Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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棚からpick!

■ HEAD TO THE SKY / EARTH WIND & FIRE

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唐突にアース・ウインド&ファイアー。普段は執筆がらみでもない限り「今更、聴かんよォ…」と言ってるが、年に何度か無性に聴きたくなってしまうのが、やっぱり全盛期アースに感化された者の性か。でも今回は『THAT'S THE WAY OF THE WORLD(暗黒への挑戦)』でも『ALL 'N ALL(太陽神)』でも『I AM(黙示録』でもなく、ましてや『FACES』でも、<Let's Groove>入りの『RAISE!(天空の女神)』でもない。そういえばニュー・アルバムって全然出ないなぁ…、と現役感欠如を嘆きつつ、視線は初期作品群へ。アースが最もアースらしく、自分がヘナっている時に聴いて元気が貰えるのは先に挙げた作品群だけれど、今はそういうモードでもないのだな。

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■ PACIFIC FIRE / GEORGE BENSON

benson_pacific fire

集中豪雨で被災された九州方面の方々、深くお見舞い申し上げます。まだ豪雨が続く地域もあるようなので、まずはお気をつけて。ココまで行くと既にコロナどころではなさそうだけど、今後はボランティアが集められないとか、復興にも影響出そう。東京五輪はもちろん、カジノとか静岡が反旗を翻しているリニア新幹線とか、リスクが大きい大型公共事業はさっさと断念して、本当に国民の暮らしを守るような事業に税金を投下すべきでは? 最近は全国各地で毎年のように大規模災害が起きているのだから、新しいハコものを作るより、本当にやるべきコトがある。自分の選挙と支持者への利益誘導ばかり考えている政治家には、早く退場してほしいものだ。

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■ BAND ON THE RUN / PAUL McCARTNEY & WINGS

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真綿で首を絞められているような、ジワジワとイヤ〜な感じで増えているコロナ感染。そんな中、約3ヶ月ぶりにクルマで都心へ出向き、某レコード会社で打ち合わせ。執筆や選曲の仕事は家に引き篭もっていてもできるけど、人が集まり、フェイス・トゥ・フェイスで話をするからこそスムーズに進むコトがある。今回のミーティングも晩秋に向けてのプロジェクト。コロナ自粛下にも関わらず、 AORやシティ・ポップ関係でいろいろと面白いプロジェクトが動き出している。ライヴ関連はまだ戦々恐々とはいえ、なかなかイイ感じで7月がスタートした。

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■ HEAVIER THAN YESTERDAY / DEVID BENOIT

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う〜む、実に怠惰な一日…。週明け締切もあるし、いろいろとやるべきコトはあるのだけれど、どうも気持ちがそちらへ向かない。PCに向かっていても、調べモノとかしているうちに、あらぬ方向へサーフィンしてしまう。こういう時は、自分に無理強いしても効率が悪いだけ。経験上それを分かっているので、思い切って寝るか身体を動かすか、あるいは好きなコトをして、気分転換した方が良い。…ってなワケで、今日はコレ書いて寝ることにする。あぁ、昨夜も早めに寝たんだっけ…。ここ何日か、そういうバイオリズムなのかも…

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■ VOYEUR / DAVID SANBORN

david sanborn_voyeur

気持ちの良いクロオーヴァー/フュージョンを爆音で聴きたくなって、手に取ったのがコレ。サンボーンの通算6作目、81年作『VOYEUR』。我々世代には『夢魔』といった方が通りがイイかな? サンボーンを知った最初は、ロック・アーティストのアルバムでよくソロを吹いているサックス奏者として。多分トム・スコットの次ぐらいに名前を覚えたと思うけど、リーダー・アルバムをシッカリ聴いたのは、80年作『HIDEAWAY』が最初。そのあと出たのがコレだった。サンボーンの一番の愛聴盤は後続の『AS WE SPEAK』だが、この3枚には並々ならぬ思い入れがある。ただし落ち着いて聴くのは、かなり久しぶり。

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■ THE WORD FROM MOSE / MOSE ALLISON

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プレAORについて執筆を進めつつ、更にそれを遡って、いろいろ考えを巡らせている。つまり、プレAORを創ったミュージシャンたちは、一体何を聴きながら表現の枠を広げていったのか?と。海外ではコンテンポラリー・ジャズに分類されるようなAORアクト、マイケル・フランクスやケニー・ランキン、ベン・シドランらがきっと耳を傾けていたと思しきが、『CHET BAKER SINGS』であり、ジャズとボサノヴァの邂逅を刻んだ『GETZ / GILBERTO』であり、そしてこのモーズ・アリソンではないか。特にベン・シドランのヒップなスタイルは、モーズの影響大。そしてそのベン・シドランと近しいジョージィ・フェイムもまた、モーズに大きく感化されている。

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■ RAINBOW / 大橋純子&美乃家セントラル・ステイション

