識もなかった。でもそれだけ間が空いたのは、モーリス・ホワイトが実質的引退状態(16年没)となったE.W.& F.を全力で支えていたからだろう。また作品的にはゴスペル・アルバム、あるいは若干趣味的なジャズ作品などが多く、重量級の作品が意外に少ないことと関連しているように思う。この新作も、2年前から制作に入っていたという割には、ちょっと唐突に飛び出してきた感があった。

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■ LIVE FROM THE BEACON THEATRE / THE DOOBIE BROTHERS

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昨年11月15、16日にニューヨークのビーコン・シアターで行われたドゥービー・ブラザーズのショウを収めたライヴ・パッケージがリリースされた。手に入れたのは、2CD+DVDの輸入盤国内仕様。CDは要らないので最初は安価な輸入盤Blue-rayをオーダーしたが、発送が8月まで延びると通知が来たので、仕方なく早く出る国内仕様に切り替え。ブツが来たところでサイトを見たら、キャンセルした仕様がちゃかり在庫アリに切り替わっている。こりゃ詐欺だろーッ、amazon japanよ

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■ MY SONGS / STING

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約半月に及んだ今回の入院は、これまで検査入院しか経験がなかったカナザワにとって、初めての本格的病院生活になった。でも病室でもスマホやタブレットが使用可能だから、ベッドから動けなくても、昔のように暇をを持て余すことがなかった。かくいうカナザワもストリーミングやyoutubeで音楽三昧の日々。サスガに今の若手アーティストの最新作を聴き漁るほどのエネルギーはなかったが、馴染みあるアーティストのカタログを発表順に聴いたり、ジックリ聴き直したいと思っていたアルバムを再訪したりと、まとまった時間が取れるのをイイことに、普段は出来ないような音楽の聴き方を試した。そこに首尾よくハマったのが、新録ベスト的なニュアンスを持つスティングのニュー・アルバム『MY SONGS』である。

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■ THREE LITTLE WORDS / 213

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これは個人的に大事件のリリース。あの幻の音源が、遂に陽の目に晒された。現時点ではSpotifyやApple Musicなどのストリーミングや配信で聴けるのみで、フィジカル・リリースはないが、コレはいち早くAORファンに届けるべきだろうと。バンド名は『213』。L.A.に実在するエリア・コードからの命名で、かつてメンバー全員がこの地区の住人だった。レコーディングは81年。残された音源は9曲のみ、らしい。さて、そのラインアップは…?

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■ TELEVISION / GEYSTER

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フランスのポップ・マエストロ:ガエル・ベンヤミンのプロジェクトであるガイスターの新作が、我が Light Mellow Searches から7月3日にリリース済み。約2年前の前作『WITH ALL DUE RESPECT』は、若干サイケデリックな色合いの小難しさがあった気がするが、今回はよりポップな路線に回帰した感がある。カナザワはよくガエルをトッド・ラングレンになぞらえてきたが、今作に限ってはトッドというより、ゴドリー&クリームがいた頃の10CCのイメージ。もちろんビートルズやビーチ・ボーイズを彷彿させる瞬間は、アチコチに散りばめられているけれど。

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■ ALL BLUES / PETER FRAMPTON BAND

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チケットを買いそびれ、じゃ当日券で、と思っていたのに、仕事がドン詰まりになって結局見逃してしまったテデスキ・トラックス・バンド。ま、前回(前々回か?)観ているし、デレクはクラプトンと来た時にも観ているが、スーザン姐御はソロ時代からのご贔屓でもあるので、やっぱり残念。そんなタイミングで届いて、何となく癒された気分にさせてくれているのが、このピーター・フランプトンのご機嫌なブルース・カヴァー集だ。

