Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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棚からpick!

■ AARON FRAZER / INTRODUCING...

aaron frazer

7月の来日公演が大評判を呼んでいる“新世代ヴィンテージ・ソウル・ミュージックの大本命”、ドラン・ジョーンズ&ジ・インディケーションズ。自分は仕事の状況が読めずに足を運べなかったが、その評判にちょっと後悔していた。そこでグループのドラマーにしてセカンド・シンガー、メイン・ソングライター、つまり彼らの頭脳であるアーロン・フレイザーの初ソロ・アルバム『INTRODUCING...』を。リリースされたのは昨年2月で、早耳の人にはとうに聴いていたと思うが、自分もライヴの評判を聞いて聴き直し、「アレ!? こんなに良かったっけ?」なんて。やっぱりシルク・ソニックの大ブレイクがあったりして、感覚がヴィンテージ・ソウル寄りになっている部分がありそうだ。

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■ BLACKOUT / SCORPIONS

scorpions blackout

丑三つ時にヘッドフォンして、超爆音でスコーピオンズ。まさしく、そうせずにいられない荒くれた気分。あまり怒らない自分だけど、5年とか10年に1度くらい、そういうコトがある。このブログでは、音楽以外のことはあまり書かないようにしているが、何処かで毒を吐かないと前へ進めない、そういう時だってあるものだ

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■ 気にしないで(DON'T WORRY, DON'T)/ りりィ

lily 78

りりィと聞いて、条件反射的に<私は泣いています>と答えてしまう方は、もう自分の音楽センスは年寄り臭い!と宣言しているようなモンかも!? 確かに彼女は、五輪真弓や荒井由実に並ぶ日本の女性シンガー・ソングライターの草分けの一人だけれど、実は五輪真弓と同様、ヒット曲のパブリック・イメージに絡め取られてしまったシンガーという気がする。だから自分ももっと新しい角度からスポットを当てるべく、タワーとのシリーズやユニバーサルとの Light Mellow シリーズで、もう何作も彼女の作品をリイシューさせてきた。そんな中、唯一ラインナップから溢れてしまっていた78年作『気にしないで(DON'T WORRY, DON'T』が、今回の廉価シリーズ【CITY POP Selections by UNIVERSAL MUSIC】で初CD化。いやぁ、コレはリクエストしてきた甲斐がありました。

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■ CITY POP 〜 RELAXING PIANO

city pop_piano

ヒーリング・レーベルが手掛けた、ソロ・ピアノによるシティ・ポップ楽曲集。このところドタバタが続いていたので、縁あって頂戴したこのCDがリフレッシュに役に立った。一見すると、シティ・ポップと言い切るにはビミョーな選曲もあるんだけれど、アコースティック・ピアノ一本で楽曲のメロディを描き出しやすく、それでいてリスナーもよく知っているような楽曲を慎重に選んでいるらしい。

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■ LIGHT MELLOW 野口五郎

light mellow 野口五郎

桑田佳祐、佐野元春、Char、世良公則と組んだチャリティー・ソング<時代遅れのRock'n'Roll Band>でも話題の野口五郎。先日会った人にも、「いま出したら絶対売れたよねェ〜」と言われたのが、8年前に組んだコンピレーション『Light Mellow 野口五郎』だ。一般的には郷ひろみ、西城秀樹と共に新御三家と呼ばれた男性アイドル歌手だが、実はフュージョン大好き小僧で、ギターもかなりの腕前。今はなき音楽誌『ADLIB』でレギュラー執筆していた時期もあったし、ラリー・カールトンに曲を書き下ろしてもらって、ギター・インスト・アルバムを出したこともある。

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■ CAPTAIN'S JOURNEY / LEE RITENOUR

 lee ritenour_journey

いつの間にか『リー・リトナー キャプテン・フィンガーズの時代』というムック本が発売されているそうで、気分はなんとなくリー・リトナー。ただし自分はギター弾きではないし、この手のリード・ギタリストならラリー・カールトン、でもバッキングならリトナーと思っていて、この本を買うほど傾倒しているワケではない。むしろ早くからシンガーをフィーチャーしてAOR指向を見せたり、ブラジル音楽にアプローチするなど、そういうプロデューサー的視点に惹かれる。だから『キャプテン・フィンガーズの時代』と言われても、実際はこうして先にその後のエレクトラ時代へと手が伸びる。

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■ THE VELVET UNDERGROUND & NICO

velvet underground

突然のスマホ故障で、朝からあたふた。実は2日前に画面が急に真っ暗になり、再起動もせずで、アップル・サポートに連絡。リカヴァーして復活したものの、わずか2日で再発。再びサポートにコンタクトしたものの今度はリカヴァーできず、1時間以上かけて初期化対応。その後もアプリを復活させて一旦は元通りになったものの、数時間も経たずに3度目の暗黒状態で元の木阿弥。結局ソフトではなく本体の異常というコトで、修理に持っていくことになった。スマホを持つのが日常になったのなんて、そう昔のコトではないのに、この不便さ、手持ち無沙汰加減は何なのだ? こういう些細なところでも、平穏な日常を奪われたウクライナの避難民の悲劇を思いやってしまう。

