Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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Reisssue

■ TO BE COOL ~ The Rehearsal Sessions ~ / KOKOMO

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ディスクガイド『AOR Light Mellow Premium 01』にも掲載している、英ホワイト・ファンク〜ソウル系パブ・ロックの草分けバンドのひとつ、ココモ。デビュー作『KOKOMO(邦題:ファンキー・マシーン★ココモ1号)』は75年初頭のリリースだったが、ここに紹介する『TO BE COOL』は、その前年のライヴ・リハーサル、デモ音源を中心としたCD2枚組だ。近年はラジオ音源を元にしたライヴ盤や流出デモ音源から成るハーフ・オフィシャル/セミ・ブートレグが横行しているが、これは歴としたバンド公認のオフィシャル盤。実はココモ、2014年にデビュー時メンバー10人中8人で再結成され、その後も断続的に活動を継続。現在は現役6人と新メンバー4人のラインアップで、この6月にもロンドンでギグを予定している。

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■ A CASUAL ROMANCE / NIGHTWIND

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クロスオーヴァーという呼び名がフュージョンに置き換わり、サウンド的にも完成してきた80年代初頭。この時期は、最初は日本発売がなかったダン・シーゲル『OASIS』やアイスランドのメゾフォルテみたいに、輸入盤店でベストセラーになって注目を集めるフュージョン作品が少なくなかった時代。どのアーティストも自分の個性を貫きつつ、時代のトレンドにもバランス良く反応。そしてそれがリスナーにも受け入れられて、それ相応のセールスを残す。そういう幸せな時代だった。そうした中、82年に登場してきたニュー・カマーが、ここに紹介するナイトウインド。韓国 Big Pink による、世界初のCD化である。

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■ BY ALL MEANS / ALPHONSE MOUZON

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元ウェザー・リポートのドラマー:アルフォンス・ムゾーンの80年作『BY ALL MEANS』が、オリジナル・レーベルの独MPSからリイシューされた。当時デフ・ジャケで国内盤も出ていたので、ご存知の方も少なくないと思うが、実はコレ、知る人ぞ知る 隠れフュージョン名盤。親しみやすいスムーズなメロディとゆったり心地良いグルーヴ、過不足のない適格なアンサンブル、それでいて攻めるトコはガンガン攻めるという、理想的なフュージョンのカタチがココにある。

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■ SHOW ME YOUR SMILE / 桑名晴子

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先月に続いて、桑名晴子の高音質CD/紙ジャケ化プロジェクト第2弾、79年発表のソロ2作目『SHOW ME YOUR SMILE』のご紹介。タワーレコードとカナザワの【Tower to the People x Light Mellow's Picks】で初CD化して以来、ちょうど10年ぶりの銀盤化。今回は ALTAVOZ / Sky Station からのリリースになる。だけど旧盤の方もタワーにまだ在庫があるようで、プラケながら価格は約2/3(オマケにカナザワの解説付き)。2020年秋には、レコードの日限定のアナログ盤も復刻されたが、そちらもまだ参加店に在庫があるみたい。なので今回はシティ・ポップ・ブームを駆っての、ちょっとチャレンジングな新仕様再発と言えるかな。しかも1作目同様、オリジナル・アナログ盤の装丁を無視した無駄に豪華なW紙ジャケット。アナログ再発ありきの仕様かもしれないが、紙ジャケ好き以外には、もはや無用の長物と思えてしまう…。

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■ A5B3S + SINGLE +1 / AB'S

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先週のSHOGUN LIVEの余韻も冷めない中、今度はAB'SのレアCD再発。しかもライヴ会場と通販だけで限定販売されていた2作、04年発表のミニ・アルバム『A5B3S』と、05年『SINGLE』をカップリングしたもの。後者はその年に開催されたライヴ・イベント Crossover Japan 2005の物販でリリースされ、その時のライヴ音源から<Light The Night>をボーナス収録している。

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■ MEGA-SHEBANG / ANDY FAIRWEATHER LOW

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今日はちょっとマニアックなヤツ。英国ロック好きにはそれなりに知られた人だけど、このアルバムまでシッカリ抑えている方はあまり多くはないだろう。90年代以降は、エリック・クラプトンのバンドで御大のサポート・ギタリストとして貢献。アルバムの多くにも参加してしているアンディ・フェアウェザー・ロウの4thソロ『MEGA-SHEBANG』(80年)、これはコリアン紙ジャケ盤が世界初CD化だ。

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■ MAIN OFFENDER - 2CD Deluxe Edition - / KEITH RICHARDS

