
あぁ〜、オレもまだまだ、もっともっと精進しないと…、なんて思わせられる事柄あり。イベントなんぞに出ると、ありがたくも「先生、先生」と慕って声を掛けてくれる方が少なくないが、「その呼び方はヤメれ〜」とお願いしている。クリティカルな目線は少し上から俯瞰する形を取ってはいても、アティチュードは一人の音楽ファンであるべき、というのが自分の信条。でもネット社会では、自分の専門ジャンル界隈であっても、「とてもお詳しいんですね〜」などと言われてしまうコトがある。約25年、音楽ライター稼業をやってきて、「アンタ、CD解説とか読まんの!? 」と思うが、ネット世代は目の前に降りてきた情報しか仕入れようとしない。探求心に乏しいから、深掘りする面白さを知らず、音楽を単なる情報としてしか見ない。だからイントロ不要、ギター・ソロは要らねえ、なんて暴言がはびこる。それらが積み重なって、良質な音楽シーンが衰退していくのだ。でもクサビを打ちたくても、しがないライター風情はジタバタと、小さくてもできるコトをやっていくしかないのだな…。
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