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■ BIG BEAT / SPARKS

sparks_big beat

ほぼ同時に公開された2本の関連映画が相乗効果を上げ、いきなり盛り上がっているスパークス。1本は、半世紀以上に渡る彼ら自身のキャリアを振り返った『スパークス・ブラザーズ』。もう1本は、レオス・カラックス監督の待望の新作で、スパークスが原案・音楽に共同で脚本まで手掛けたミュージカル映画『アネット』。70年代前半の初期作品は、美形の弟ラッセルのオペラっぽいヴォーカルや場面展開の早いサウンド作りがクイーンに影響を与えた、なんて言われていた。当時はデヴィッド・ボウイやロキシー・ミュージックあたりと並べて、グラム・ロック系と見られていたけれど、このアルバム・ジャケのようにチープ・トリックをふたヒネリしたみたいな変形パワー・ポップ・テイストも感じさせたな。

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■ BUNDLE OF JOY / FREDDIE HUBBARD

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数日前にアップしたアルフォンス・ムゾーンからのフレディ・ハバード、77年の『BUNDLE OF JOY』。当時、60年代のブルーノート〜アトランティック時代にこだわる石頭のジャズ批評家やファンにコキおろされていたらしいハバードだけれど、70年に移籍したCTIでの諸作品はクロスオーヴァー・ファンには人気が高く、アナログ時代から再発も繰り返されている。その後を引き継いだのが、70年代中盤からの米コロムビア期。『HIGH ENERGY』『LIQUID LOVE』『WINDJAMMER』『BUNDLE OF JOY』『SUPER BLUE』『THE LOVE CONNECTION』『SKAGLY』と、80年までの6年でコンスタントに7枚のオリジナル・アルバムをリリース。安定した都市型ソウル・ジャズ、もしくはジャズ・ファンク・スタイルを貫いた。

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■ PRITZEL LOGIC / STEELY DAN

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2年ぶりにコロナ規制のないゴールデン・ウィークということで、行楽地や高速道はどこも人やクルマでいっぱい。でも自分には締切仕事がいっぱいで、せめてもと映画へ行くのが精一杯。…なんてシャレている場合でもなく、GW中に片付けるつもりだった家の仕事は手付かずで、気分も少々荒れ気味で、久々にスティーリー・ダン『PRITZEL LOGIC』。74年の3作目で、当時の邦題はなんのこっちゃの『さわやか革命』。でも単に憂さ晴らしで聴いてたワケじゃなく、コレも仕事の延長。書きモノの都合で、ジェフ・ポーカロについて、いろいろ考察しているワケです。何と言っても『PRITZEL LOGIC』はジェフのダンでの初仕事であり、ここから彼の名声が大きく羽ばたいていった、と言えるのだから。

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■ ほうろう / 小坂忠

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小坂忠、追悼で今日も。取り出したのはコレ。我が家にある『HORO』のアナログ盤は、マッシュルーム・レーベルのオリジナルではなく、80年にアルファ・レコードから出た最初の再発盤。実際に買ったのは、もっと後だけど。アートワークは赤ではなく、薄茶入りベースのモノに差し替えられている。赤いのは何度も復刻されているから、ホントのオリジナルを別にしたら、コレも結構貴重かも。青いジャケの『HORO 2010』はヴォーカルを新録して差し替えたリテイク盤。佇む忠さんも今のお姿になっている。

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■ FIELDS

fields

前日のアフィニティの余韻で、またしてもブリティッシュ・ロック/プログレ系のフィールズ、71年発表の唯一のアルバムを。メンバーは元レア・バードのグラハム・フィールド(kyd)、元キング・クリムゾンのアンドリュー・マカロック(ds)、そして当時売り出し中だったアラン・バリー(g, b. vo)というキーボード・トリオ。3人とも英国ドーセット州出身で、同郷ロバート・フリップの人脈に近い、というのがポイントだろう。

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■ AFFINITY

affinity

日曜の名物FM番組:山下達郎サンデー・ソングブックのリクエスト特集にて、何とアフィニティ<Eli's Coming>。リクエストを出した主は、何と達郎バンドのkyd:難波弘之。ウチワで何やってんだよ〜、と苦笑しながら、難波さんのルーツという話にナルホド、と。そこで思わず、CDを引っ張り出してみた。リリースされたアルバムはコレ1枚きりだけど、英国ロックきってのレア盤として知られ、何度も何度も繰り返し再発されている。実際、我が家にも複数。オリジナル・アルバムは7曲入りだったが、それが紙ジャケット化された時だったかボーナス曲8曲追加の15曲入りとなり、更にデラックス・エディションの2枚組になり、気がつけばいつの間にか4枚組ボックス仕様が出ていた。

