
70歳代も半ばというのに、独自の道を勢い込んで走っているリック・スプリングフィールド。オリジナル・スタジオ・アルバムとしては18年作『THE SNAKE KING』以来5年ぶりとなる新作『AUTOMATIC』が、なかなかイイ。今ドキにしては珍しく、全20曲収録でほぼ60分というヴォリューミーな内容。アナログ対応でやや短い収録時間/曲数のアルバム制作が主流になってきた昨今では、少々トゥ・マッチに感じてしまうが、10年くらい前にサーヴィス精神旺盛な濃厚ライヴ・パフォーマンスを観て以来、そのチョッと濃いめのキャラがリック・スプリングフィールドの特徴なのだ、と理解。俳優歴も豊富なだけに、「今回もやっちゃってるなァ〜」と面白がっている。
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