Light Mellow on the web 〜 turntable diary 〜

音楽ライター:金澤寿和の音盤雑感記
This is Music Journalist : Toshi Kanazawa's Blog. Sorry for Japanese only.

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Sorry for Japanese only.

Club・Jazz Funk

■ SUMMER MEMORIES / CAMERA SOUL

camera soul 023

ニュー・シンガー:サブリータ・ヴィーを迎えた
カメラ・ソウルの新たなる第一歩。
“イタリアのインコグニート”と呼ばれたこれまでよりも、
モア・ジャジー、モア・ソウルフル。
デビュー7作目(本邦5作目)で着々とステップ・アップしている彼らを、
改めて射程に捉えるべし。


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■ SEVEN / TRISTAN

tristan 7

オランダの実力派ジャズ・ファンク・グループ:トリスタンが放った、
新ヴォーカリストを迎えての2作目。
シャープなギター・カッティングに思わず腰が動くリード曲 “Diamonds”を筆頭に、
グルーヴ・シーカーたちの渇きを満たす好曲が渦巻く。
Kyd奏者コーエン・モレナールは、
インコグニート最新作『INTO YOU』にも大貢献。
要注目です!
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■ INTO YOU / INCOGNITO

incognito_into you

インコグニート、2023年の新作到着。シトラス・サンや、ジャイルズ・ピーターソンと組んだストラータなど、いくつかのプロジェクトを同時に回して気を吐くブルーイだけど、これで19枚目というインコグニートは本家・本元・家元・元祖。今作では新顔が多めながら、そのサウンドは19年の前作『TOMORROW 'S NEW DREAM』と比べても、何ら遜色はない。そういえば、その間には、8枚組ボックス『ALWAYS THERE : 1981-2021 (40 Years & Still Groovin) 』があったり、そこから抜粋した日本独自盤『TOKYO DREAM』もあったなぁ。

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■ EYES OF THE WORLD / SHAKATAK

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日本のベテラン・フュージョン・グループのいくつかも相当にしぶといが、この英国ジャズ・ファンクのレジェンドもバリバリ頑張っています。シャカタク、4年ぶりのニュー・アルバム『EYES OF THE WORLD』。企画モノや日本のみリリースが少なくないので、果たしてコレが通算でオリジナル何作目とかは言えないけど、デビュー43年目で、おおよそ30枚前後のリリースがあるのは確か。「ヘェ、まだ演ってたんだ…」なんて意地悪な声もありそうだけど、来日公演もコンスタントに行なっており、何年か前に足を運んだ時には手堅くオーディエンスを集め、なかなかの盛り上がり。あれにはちょっと驚いたものだ。

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■ ZEUS / MAX BEESLEY'S HIGH VIBES

max beesley

ジャズとクラシックの素養を持ち、
ヴィブラフォンを中心にドラムやパーカッション、
ピアノもプレイする英国のマルチ・ミュージシャン、
マックス・ビーズリー。
ポール・ウェラーのバンドに在籍したのをキッカケに、
インコグニートやブラン・ニュー・ヘヴィーズ、ジャミロクワイ、
リサ・スタンスフィールドとも共演している。
この初フル・アルバムでは、
ジョージ・ベンソンとの共演で知り合ったスティーヴ・ガッドを筆頭に、
ディーン・パークスや超話題のユニット:ホーン・ハウスとの
セッションで、超絶イカした刺激的ファンク・フュージョンを提示。
これぞ今の時代のリアル・クロスオーヴァー!
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■ CLOUDS ACROSS THE MOON:The Rah Band Story Vol 2 / THE RAH BAND

rah band box 2

昨今の80's回帰、シティポップ・ブームにもかなり影響を与えているハズのラー・バンド(RAH BAND)のCD5枚組ボックス第2弾が到着。ビートルズ、ポール・マッカートニーを筆頭に、60年代からロンドンで多くの大物アーティストのアレンジ・ワークをこなしてきた職人リチャード・アンソニー・ヒューソンのプロジェクト。彼の詳しいキャリアは、最初のボックス・セットが出た時のこちらのレビューをご参照戴くとして…。

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■ TOKYO DREAMS / INCOGNITO

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インコグニートの日本限定企画CD2枚組『TOKYO DREAMS』が登場。これは彼らの40年に及ぶキャリアを総括すべく、2021年暮れに編成された8枚組ボックス『ALWAYS THERE : 1981-2021 (40 Years & Still Groovin)』(詳細こちら)から、97年に日本でリリースされた『Tokyo Live 1996』と、ブルーイ選曲による『Unreleased Tracks + Rarities』の2枚を抽出したもの。そこへ新録した<You Are In My System>を追加収録している。

