Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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New Release

■ LE DELTAPLANE / ANDRE SOLOMKO

andre solonko 3

最近富に注目度が上がっている北欧AOR。そのニュー・カマー群の先陣を切ったのが、フィンランドから登場したサックス奏者/コンポーザー/プロデューサーのアンドレ・ソロンコだ。約6年前の12年暮れに本邦デビューし、間もなく日本発売される新作で既に3枚目を数える。が残念ながら、日本の専門誌が組む北欧AOR特集には名前が上がってこない。これはその編集方針が、半ばロック/ポップス方向に偏っているため。アンドレがヘンルシンキのアンダーグランド・ジャズ・シーンで活躍し、ジャイルズ・ピーターソンやニコラ・コンテが先導して紹介してきたクラブ・ジャズ方面には、ロクに目が配られていないからだろう。

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■ アイランド /カンバス

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以前、HMV record shop 渋谷で一緒にイベントに出演したこともある、福岡出身のツー・メン・ユニット:カンバス。7月末に出した2ndアルバム『アイランド』が、なかなかに充実した出来映えだ。いわゆるシティ・ポップスだけど、AORというよりは、ほんのりブルー・アイドなソフト・ロックというニュアンス。それでもアルバムにはバラエティに富んだ楽曲を収めており、成長した姿を覗かせている。

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■ STAND FOR LOVE / PEABO BRYSON

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北欧や欧州勢が救世主的存在になって、新人や若手が輩出されているAORシーンに比べ、ほとんど壊滅的なのが、かつてブラック・コンテンポラリーと呼ばれた都市型R&B勢。いわゆるネオ・ソウルやヒップホップ・ソウル寄りのニュー・カマーは出てきても、オールド・スクール/王道系はスムーズ・ジャズに寄り添うしか手がなく、キャリア組もインディでアルバムが出せればいい方、という実情。80'sブギー人気にあやかって登場しても、果たして次はあるのか?と思ってしまう。多くのビッグ・ヒットを持つピーボ・ブライソンの場合も、ほぼ毎年のように来日し、女性客にバラの花を手向けつつ見事なヴォーカルを聴かせているが、ことアルバムとなると、もう10年以上もニュー・アルバムから遠ざかっていた。

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■ ANOTHER TIME, ANOTHER PLACE / JENNIFER WARNES

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ジョー・コッカーとのデュエットでヒットした映画主題歌<愛と青春の旅立ち(Up Where We Belong)>、レナード・コーエンのカヴァー集『FAMOUS BLUE RAINCOAT』(86年)で有名な女性シンガー、ジェニファー・ウォーンズ。何と01年作『THE WELL』以来、17年ぶりのニュー・アルバムが出ている。アルバム・タイトルを知って、“まさか今度はブライアン・フェリー?” と思ってしまったが、さすがにそれは早とちり… でも聡明でピュアー、なおかつ何処までも真っ直ぐなイメージのある彼女なら、やりかねないな、なんて思いもあったりして…。

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■ RIDE LIKE THE WIND / CITRUS SUN

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インコグニートの総帥ブルーイが率いる別働ユニット:シトラス・サンの、約4年年ぶりの3rdアルバム。元々はブルーイが英国の重鎮セッション・ギタリストであるジム・マレンを担ぎ出すためのプロジェクトとして結成され、00年にスムーズ・ジャズ色の強いインスト作で初登場。でもそれきり音沙汰がなくなり、テンポラリーなユニットだったんだな、と思っていたら、14年に『PEOPLE OF TOMORROW』で突如復活。その後は15年、16年、17年と毎年来日し、特に2度目の来日はフルート奏者ボビー・ハンフリーを帯同したメモリアルなショウとなった。

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■ OUT OF THE BLUES / BOZ SCAGGS

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ボズ・スキャッグスの新作『OUT OF THE BLUES』が到着。タイトル通りのブルージーな内容で、ボズ自身 “ルーツ回帰3部作の最終章” 的な発言をしている。未だに “AORの巨匠” 的に扱われる日本の反応はともかく、前2作に当たる13年作『MEMPHIS』、15年作『A FOOL TO CARE』と極めて中身の濃いアルバムが続いていたから、これからのボズは、ずーっとそうしたR&Bと真摯に向き合う作品を創っていくものだと思っていた。なのでこの発言は少々意外。でも、かといって変に肩へ力が入るでもなく、3連作にあっては一番シブい作りかもしれない。