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■ ROXY / Sparkling☆Cherry

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着々と支持率を上げてきている Sparkling☆cherry 待望のニュー・アルバム『ROXY』のリリース、いよいよ情報オープン。7月24日のリリースが見えてきました。デビュー3作目、手売り時代から数えると、通算で4作目。前作『MIRAGE』が好評を呼び、アチコチで品切れ状態を引き起こしている中、ちょうど1年ぶりのリリース。このクラスのバンドにはちょっと珍しいコトかもしれませんが、「鉄は熱いうちに打て!」の格言通りの運びとなりました。

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■ THE SECRET / ALAN PARSONS

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ここ数年はライヴ盤やシンフォニック・プロジェクトのライヴ映像作など、スピン・オフ的作品ばかりが目立ったアラン・パーソンズ。スタジオ・レコーディングによるソロ新作としては、04年作『A VALID PATH』以来15年ぶりとなるニュー・アルバム『 THE SECRET』が4月末にリリースされた。オリジナル原盤は、先日ピックアップしたマイケル・トンプソン・バンドと同じ 伊Frontiers。DVD付きやアナログ盤、アナログのデラックス箱なども用意されている。カナザワもそそくさと輸入盤をゲットしたけれど、ようやく日本盤もDVD付き2枚組が7月末に出ることが決まったようだ。

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■ THE SPICE OF FIVE / TRISTAN

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感度が高い音楽フリークから注目を集めているるオランダ最高峰のジャズ・ファンク・バンド、トリスタン。結成から12年経った2014年にリリースしたデビュー盤『FULL POWER』は、UKのソウル・チャートで堂々の首位獲得。その後現在までに2枚のスタジオ作とライヴ盤を出し、17年秋には待望の初来日を果たした。当ブログでもデビュー時から随時紹介しており、一部マニアにはお馴染み。“オランダのインコグニート” なんて形容されているけれど、実のところ、インコグニートよりも少々マニアックで、通受けするタイプと言える。でもその分、分かっているヒトには、堪らない音なんだな〜

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■ LOVE & BEYOND / MICHAEL THOMPSON BAND

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10年代初頭までデヴィッド・フォスターのお抱えギタリストの座にあったL.A.の敏腕セッション・ギタリスト、マイケル・トンプソン。リーダー作を出したり、ゴツいメンツでネイティヴ・サンというグループを組んだりしていた彼が、その名もズバリ、マイケル・トンプソン・バンド(MTB)名義の3作目をリリースした。1枚目が89年の『HOW LONG』、2枚目が12年の『FUTURE PAST』、そして今度は7年かかって…。つまり30年でたった3枚。いい加減にせいヨ。

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■ A TASTE OF DREAM / CURLY GIRAFFE

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元GREAT 3の高桑圭が05年にスタートさせたソロ・プロジェクト:Curly Giraffe、5年ぶり7枚目のアルバム。気がついたら手に取る、なんて感じでゆる〜く付き合ってきたので、彼のアルバムすべてを聴いてきたワケではないのだが、今回のは、何かシックリきた。相変わらず音は一人で構築しているようだけど、音数が少なくなった分、開放的になったというか。Curly Giraffeらしさは変わらなくても、これまでは内向きだったベクトルが外側へ放出されるようになった、そんな感覚がある。

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■ THE COMPLETE U.S. BEARSVILLE & WARNER BROS. SINGLES / TODD RUNDGREN

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諸々の事情で先日の『THE INDIVIDUALIST』日本公演を見逃してしまったトッド・ラングレン。その悔しさを増幅してくれちゃうのが、来日直前に発売されたこのCD2枚組コンプリート・シングルズだ。元々はレコード・ストア・デイ限定アイテムとして編成された4色のカラー・ヴァナル4枚組を、日本独自にCD2枚にまとめたものである。