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■ STILL WARM / JOHN SCOFIELD

john scofield_still warm

最近はクロスオーヴァー〜フュージョン系が、ちょっとしたマイブーム。AORやらシティポップについて書く仕事が集中してきているから、その反動かしらネ(元からだけど…苦笑)。当ブログのお客様の反応もなかなかだし。…というわけで今回は、人気ギタリスト:ジョン・スコフィールドの86年作『STILL WARM(鯔背)』というアルバムを。

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■ COURAGE / MILTON NASCIMENTO

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陽気に誘われてミルトン・ナシメント。ブラジルものを聴くなら、まずはココから、と言っていいシンガー・ソングライターであり、“A VOZ DO BRASIL(ブラジルの声)”とも呼ばれる国民的アーティストだ。そしてこのアルバムは、数多い彼の名盤の中でもベーシックに数えられる一枚である。レコーディングは1969年だから、まさにエヴァー・グリーン。ミルトンにとってはアメリカでのデビュー作であると同時に、自身2作目、初のメジャー作品でもあった。

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■ THE SEEDS OF LOVE / TEARS OF FEARS

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ちょいとワケありで、ティアーズ・フォー・フィアーズ。ニュー・アルバム『THE TIPPING POINT』を出したばかりで、当ブログでもコチラで紹介しているけれど、今回は敢えて89年リリースの3rdアルバム『THE SEEDS OF LOVE』。一般的には<Everybody Wants To Rule The World(ルール・ザ・ワールド)>や<Shout(シャウト)>を英米で大ヒットさせたということで、英米アルバム・チャート首位を獲得した2nd『SONGS FROM THE BIG CHAIR(シャウト))』の方が有名な気がするが、最高傑作と言うにふさわしいのは、やはりコチラだろう。

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■ PART OF YOU / ERIC GALE

eric gale_part of you

往年のフュージョン名盤ポストへのリアクションがすこぶる好調なので、先月、グローヴァー・ワシントンJr.やリチャード・ティーを書いた時から気に掛かっていたエリック・ゲイルを。職人に徹しているせいか、同じスタッフのギタリストでも、オレ様的なコーネル・デュプリーより目立たない印象があるが、その分スタジオ・ミュージシャンの間では人気が高い。山下達郎のギターの師匠的存在である故・松木恒秀も、“日本のエリック・ゲイル” なんて呼ばれていたな。

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■ FINGER PAINTING / EARL KLUGH

earl klugh

昨日のポストの予告通り、今回はアール・クルー。77年の3rdアルバム。確か最初の3枚のアルバムは2年ぐらいの間に立て続けに出たはずで、それだけセンセーショナルなデビューだったのだ。じゃあ〜何がセンセーショナルだったのか?というと、アコースティック・ギター一本、しかもナイロン弦だけで押し通したこと。フュージョンはジャズとロックの隙間から誕生した音楽だったから、黎明期はエレキが標準だったのだ。曲によってアコースティックを弾くことはあっても、それを前面に打ち出して、まったく持ち替えナシ、というのはアール・クルーが初めてだった。

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■ FEEL SO GOOD・FUN AND GAMES / CHUCK MANGIONE

chuck mangione_ feel so goodchuck mangione_ fun games

唐突にチャック・マンジョーネ。何故か分からないけども、2〜3日前からこの人の<Feel So Good>と<Give It All You Got>が、自分の中で繰り返し脳内再生されていて。典型的なイージー・リズニング・フュージョンだけど、曲がイイ、フリューゲルホーンの音色がイイ、演奏がイイ、それにちょっぴり東欧らしい凛とした空気感があるからなのかな?(両親はシチリア出身のイタリア系だけど) やっぱり戦火の惨劇ばかりニュースで見せられて、心の何処かで安寧を求めているのかもしれない。

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■ TOKYO SPECIAL / 笠井紀美子

kimiko kasai_tokyo special

何故か偶然が重なって、笠井紀美子のコレを。77年に発売されたジャズ・シンガーの、日本語ポップス・アルバム。今で言ったら、ほぼほぼ完全にジャジー&グルーヴィーなシティ・ポップ作品だ。彼女には72年にムッシュこと、かまやつひろしのプロデュースで作った『アンブレラ』というアルバムがあって、細野晴臣や鈴木茂が偽名で参加したり、大野雄二、つのだ☆ひろ(当時は角田ヒロ)もいたり、なのだけれど、“日本ジャズ界のトップ・レディー ロックに挑戦!” なんて謳われたように、内容は結構ロック寄りで、濃厚なブルースを歌っていたりもする。でもコレはジャジーというか、もろにクロスオーヴァー・スタイル。バックは鈴木宏昌率いるザ・プレイヤーズの前身コルゲン・バンド。だから、マリーナ・ショウ『WHO IS THIS BITCH, ANYWAY?』をグッとオシャレに彩ったような感覚があるのだ。

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