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グラミー賞2022。ちらっと観たが、割りと順当な賞レースになったようで意外性に乏しく、もはや積極的な興味は持てない。シルク・ソニックの Record Of The Year、Song of the Yearは単純に嬉しかったが、メディアはやたらとジョン・バティステ5冠!と騒いでいて…。でもよく見たら主要部門の獲得はひとつだけ。要は“5冠”ってトコで、世間を煽りたいだけ!? 無冠のBTSも案の定 話題だけれど、確かにパフォーマンスとかよく練られていて、日本のエンタメなど最早 太刀打ちできそうにない。…っていうか韓国勢は、デビューの準備段階で、学芸会レヴェルの日本のタレントとは既に見ているステージが違う。とは言え、そもそもグラミー自体のポジションがもう軽くなってきて、以前に比べて売り上げ重視、人気投票的スタンスが強まっている。以前の文化的・芸術的側面が薄くなったから、それがきっと意外性の喪失、面白みの無さに繋がっているんじゃないのかな?

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■ ONE YEAR - 50th Anniversary Edition - / COLIN BLUNSTONE

colin blunstone

元ゾンビーズ、コリン・ブランストーンの1stソロ・アルバムにして名盤『ONE YEAR(一年間)』の、50周年記念盤エディション。一般的に英国ポップス〜ソフト・ロック好きに評価の高いアルバムだけれど、それよりもっと大きいスケール、それこそポップ・ミュージック史上において、これほど芸術的で儚く美しいアルバムはないのではないか、と思ってしまう。当時は<Say You Don't Mind(構わないと言って)>が全英15位になった程度だったし、初CD化も1995年と決して早くなかったが、ストリング・セクションを起用しての室内楽的アレンジは、例えば、ELOあたりにも影響を与えたと思われる。

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■ MILLION STARS / 桑名晴子

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こんなん、唐突にCD再発されてました。アナログで出たり、廉価CDで出たり、もう何度もリイシューされてきた、78年のシティ・ポップ名盤。かくいうカナザワも、タワーレコードとの【Light Mellow Pick's × Tower To the People】でこのデビュー盤をリイシューしたが、あの時は既に何度か再発されていたコレが目的ではなく、その陰に隠れがちだった2nd『SHOW ME YOUR SMILE』や、3rd『HOTLINE』にもスポットを当てて初CD化するのが目的だった。今回のスカイステーション盤も、この1stを手始めにして、毎月順を追って復刻していくようである。

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■ IN MY LIFE / 大久保一久

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昨年9月12日に71歳で亡くなった、元・猫〜元・風の大久保一久。その追悼的な意味だろう、風の活動休止から間もない79年に発表された1stソロ・アルバム『IN MY LIFE』が、昨年暮れにコソッと初CD化されていた。ソロ作品としては、3枚ある中の1作目。今で言えば、広義のシティ・ポップというコトになるだろうけど、時期的にまだ早いというか、スタイルができてくる前段階の作品。アーティスト各々が自分の都会派ポップス確立に向けて、いろいろトライ&エラーを繰り返していた頃の作品だと思う。

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■ LOVE WILL PROVIDE / RICHARD DARBYSHIRE

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このところ、モダン・ブルー・アイド・ソウルづいてる気がしたので、ついでにこんなトコロを。リチャード・ダービシャーが99年にリリースした『LOVE WILL PROVIDE』。英ドーム・レーベルの国内リイシュー盤が廉価再発になっているので、興味のある方は在庫があるうちに、というコトで。個人的には、アートワークと若干収録曲を軽量化して出していた01年の国内盤で親しんでました。

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■ SHERIFF

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ユニバーサル・ミュージック【入手困難盤復活!! HR/HM VOL.5:世界15カ国編】の発売日。でも個人的にご縁があるのは、ゲイリー・ムーアやスコーピンズくらい。なので【VOL.4:北米編】から、まだ紹介できてなかったコレを。カナダはトロント発のアメリカン・ハード系の変わり種の一発屋、シェリフ である。残したアルバムは、82年作『SHERIFF』のみ。でもオンタイムではまったく知りもしなかったバンドなのだけど。

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■ CUPID & PSYCHE 85 / SCRITTI POLITTI

scritti politti

スクリッティ・ポリッティの85年名作『CUPID & PSYCHE 85(キューピッド&サイケ85)』が、唐突にエクスパンデッド・エディションでリイシュー。どうやら昨年9月に行われた英国ツアーが『CUPID & PSYCHE 85』再現ツアーだったようで、それに合わせてコレと99年発表の4作目『ANOMIE & BONHOMIE』をリイシューするプロジェクトだったらしい。が、コロナ禍もあってか進行が遅れ、今月になってようやく発売に漕ぎ着けたようである。