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先週末の20日(土)は、コロナ禍がなければ、LIVE Light Mellow Vol.3 の開催日だった。出演予定はブレッド&バター、大橋純子に、前回から引き続きの南佳孝。それを Sparkling☆Cherry がサポートするパターンで、一部先行予約も始まっていた。が自粛で秋に延期。そのままの座組みでスライドを目論んで調整していたが、小屋も含めなかなかスケジュールが合わず、一旦バラすことになった。でもこの組み合わせは崩したくないので、来年このまま再挑戦するつもりでいる。

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■ 遊歩道 +1 / 来生たかお

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この前ココにもアップしたレコードコレクターズ誌最新号の特集【シティ・ポップの名曲 ベスト100 1980-1989】を再度チラ見。そこで思ったのは、良くも悪くも 現在のシティ・ポップ・ブームの偏向性を表しているな、というコト。選ばれた楽曲の1割以上が山下達郎、そのファミリーを入れると一体? かくいう自分も達郎さんを2曲選んだが、正直コレほどイビツな状況になっているとは思わなかった。もちろんそれは氏の人気や信頼性、音楽性の高さを反映したものだけれど、シティ・ポップ・シーンを俯瞰して見ると、決して健全だとは思えない。結局アーティスト/ミュージシャンとしての評価だけでなく、ラジオ番組を通じてのご意見番的存在感が大きく影響しているのだろうな。

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■ TOUCHDOWN / BOB JAMES

bob james_touchdown

特に意味なくボブ・ジェームスの名盤『TOUCHDOWN』。録音が78年6〜9月で、その制作中に初のジャパン・ツアーを敢行。発売は同年12月だった。自身のレーベル:Tappan Zeeからの1作目『HEADS』が年初めにジャズ・チャートNo.1になったばかりのタイミングでもあり、まさに脚光を浴びる中でのリリースだった。カナザワにとっては、初めて意識して聴いたボブ・ジェイムスのアルバムだったはず。のちにCTI時代の<Take Me To The Mardi Gras>や<Farandole>を聴いて、「あぁ、TVやラジオに使われているアレもコレも、み〜んなボブ・ジェイムスだったのか」と、クロスオーヴァー/フュージョンへの認識を改めさせられる道筋を敷いてくれた一作でもあったと思う。

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■ BROADCAST / CUTTING CREW

cutting crew

少し前にどこかで大ヒット曲<Died In Your Arms>を耳にして以来、時々脳内再生させていたカッティング・クルー、デビュー盤を。このバンド、たまたま輸入盤店で入ってきたばかりのレコードが掛かっていたのを耳にして、メッチャいい曲!と即買いしたのを思い出す。まだヒットどころか日本盤も出てなくて、ヨーロッパ盤を買った。産業ロックというよりは、わずかにAORテイストもある英国産ポップ・ロック・バンドとして、前年に出たマイク+ザ・メカニクスあたりと一緒に聴き倒したな。

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■ LIVE AT HOME WITH HIS BAD SELF / JAMES BROWN

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米時間で2日に実施された "Black Tuesday"。黒人男性が白人警官に殺害されたのを機に、全米各地で抗議デモ湧き起こり、ローリング・ストーンズやビリー・アイリッシュなど多くのアーティストがそれに賛同した。一部が暴徒化したのは戴けないが、音楽業界も「仕事から離れてグローバル・コミュニティとつながる日にしよう」とブラックアウトを実施。メジャー・レーベルやアップル・ミュージック、米国作曲家作詞家出版社協会などがこれに賛同した。日本ではあまり取り上げられていないが、これは音楽ファンとして胸に刻んでおきたい出来事。そこでアフリカン・アメリカンへのリスペクトを込めて、ジェイムス・ブラウン『LIVE AT HOME WITH HIS BAD SELF』を。

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■ WHITE TRAILS / CHRIS RAINBOW

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6月のスタート。しばらくは新型コロナと上手に付き合いながらの日々になるが、いつまでも塞いだままではいられないので、ポジティヴに行きたい。まぁ、元々が能天気ですが… もちろん、そういう気分になれない、困窮している、って方も少なくないだろう。でもストレスを溜めてばかりでは、全米中に飛び火している暴動騒ぎみたいになるのがオチ。あれはコロナ禍に人種トラブルが発生しただけでなく、その裏に貧困や銃社会のあり方など様々な要因が複雑に絡んでのコトだと思うが、やはり分断政治を進めるトランプへのストレスも大きい。日本もアベ政治の歪みが相当に溜まってきているけれど、コロナ禍を除くと、やはり基本的には平和なんだろう。

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■ SCRATCH / THE CRUSADERS

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引き続き、『コロナ禍でライヴ文化を絶やすな!』シリーズ。クロスオーヴァー・フュージョン系で、前回ポストに記した条件を満たすのは、まず最初にコレだろう、クルセイダーズが74年に発表した名盤『SCRATCH』。ジャケにシッカリ、"RECORDED LIVE AT THE ROXY"とある。ロキシーはルー・アドラーが中心になって73年にオープンしたライヴ・クラブで、キャパは500シート程度。数々のライヴ名盤が録られているが、その最も初期の1枚だ。