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■ THE BEST - Victor Years / 松原正樹

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ビクター和フュージョン・シリーズのラストを飾るプレミアム・ベスト11作が、この7月25日に発売。その多くは過去に出たベスト盤の復刻(一部はボーナス・トラック追加収録)だが、ダイジェスト盤『BEST of BEST』と、故・松原正樹『THE BEST〜Victor Years』のみ新編成。その後者、松原正樹ベストの選曲・監修という大役を、私カナザワが担当させて戴いた。

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■ IT'S MY TIME TO SHINE / 今井優子

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今井優子『It's My Time To Shine』本日発売。
合わせてタイトル曲のMusic Videoが公開されました。
まずはご覧あれ。




■ ド・ピーカン / 村田和人 & HIS FRIENDS

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16年2月に急逝した村田和人の、最後のニュー・アルバム『ド・ピーカン』を、発売から3週間すぎてようやくジックリと。しかも “ド・ピーカン” というには相応しすぎるほどの猛暑の日々。「あれーッ、ムラタ、少しやりすぎちゃったかなぁ〜」なんて言いながら、屈託なく笑う顔が思い浮かぶ。そう、このアルバムのジャケ写のように…。

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■ LUCKY DOG / CLIF MAGNESS

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AORとかメロディック・ロックとか、産業ロックとかメロディアス・ハードとか…。まぁ、呼び名なんてどうでもイイと宣いつつ、正直 自分の中ではコミットできるモノと出来ないモノがある。産業ロックとは皮肉を込めた名称だけれど、本当に売ろうと思って売れるモノを作るのはメチャクチャ困難。それでいて当時売れていたその筋のバンド、たとえばジャーニー、ボストン、フォリナー、スティクス、REOスピードワゴン、ナイト・レンジャー…等などは、全世界に通用するメロディを有しながら、どのグループもチャンと個性を確立させていた。

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■ ミライのテーマ・うたのきしゃ / 山下達郎

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ふと気づいたが、去る7月15日は、当ブログを始めて丸14年の記念日だった。ドタバタしていて、スッカリ忘れてたわ。そんな節目なので、今日からは無理にカレンダーを追っかけず、書ける時、書きたい時に書くことにしようと思う。もちろん目指すはこれまで通り、日々更新。でもCD聴いたりライヴを観て触発されれば、1日に2本書くことだってある(もちろん時間的余裕があれば)。逆に「どうしてコレ書いてくれないの?」なんて時は、自分が書く必要性を感じないとか、作品的に書くに値しないと判断した時かも。素人ブロガーに散見するけど、イイ気になって持論ならぬ罵詈雑言を並べ立てて誰かを不快にするくらいなら、敢えてココには取り上げない。でも逆に「カナザワはこう聴いたけど、皆さんは…?」という問題は定義はアリ、だと思う。いずれにせよ、商業誌や解説では書けない、ホンネに近いことを発信する場として始めたブログなので、今後もお気楽に読んで戴ければ…

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■ WIDE OPEN / MICHAEL McDONALD (Japan Edition))

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AORレジェンドのマイケル・マクドナルドが昨年9月にリリースしたニュー・アルバム『WIDE OPEN』、いよいよ日本リリース。US発売から10ヶ月遅れての国内リリースには、各方面からお叱りの声もあるだろう。でもこの充実作を日本発売なしで終わらせる方が、よほど嘆かわしいこと。最初は自分で動き始めたものの、ちょっとハードル高そうだなぁ…、と思い始めていたところに思わぬ助け舟があり、こうして形にすることができた。まずは関係者の皆さんに感謝 m(_ _)m

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■ ALMOST PERSUADED / SWING OUT SISTER

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オリジナル新作としては『BEAUTIFUL MESS』以来、約10年ぶり。その間にジャズ・アレンジのセルフ・リメイク集『PRIVATE VIEW』を出したり、結成30周年ベストを組んだが、やはりお久しぶり感は強い。しかしその一方で、バーシアやマット・ビアンコ、ブロウ・モンキーズあたりが相次いで新作を発表、かのシャーデーも映画のサントラに楽曲提供と、同じ頃に人気を博したUK / EUの洒脱系ベテランが活発に動いている。それに触発されたワケじゃないだろうが、当時かの<Breakout>にヤラレちゃったクチとしては、この活況には思わずニンマリさせられる。

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■ SOUL SIDE OF TOWN / TOWER OF POWER