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■ IN THE NAME OF LOVE - The Elektra Recordings 1979-1984 / GROVER WASHINGTON JR.

grover washington jr

クリスタルなサックス奏者(?)、グローヴァー・ワシントンJr.の最もポピュラーなエレクトラ時代5作品をパッケージにした、超お得なセットが年末に出ていた。作品的には79〜84年、『PARADISE』『WINELIGHT』『COME MORNING』『THE BEST IS YET TO COME』『INSIDE MOVES』の5枚。代表作『WINELIGHT』や<Just The Two Of Us>のラグジュアリーな世界観がお好きなら、ほとんど丸ごと楽しめるセットである。

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■ GOLDEN PICNICS - Special Edition - / 四人囃子

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昨年の結成50周年に合わせてのアーカイヴ・プロジェクト最終章、1976年発表のオリジナル2作目『ゴールデン・ピクニックス』のスペシャル・エディション2枚組がリリースされた。発売を前に、レコード・コレクターズ誌用に記事を書くことになり、唯一バンドのすべての時代を支えた岡井大二(ds)と、当時の中心人物だった森園勝敏(g,vo)にインタビュー。それは同誌3月号で4P記事になっている。

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■ POUSETTE - DART BAND

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2月最後のポストは、思いっきり渋〜い1枚。でも70年代米国の、カントリー・ロックとかフォーク・ロックあたりが好きな方なら、思わずニヤけちゃう連中だろう。ニューヨーク生まれのシンガー・ソングライター/ギタリスト、ジョン・ポーセット・ダートがマサチューセッツで73年に結成した4人組、その名もまんまの ポートセット=ダート・バンドの76年デビュー・アルバム。

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■ THE ANTHOLOGY 1972-1997 / THE REAL THING

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山下達郎&吉田美奈子が80年にレコーディングしたFM番組用のスタジオ・ライヴは、<Sparkle>の元ネタとなったナイトフライト<If You Want It>やユージン・レコード<Help Yourself To Love>など、隠れた名曲カヴァーばかりで構成されたことで、半ば伝説化している。そのオープニングで歌われたのが、 UKリヴァプール出身のソウル・グループ:ザ・リアル・シングの<Rainin' Through My Sunshin>。そのザ・リアル・シングのキャリアを総括したCD7枚組ボックスが、昨年秋にひっそりと。それを先月知って、慌ててゲットした次第。

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■ 松下誠・亜蘭知子・村田和人 SA-CD Re-issues

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来週23日にワーナー・ジャパンから、世界的に評価が高まる松下誠『FIRST LIGHT』、The Weekndによる<Midnight Pretenders>使いで注目される亜蘭知子『浮遊空間』、そして今年早くも七回忌を迎えた村田和人の代表作『ひとかけらの夏』のシティポップ名盤3作が、SA-CDハイブリッド仕様で再発。SA-CDハイブリッドは、SA-CDプレイヤーだけでなく、通常のCDプレイヤーでも楽しめる高音質盤。3枚とも不詳カナザワがライナーノーツを担当させて戴いてます。

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■ カルロス・トシキ & オメガトライブ + カルロストシキ Reissues

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訃報続きで、Light Mellow ワークスのリリース分の紹介ができないので、取り急ぎ、発売開始になっているアイテムを。タワーレコードとのコラボによる【Light Mellow Searches】シリーズ(タワーレコード限定発売)で、カルロス・トキシ&オメカトライブ4作品と、グループ解散後のカルロストシキの1stソロの計5枚が発売中です。

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■ MAGAZINE / HEART

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ユニバーサルの廉価企画【入手困難盤復活!! HR/HM1000 VOL4 北米編】から、少し前に紹介したパット・ベネターに続いて、アン&ナンシー・ウィルソン姐御たちが率いるハートの2ndを。一般的にハートというと、<Never>とか<These Dreams>、<Alone>あたりを続々チャート上位へ押し込んでた80年代後半あたりが人気なんだろう。だけど自分は、やっぱり<Barracuda>にショックを受けたクチで。それから急ぎ遡って初期マッシュルーム・レーベル期の2枚を聴いて、そうこうするうちに4枚目『DOG & BUTTERFLY』(78年)が出て…、っていう流れ。

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