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■ IT'S A POPPIN' TIME / 山下達郎

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コロナ禍でライヴ文化を絶やすな!ということで、昨日のカーティス・メイフィールド、ダニー・ハサウェイに引き続き。…といったら、日本じゃこの方しかいないだろう。山下達郎 78年のライヴ名盤『IT'S A POPPIN' TIME』。“あれ、『JOY』じゃないの?”と仰る方もおられようが、ココは敢えて『POPPIN' TIME』じゃなきゃならない、と思うのだ。

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■ CURTIS LIVE! / CURTIS MAYFIELD

curtis live

緊急事態宣言、遂に解除。発布前からずーっと缶詰で原稿を書いている自分には、直接的には関係ないものの、相方がずーっとテレワークで家にいたり、買い物に出かけづらいなど、やはりプレッシャーはのし掛かる。でも自分のごく近いところにいるミュージシャンやライヴハウス・スタッフ、イベント関係者などには、ずっーと収入ゼロの人もいるので、少しでも出口が見えてきたのは喜ばしい。ただライヴハウスというだけで規模や業態に関係なく十把一絡げで、支援金200万が上限って何なんでしょ? 初期段階でクラスターが出たからといって、見せしめ、もしくは生け贄にされてる感じは相変わらず。6月中下旬まで自粛要請するなら、収容状況とか小屋の広さとかによって指針作れよ。

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■ BONAROO

bonaroo

唐突にボナルー。少し前に聴き直す機会があって、「あれ〜っ、コレってこんなに良かったっけ?」と、記憶の中の音と実際の音に開きがあった。最初に聴く前に、変に期待を持ち過ぎたり先入観を抱いていたりすると、そのギャップに陥って魅力を感じられなかったりする。そこで少し時間を置くと、ニュートラルにスンナリ耳に入ってきたりするもの。あるいは、しばらく遠ざかっているうちに、こちらの感覚が少し変わってフィットすることも…。おそらく今回も、むかし聴いた時に少しばかり先入観があったのだろう。だってこのボナルー、ちょっとしたキャリア組の中堅ミュージシャンの集合体だったのだから…。

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■ DINNER MUSIC / CARLA BLEY

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フュージョンが拡大再生産ではなく、実験精神旺盛なリアル・クロスオーヴァーだった時代。その頃の面白いヤツが聴きたい、という気持ちで手にしたのが、このカーラ・ブレイの77年作。カーラ・ブレイって最近はほとんど話題に上がらないけれど、本当ならパット・メセニー級に注目されていてもよかったんじゃないの?と思う。デヴィッド・ボウイ『★(Black Star)』以降、若手のジャズ作編曲家/ビッグ・バンド・コンダクターが注目されているんだし。日本で言えば、挾間美帆とか。

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■ SANDINISTA!/ THE CLASH

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先週のストラングラーズ:デイヴ・グリーンフィールドの訃報に関してではなく、お怒りモードでザ・クラッシュ。しかも一番ヘヴィな『SANDINISTA(サンディニスタ!)』を聴いている。このアルバムは、ザ・クラッシュが80年に発表した4作目で、アナログ3枚組で出された問題作。もとよりレゲエを取り入れてきたザ・クラッシュだけど、ココではダブ的手法にも踏み込んでいる。過激なタイトルは、ニカラグアで79年に革命を起こし政権を奪取した左翼ゲリラ組織、サンディニスタ民族解放戦線に由来。反体制的なパンク・バンドの作品で、最も政治色の強いもののひとつだ。

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■ CALIFORNIA SHOWER / 渡辺貞夫

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引き続き、日本のジャズ・クロスオーヴァー/フュージョン事始めについて考察中。今回のお題目は、サックス奏者を中心に、という注釈付きなのだが、そうでなくてもやはり渡辺貞夫、ナベサダのことは忘れられない。60年代後半はボサノヴァやブラジル音楽、70年代前半はアフリカに魅せられていた感のあるナベサダだが、中盤からはそれまでのスタイル変遷を振り返るようにライヴ・アルバムを連発。その上でギアを切り替えるように突入したのが、77年作『MY DEAR LIFE』に始まるクロスオーヴァー/フュージョン・エラであった。

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■ IN THE GROOVE / 稲垣次郎 & HIS SOUL MEDIA

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日本のジャズ・クロスオーヴァー/フュージョン事始めについての考察を、某音専誌向けに執筆中。一般的に海外のクロスオーヴァー/フュージョンというのは、エレクトリック・マイルスに始まって、その薫陶を受けたチック・コリア、ジョー・ザヴィヌル、ハービー・ハンコック、ジョン・マクラフリンらが各々のグループでそれを進化させていったという考え方が主流である。でもその一方で、ソウル・ジャズ〜ジャズ・ファンクは、人気の割にかなり軽視されてきた。ハッキリ言って、もう片手落ちレヴェルである。

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