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■ STR4TASFEAR / STR4TA

str4ta 2

ドッヒャ〜、メチャかっこイイやんけ〜 と思わず小躍りしてしまったストラータ(STR4TA)の第2作。昨年リリースの『ASPECT』(その時のポスト)から約1年半ぶり。あの時も、インコグニートのブルーイと人気DJのジャイルズ・ピーターソンが組んだプロジェクトと聞いてチョッと意外だったけれど、1作きりの企画モノだと思っていたので、あっさり2作目が出て思っ切り意表を突かれた。もしかしたら、コロナ禍でインコグニートのツアーができないブルーイにとっては、スタジオ・ワークとして今 一番プライオリティの高いプロジェクトなのかもしれない。

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■ MESSAGES FROM THE STARS - The RAH BAND story Vol.1 / RAH BAND

rah band boxrah band box2

ハイブリッドなエレクトロ・ブリット・ポップのパイオニア、ラー・バンド(RAH BAND)のCD5枚組ボックス。78年〜80年代中盤までにオリジナル・アルバム4枚をリリース。そのうちインディ・リリースの初期3作と、その時期のシングルやリミックス、未発表ヴァージョンなどを5枚のディスクに集成した箱モノだ。オリジナル・アルバムはすべてCD化済みながら、シングルや12インチ音源には初デジタル化が少なくない。

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■ 5 / KHARI CABRAL & JIVA

khali cabrarl & jiva

ちょっとニュアンスが異なるけれど、一応 近年のジャズ・ファンク、といえば分かりやすいか? インディア・アリーのベーシストとして知られるアトランタ出身のベテラン・ベーシスト/プロデューサー、カーリ・カブラルのプロジェクト・アルバムがリリース。インコグニートのブルーイお墨付きの1枚だそうで、リリース元はそのブルーイ、ジャミロクワイのキーボード奏者;マット・ジョンソンらもアルバムをリリースする英国のソウル・レーベル Splash Blue。ムサいアートワークだけれど、このポーズ、どこかで見たような…?続きを読む

■ LADY CHAMPAGNE / T-GROOVE & GEORGE KANO EXPERIENCE

t-groove & george kano experience

 セーヌに映る摩天楼のキラメキが、水面のシンコペーションに波打つ。
 時計の針を止めれば、心はもうパリからTOKYOへと駆け出して。
 T-Grooveとジャズ・ファンク・ドラマーGeorge Kanoが発信する、
 ミラクルな日仏共同プロジェクト・アルバム。


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■ CURE THE JONES / MAMAS GUN

mamas gun_cure the jones

ヤング・ガン・シルヴァー・フォックスのシンガー:アンディ・プラッツのいるママズ・ガンの待望のニュー・アルバム『CURE TH JONES』。約4年半ぶりに降臨。アレッ YGSFとママズ・ガン、立場が入れ替わっちゃってますネ アンディ・プラッツにとっては、本来はママズ・ガンこそが活動母体。でも日本では、30歳代〜40代前半ぐらいの比較的若い音楽ファンはともかく、いわゆるエルダー層のAOR好きには、「YGSFを先に知った」という方が少なくないハズで。でもその逆転現象を一気に取り戻しそうなのが、この新作と言えそう。ちなみにカナザワ、今回初めてママズ・ガンのライナーを書かせて戴いてます。

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■ STUDIO CITY / THE SUPERHIGHWAY BAND

suoerhighway band

アース・ウインド&ファイアーがインストゥルメンタル・アルバムを作った?
それともシーウィンドがファンクをやったの?
CTI系のホーン・オール・スターズ?
ブレッカー・ブラザーズ秘蔵のL.A.セッション? 
いやいや、どれも違います。
その正体は、ヤング・ガン・シルヴァー・フォックスの頭脳ショーン・リーが、
彼らのホーン・セクションを担うトロンボーン奏者ニコル・トムソンと作った
ジャズ・ファンク・アルバム。
70~80'sスタイルの都市型ジャズ・ファンクには、
インストであっても 歌ゴコロが詰まっています。


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■ ALWAYS THERE : 1981-2021 (40 Years & Still Groovin) / INCOGNITO

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インコグニートの40年に及ぶキャリアを総括した、豪華CD8枚組ボックス・セット。自分が初めてインコグニートを知ったのは、81年のコンピレーション『SLIPSTREAM - The Best Of British Jazz-Funk』。サブ・タイトル通り、当時ロンドンで注目され始めたブリティッシュ・ジャズ・ファンクの新鋭グループを集めた2枚組で、シャカタク、レヴェル42、セントラル・ライン、モリッシー・マレン、フリーズ、ライト・オブ・ザ・ワールドなどをココで知った。もちろん、シャカタクが大ブームになるより前。どのバンドもデビューするかどうかのタイミングで、このコンピで初レコーディング、なんてバンドもあったと記憶する。そして前述のようにココから大きく羽ばたいた連中もいれば、早々に消えたバンドもいた。