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タワー・オブ・パワーの結成50周年アルバムにして、約15年ぶりのオリジナル新作。90年代はメジャーのエピックに籍を置いたこともあってコンスタントにアルバムを出していたが、その後はライヴ盤やカヴァー・アルバムが続き、純新作としては03年作『OAKLAND ZONE』以来となる。

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■ IT'S MY TIME TO SHINE / 今井優子

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物書きであるカナザワがCD制作に関わること自体、そう多いことではないのに、何と来月は Sparkling☆Cherry と同じ日に、コレも発売される。今井優子のデビュ−30周年記念ミニ・アルバム『IT'S MY TIME TO SHINE』。こちらはコ・プロデューサーという役回りだけど、バンドと違って女性ソロ・シンガーが看板。ブランクもあったため、自ずとディレクションからマネージャー、付き人、小間遣い(?)まで、何でもごじゃれ、ということになる でもイイ汗かいた分、ミニ・アルバムとは思えぬほど濃密な、相当にグレードの高いアルバムになった。自分史に於いても記念碑的な一枚だし、きっと今井優子本人にとっても、忘れ難い作品になるのではないか?

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■ MIRAGE / SPARKLING☆CHERRY

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当ブログではお馴染み、カナザワがトータル・プロデュースで関わるオトナなシティ・ポップス・バンド:Sparkling☆Cherry。待望の2ndアルバムが、いよいよ7月25日リリース。前作もそれなりに充実したアルバムだったが、この新作のデキは、ハンパない。ハンパないけど、内輪の人間が言っても説得力がないので、先んじて音を聴いて戴いたミュージシャンの方々が寄せてくれたコメントを、ずらずらーっと並べてみよう。

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■ 彼女の時計 / Lamp

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直近リリースのシティポップ物でよく聴いているのが、先月発売された Lamp のニュー・アルバム。04年作『恋人へ』を初めて聴き、十数年間も追うとはなしに追ってきたというか、ふと気づくと5枚のアルバムをゲットしていた。積極的に聴き込むことはなかったものの、どうも気になってしまう。自分にとっては、そんな風に少し謎の存在…。ちょうど自分の家があるエリアが「染谷」なので、Lampのメンバー:染谷太陽さんに親近感を抱いている、というワケでもないんだけれど…。

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■ 今ここにあるべき百戦錬磨 〜7人〜 / NOBU CAINE

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斉藤ノヴ率いるノブ・ケイン、結成30年目にして18年ぶりの復活! 結成メンバーの斉藤ノブと村上ポンタ秀一を中心に、旧メンバーの重実徹(kyd)、福原将宜(g)が復帰。そして宮崎裕介(kyd)、川崎哲平(b)、山内陽一郎(ds)の3人が新加入し、タイトル通りの7人が揃った。ダブル・ドラムにダブル・キーボードというノブ・ケインならではのフォーメーションは、そのままこのグループの音の特徴を示すものでもある。

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■ SAFE IN THE ARMS OF TIME / RITA COOLIDGE

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リタ・クーリッジといえば、71年にソロ・デビューした超ベテランの女性シンガー。その長いキャリアゆえに音楽性にも多少の変化があって、時代によってイメージが変わる。元々はジョー・コッカーやデラニー&ボニー、レオン・ラッセル周辺のスワンプ人脈に連なり、 “デルタ・レディ” と呼ばれて、エリック・クラプトンとも共演した。その後クリス・クリストファーソンと結婚し、ポップ・カントリー系夫婦デュオとして活動。ソロでは、日本で彼女の代名詞となった<あなたしか見えない(Don't Cry Out Loud)>をヒットさせている。離婚後はMOR志向を強め、ジャズやポップスのスタンダード・カヴァー作を発表。05年にジャズ・アルバム『AND SO IS LOVE』を出した時に来日し、インタビューさせてもらったが、チェロキー・インディアンの血を引く彫りの深い顔立ちと、聡明なキャラが印象的な女性だった。

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■ ALL THE TIME / THE TEMPTATIONS

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今日も今日とてスタジオに缶詰。それでも予定時間を多少余して歌録りが終わり…と、順調に進み、まずはひと安心。何と隣のスタジオには 知り合いが新作レコーディングに来ていて、思いがけず お久しぶり&初めまして!の名刺交換大会になる。音楽業界って、広いようで狭いやね。

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◆Sparkling☆Cherry
待望の第2作。

杉真理,濱田金吾参加。
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