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■ KICKS / RICKIE LEE JONES

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どうにも謎なアートワークに包まれた、リッキー・リー・ジョーンズ最新作。40周年目にして5枚目のカヴァー・アルバムだ。つい先日の来日公演は諸事情で見逃してしまったけれど、後から後から「良かったよォ〜」という声が届いて、ちょっぴり後悔。本気で観に行こうと思えば調整可能だったけれど、正直「万象繰り合わせても観たい!」というほどの根性はなかった。もう7〜8年前になるか、やはり来日時に取材を依頼されてたのだが、当日現場まで行ってしばらく待たされた挙句、結局キャンセル。そういうムラっ気のある女性なのは分かっていたので、怒りは湧かなかったものの、緊張していた分ドッと疲れたのは確かで…。その時に観たライヴもちょっとダレ気味で、あまり良い印象はなかった。それを引きずっているつもりはなかったのだが…

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■ LIGHT MELLOW in SOLAR / Various Artists

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既に先週22日にリリースされているカナザワ監修・選曲の最新コンピレーション『LIGHT MELLOW in SOLAR』。SOLARといえば Sounds of Los Angels Records の略で、シャラマーやレイクサイド、ミッドナイト・スター、クライマックス、ザ・ディールなどが在籍したディスコ〜ダンス・ミュージックの専門レーベルとして知られている。その Light Mellow 版というワケだ。

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■ SUMMER BREAK 〜 Postcard From AOR City

summer break

11日はカナザワがコーディネイター的に関わっている今井優子のアコースティック・ライヴ『今井優子 Performance 2019 Vol.1 〜 Acoustic Set 〜』 @六本木 BIRDLAND 。そのライヴの模様は、今井優子オフィシャル・ニュース・ブログ、もしくはオフィシャル・サイト をご覧いただくとして…。そのため当日は、午後早い時間から深夜までヴェニューに詰めていたので、ココでは午前中に家の雑事〜出掛ける準備の時に聴いていた、このコンピレーションを。

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■TIME TO DECIDE / AL SUNNY

al sunny

カナザワがP-VINEとのコラボで展開中の【Light Mellow Searches】、ちょいリリースから遠ざかっていたが、今年初のご紹介、アル・サニーのデビュー盤が、来週15日に発売される。AORというよりは、いま何かと話題のヨット・ロック・テイストが漂う一枚で、ノスタルジックなUS的解釈、ウエストコースト色を汲む欧州的解釈、新時代のAORセンスを感じさせる日本的解釈のクロスポイントに位置する、極めて今様のAOR / ヨット・ロック・アルバムではないかと。

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■ HONK / ROLLING STONES

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ゴールデン・ウィーク明けの初日は、午後から深夜までリハーサル・スタジオにお籠り状態。出かける前は、こんなん聴きながら細々とした作業を。流していたのは、前ポストのキース・リチャーズに連なって、ローリング・ストーンズの最新べスト『HONK』から、最近のツアーで収録されたライヴ音源から厳選された未発表ライヴ10曲から成るディスク3である。

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■ UNFINISHED BUSINESS / WADDY WACHTEL

waddy wachtel

少し前にご紹介したラス・カンケル同様、ダニー・コーチマー&ザ・イミディエイト・ファミリーの一員として間もなく来日するワディ・ワクテル。去年の来日ではダニー&ファミリーのニュー・アルバムをフィーチャーしていたが、今年の来日はそれがないので、ラスやスティーヴ・ポステルの『WALKING THROUGH THESE BLUES』、そしてこのワディの初ソロ・アルバム『UNFINISHED BUSINESS』を引っ提げての公演になる。

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音盤&トークライヴ vol.16 予約受付中 音盤_yocht rock
8月23日(金)19:00 / 19:30
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1,500円+1ドリンク
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7月1日(月)〜 9月30日(火)
Curator:金澤寿和
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【My Tune, My Time selected by Light Mellow】
「My Tune, My Time」をテーマにセレクトしたCD等、約100タイトルを販売
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8月11日(日)
18:00 / 19:00
¥5,000 + 1 food 1 drink
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9月19日(木)
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9 月23 日(月・祝)
17:00 / 18:00
¥1,500 + 1 food 1 drink
出演:永井博/クニモンド瀧口/福田直木/金澤寿和

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