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■ THRILL OF THE ARTS / VULFPECK

vulfpeck

ミニマル・ファンクとかフューチャー・ファンクとか呼び名は色々あるようだけど、スナーキー・パピーやハイエイタス・カイヨーテとかのニュー・フォーミュラで、最もポップなところにいるのが、このヴルフペック。初めて聴いたのが2作目『THE BEAUTIFUL GAME』で、最初は「なんじゃ、こりゃ?」と思ったけれど、アルバム毎に接するうち、徐々にフィットするように。そこに15年発表の1st アルバムが、国内初CD化された。

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■ ESAGERATO / CAMERA SOUL

camera soul 021

イタリア発信のオシャレ・ジャズ・ファンク・バンド:カメラ・ソウル、待望の本邦4作目。通算では6作目。コレ、かなり心待ちにしてました。この手ではインコグニート、ブラン・ニュー・ヘヴィーズ、それにオランダのトリスタン、なんてところに注目しているけれど、期待のトリスタンは女性シンガーが交替して少し小振りになってしまったので、カメラ・ソウルが今一番楽しみな存在。洒脱感と生のバンド感のバランス、ヴォーカルと演奏陣の距離感といったあたりがあ、何かとてもキモチいいのよネ

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■ ASPECTS / STR4TA

strata

ゴールデン・ウィーク最終日、コロナ云々に関係なく、ひたすら籠ってPCに向かって原稿打ち。ま、朝メシ前にウォーキングには出たけれど。歩きながらスマホで聴いたのは、豪華なメンツと充実した内容の割に今イチ話題になっていないような気がする新ユニット、ストラータ(STR4TA)の『ASPECTS』。コレ、アシッド・ジャズの生みの親として世界的に絶大な影響力を持つDJにして、レーベル・オーナーでもあるジャイルズ・ピーターソンと、インコグニートのブルーイがガップリ四つに組んだニュー・プロジェクトなのだ。

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■ DOUBLE PLATINUM 〜 T-GROOVE Works Vol.2

t groove works 2

最近いろいろと仲良くしているディスコ・クリエイター: T-Groove こと高橋佑貴のワークス集第2弾『DOUBLE PLATINUM』が出ている。“世界を股にかけて活躍する”という枕詞通り、デビューはフランスのDiggy Downからだったが、あれよあれよと知名度と評価を爆上げ。日本ではケミストリーやケイコ・リー、そして今井優子などのメジャー仕事を増やし、ディスコ系カタログの再発監修やコンピレーション選曲も多い。対して海外ワークスは、自ずとダンス系インディ・レーベルでのリリースに絡み、7インチ・シングルや、誰かのアルバムで1〜2曲リミックス/アレンジを担当するパターンが多々。そのタマ数がハンパなく、しかも国内リリースどころか限られた枚数しか輸入されないアイテムが多くて、まるで追随できない。そうしたワークスを集大成した ありがたく便利な一枚が、この『DOUBLE PLATINUM』である。

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■ WHAT COULD POSSIBLY GO WRONG / TRISTAN

tristan 2021

オランダの人気ジャズ・ファンク・バンド、トリスタン最新作が到着。カナザワ的には日本デビュー前から目をつけていた連中で、ほぼコンスタントに日本でもリリースがある。そうして彼らを知る人の間では かなり人気が高いのだが、プロモーションが行き渡らないのか、その輪がなかなか広がらない。17年の来日も喜び勇んで観に行ったが、“オランダのインコグニート” などと称されている割りには、集客はもうひとつ。アチラでは、19年発表の前作『THE SPICE OF FIVE』が、英国のソウル・アワード:Bright Star Award 2019で、インコグニートやカメラ・ソウルと並び最優秀グループ部門のノミネートされているというのに…

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■ FUNKY FLAMENCO - T-GROOVE PRESENTS FRENCH & BELGIUM DISCO BOOGIE 1975-1980 / Various Artists

funky flamenco

突然のポンタさんの訃報を引き摺っているのか、何だかモヤモヤ。グラミーも今年ほど興味を引かれないのは初めてのコトで、目に留まったのは シルク・ソニック(ブルーノ・マーズとアンダーソン・パークの新プロジェクト)のパフォーマンスなど、ごく一部。こういう風に集中力が上がらない時は、無理に仕事をしてても効率が悪いので、むしろ気分転換を図った方が良い。そこでこの、あまり頭を使わないで済むディスコ・コンピを

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クリス・スミス / ROOM INSIDE MY HEART
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